2017 Superbike World Championship

  • ■ 2017年 スーパーバイク世界選手権 第13戦 カタール大会
  • ■ 開催日:2017年11月4日(土)
  • ■ サーキット名:ロサイル・インターナショナル・サーキット(5.380 km)

レイが今季6回目のダブルウィンを達成し、年間最多ポイント記録も更新!
サイクスはレース1で6位に入り、総合3位でシーズンを終えた。

#1 ジョナサン・レイ #66 トム・サイクス

 第13戦カタール大会が、11月2日(金)から4日(日)までの3日間、ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。カタール大会は2005年に初めて開催され、2014年からナイトレースとして行われている。

レポート

 今季のKawasaki Racing Team は、第11戦フランス大会でジョナサン・レイが史上初の3年連続チャンピオンを獲得し、同大会で3年連続チームタイトルも確定。そして、第12戦スペイン・ヘレス大会では3年連続マニュファクチャラーズタイトルを獲得と、3年連続完全制覇という偉業を達成した。

 そして迎えた最終戦カタール大会。コースレコードでポールポジションを獲得したレイは、金曜日のレース1で2位を5秒近く引き離しトップチェッカーを受けた。また、リバースグリッドで3列目スタートとなった土曜日のレース2も、4周目でトップに立つと安定した走りをみせて勝利し、今季6回目のダブルウィン。完璧な内容でシーズンを終えた。また、レイの年間獲得ポイントは556点で、年間最多ポイント記録を更新。Ninja ZX-10RRのパフォーマンスを遺憾なく発揮するシーズンとなった。

 レイは、全13戦26レースで16勝を含む24回の表彰台に立つという偉業を達成したことについて、「表彰台に立つことが当たり前になっているのが怖い。この気持ちを引き締め、休養が終わり、来年に向けてのテストが始まったら気持ちを切り替えたい」とコメント。4年連続のタイトル獲得に気持ちを引き締めていた。

 チームメートのトム・サイクス(Kawasaki Racing Team)は、予選3位からレース1で6位。レース2は転倒という結果だったが、今季もレイとともにチャンピオン争いを繰り広げた。2013年以来、2度目のタイトル獲得は果たせなかったが、チームタイトルとマニュファクチャラーズタイトル獲得に大きく貢献、総合3位でシーズンを終えた。

 その他のKawasaki勢は、シルヴァン・ギュントーリ(Kawasaki Puccetti Racing)が両レースで8位。ロマン・ラモス(Team Kawasaki Go Eleven)が両レースで10位、オンドレイ・イェジェク(Grillini Racing Team)が両レースで14位、ロベルト・ロルフォ(Grillini Racing Team)が13位&15位で、それぞれポイントを獲得した。

 併催のスーパースポーツ世界選手権は、2戦ぶりに復帰のケナン・ソフォーグル(Kawasaki Puccetti Racing)が、予選4番手から3位でフィニッシュ。今季は開幕前の怪我でシーズン序盤を欠場、終盤も怪我のために欠場したことが影響して3年連続6回目のタイトル獲得には届かなかった。しかし、速さでは依然としてナンバー1の実力であり、来季の雪辱が期待される。

 以下、Kawasaki勢は、前大会に続きKawasaki Puccetti Racingから参戦したアンソニー・ウエストが5位、ジーノ・レイ(Team Kawasaki Go Eleven)が9位でフィニッシュ。渡辺一樹(Team Kawasaki Go Eleven)はリタイアだった。

  • #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス
  • #1 ジョナサン・レイ

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「このサーキットは、昨年チャズ(デービス)がとても強かったところで、優勝したいがとても難しいだろうと思っていた。でも正直、今年は去年より前進できたようだ。もちろんマシンは良くなった。特にシャシーが良くなり、昨年よりもかなり自信のあるレースが出来た。自分も今シーズンで一番うまく走れたと思うし、体力的も問題はなかった。トレーニングにも取り組んできたし、いろいろなことがいい具合にコンビネーションされた。マシンの全体的なパッケージがとても良くて、バランスも良かった」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(1位)

 「ポイントの記録樹立はうれしいが、我々の目標はチャンピオンシップを獲得すること。シーズン16勝というのは総レースの5割を超える。これは普通のことではない。これが最も大きな結果だと感じている。これまでずっと言ってきたように、今年の成績を振り返るたびに、言葉にならない。表彰台に上がることが普通のことのように感じてきているし、これは怖いことでもある。でも、いまはこの瞬間をとても楽しんでいる。上手くいかないときの難しさはわかっているつもりで、苦しい戦いも経験してきた。だから、このような機会を得られているのは素晴らしい事だし、カワサキにとても感謝している。チームの多大な努力の結果だからね。数週間したら、2018年に目を向けていきたい」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(6位)

 「序盤はジョナサンの後ろに付いたが、フロントもリアもチャタリングがひどくて、うまく走れなかった。昨日は1分58秒台と1分57秒台で走れたが、今日は気温が高くて1分59秒台が限界だった。ブレーキングがうまくできず、思ったようにコーナリングができなかった。かなりタイムを落したけれど、セッティングは何も変えていない。何もすることができなくて、とても残念。明日はいい結果を出したいと思う」

トム・サイクスのコメント:レース2(リタイア)

 「とてもいい形で最後の週末をスタートしたのだが、僕たちの望むようには進まなかった。レース2では、序盤に少しラップタイムを落としたけど、マシンの感触はとても良かった。でも、高速コーナーで転倒してしまった。みんな縁石に乗っていたが、僕は白線に乗ってフロントから転倒してしまった。昨日から少し調整をして今日はとてもいいラップタイムが出ていた。だからこのような終わり方が信じられなかった。ジョナサンにとっては素晴らしいシーズンだった。彼は最高の仕事を成し遂げたし、心から祝福したい」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 7 チャズ・デービス Ducati
3 33 マルコ・メランドリ Ducati
4 50 ユージン・ラバティ Aprilia
5 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
6 66 トム・サイクス Kawasaki
7 81 ジョルディ・トーレス BMW
8 05 シルヴァン・ギュントーリ Kawasaki
9 2 レオン・キャミア MV Agusta
10 40 ロマン・ラモス Kawasaki
11 11 ジェレミー・グラルノーニ Kawasaki
12 45 ジェイク・ガニエ Honda
13 44 ロベルト・ロルフォ Kawasaki
14 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 7 チャズ・デービス Ducati
3 22 アレックス・ローズ Yamaha
4 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
5 12 シャビ・フォレス Ducati
6 33 マルコ・メランドリ Ducati
7 50 ユージン・ラバティ Aprilia
8 05 シルヴァン・ギュントーリ Kawasaki
9 2 レオン・キャミア MV Agusta
10 40 ロマン・ラモス Kawasaki
11 35 ラファエレ・デ・ロサ BMW
12 45 ジェイク・ガニエ Honda
13 121 アレッサンドロ・アンドレオッジ Yamaha
14 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki
15 44 ロベルト・ロルフォ Kawasaki
16 11 ジェレミー・グラルノーニ Kawasaki

2017年 スーパーバイク世界選手権 ポイントランキング

Page Top