2016 Superbike World Championship

  • ■ 2018年 スーパーバイク世界選手権 第7戦 チェコ大会
  • ■ 開催日:2018年6月10日(日)
  • ■ サーキット名:ブルノ・サーキット(5.403 km)

レイはレース1で優勝し、史上最多優勝記録を樹立!
サイクスもレース1で3位表彰台に立つ。

#1 ジョナサン・レイ #66 トム・サイクス

 第7戦チェコ大会は、これまで通算59勝を挙げ、史上最多優勝記録でカール・フォガティと並んでいたジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team)が、レース1で60勝目を達成し、新記録を樹立した。「帝王」の異名を取ったカール・フォガティの記録を19年ぶりに塗り替えたレイは、世界記録樹立を記念したTシャツを着て表彰台に立ち、ファンから盛大な祝福を受けた。レイは2015年にKawasaki Racing Team に移籍。移籍したその年にタイトルを獲得して世界中の注目を集めると、2016年、2017年とタイトルを獲得、スーパーバイク世界選手権史上初の3年連続チャンピオンに輝き、Kawasakiも3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得。今年も7戦を終えて総合首位をキープ、4年連続チャンピオンに向けて着実に前進している。その中で最多優勝記録を更新し、スーパーバイク世界選手権の歴史にその名を刻んだ。

レポート

 新記録樹立の記念すべき舞台となったブルノ・サーキットは、2012年を最後にカレンダーから外れていたが、6年ぶりに復活して通算9回目の大会を迎える。久々にブルノを走ることになったレイは、転倒事故で赤旗中断再スタートとなった波乱のレース1で快走をみせる。予選2番手から2回とも好スタートを切り、レースの主導権を握るとライバルを圧倒。2位のメランドリ(ドゥカティ)に約5秒の大量リードを築いて、独走優勝を飾った。

 日曜日のレース2では、リバースグリッドのためレイは3列目9番手からスタートした。オープニングラップで7番手につけると、前を走るチームメイトのトム・サイクス(Kawasaki Racing Team)とともにポジションを上げていく予定だったが、3周目の12コーナーでサイクスとクロスラインで接触して転倒、リタイヤに終わった。レイがリタイヤするのは昨年のフランス大会のレース2以来、9戦18レースぶり。残念な結果に終わったが、7戦14レースを終え、総合2位のデービス(ドゥカティ)に65点差をつけて総合首位をキープした。

 チームメイトのサイクスは、2戦連続今季3回目のポールポジションを獲得。赤旗中断再スタートで、18周のレースが16周に短縮されたレース1では、3位表彰台を獲得。リバースグリッドで3列目7番手グリッドから挑んだレース2は、序盤6番手を走行、5周目に5番手へとポジションを上げたが、6周目の10コーナーで転倒。マシンを起こし最下位18番手でレースに復帰したが、ポイント獲得は果たせなかった。しかし、熱い走りにファンから大きな拍手が送られた。

 その他のKawasaki勢は、トプラク・ラズガットリオグル(Kawasaki Puccetti Racing)が10位&9位、ヨニー・エルナンデス(Team Pedrcini Racing)が11位&14位、ロマン・ラモス(Team Go Eleven Kawasaki)が13位&10位、レアンドロ・メルカード(Orelac Racing VerdNatura)がレース1で12位に入り、それぞれポイントを獲得した。

 併催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)は、アンソニー・ウエスト(EAB antwest racing)が7位、ロブ・ハートグ(Team Hartog - Against Cancer)が11位、大久保光(Kawasaki Puccetti Racing)は13位でフィニッシュ。それぞれポイントを獲得した。

  • #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス
  • #1 ジョナサン・レイ

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「ワールドスーパーバイクで最も優勝回数が多いライダーとなり、とても嬉しい。この優勝を祝いたいところだが、明日もレースがあるから有頂天になってパーティーをやってる場合ではない。これまで素晴らしいマシンに乗せてもらい、毎回表彰台に立つ機会を与えられ本当に幸運だ。60回目という記録的な優勝だけに、とても嬉しくてピットボードまで走っていった。アッセンの後、そしてイモラの前にここへきてテストを行った。本当にタイトなスケジュールだったが、チームが本当に努力してくれた。昨日は誰にとってもコンディションが良くて、ストレスは少なかった。ブルノで丸2日間、すべてのセットアップを試すことが出来たし、今日はそれほど心配はしていなかった。そこからすべてをまとめることが出来た」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(リタイヤ)

 「素晴らしい週末だった。でも残念ながら今日は思ったような終わり方とはならなかった。しかし、チャンピオンシップでリードを広げられたから、その結果で良しとしたい。序盤はとても快適だった。自分のペースはレースウィークを通してほかのみんなより一歩進んでいたし、18周のレースで焦って前に出る必要はなかった。徐々に差を縮め始めていた。序盤はみんな2分00秒台中盤から後半のラップタイムだったし、そのペースなら問題なくやっていけると思った。しかし、その後、自分に起きたことが僕のレースを終わらせてしまった。とても短いレースになってしまったし、あまり話すことはない」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(3位)

 「今日のレース中断と再スタートはあまり嬉しくなかった。クラッチが焼けないように気を付けなければならなかった。スタートで少しつまづいたが、安全なコンディションの中でレースを進められたし、その状況の中でベストを尽くした。ジョナサンと一緒に前へ出ようとしたけれど、アンダーステアでコーナリングに苦しんだ。暑いコンディションの中でみんな苦戦しているようだった。特に1コーナーと4コーナーはアンダーステアの徴候がひどく何もできない状態だったけれど、レースを通してサスペンションのフィードバックが良かったから3位を獲得できた。完璧なシナリオではなかったが、ほかのライダーたちよりもかなりいい結果だったし、喜ばなくてはいけないと思った」

トム・サイクスのコメント:レース2(16位)

 「ポイントを獲得できなかったのは残念だが、レースウィーク全体としてみればそれほど悪くはなかった。レース1の後に問題点をいくつか改善できていたし、今日はいいスタートが切れたから、すぐにプッシュできると思った。実際良いペースで走れて、前を走るユージン(・ラバティ)(アプリリア)とチャズ(・デービス)との差をすぐに縮められそうだった。今日はトップ争いができるマシンとパッケージがあったのだが、ユージンをパスしようとしたときに転倒してしまった。今日はコーナリングも良かったのだが、マシンを起こし11コーナーに向け加速してインに入ろうとした瞬間、フロントから転倒してしまった。スロットルを開けたときにフロントを失って転倒することは普通ないけれど、今日はそれで転倒してしまった」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 33 マルコ・メランドリ Ducati
3 66 トム・サイクス Kawasaki
4 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
5 22 アレックス・ローズ Yamaha
6 50 ユージン・ラバティ Aprilia
7 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
8 7 チャズ・デービス Ducati
9 2 レオン・キャミア Honda
10 54 トプラク・ラズガットリオグル Kawasaki
11 68 ヨニー・エルナンデス Kawasaki
12 36 レアンドロ・メルカード Kawasaki
13 40 ロマン・ラモス Kawasaki
14 12 シャビ・フォレス Ducati
15 21 マイケル・ルーベン・リナルディ Ducati
16 99 P・J・ジェイコブセン Honda
17 37 オンドレイ・イェジェク Yamaha
18 76 ロリス・バズ BMW

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 22 アレックス・ローズ Yamaha
2 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
3 7 チャズ・デービス Ducati
4 50 ユージン・ラバティ Aprilia
5 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
6 21 マイケル・ルーベン・リナルディ Ducati
7 2 レオン・キャミア Honda
8 12 シャビ・フォレス Ducati
9 54 トプラク・ラズガットリオグル Kawasaki
10 40 ロマン・ラモス Kawasaki
11 76 ロリス・バズ BMW
12 45 ジェイク・ガニエ Honda
13 99 P・J・ジェイコブセン Honda
14 68 ヨニー・エルナンデス Kawasaki
15 33 マルコ・メランドリ Ducati
16 66 トム・サイクス Kawasaki
17 36 レアンドロ・メルカード Kawasaki
18 37 オンドレイ・イェジェク Yamaha

2018年 スーパーバイク世界選手権 ポイントランキング

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