最も成功したカワサキの2ストロークレーサー。過激かつ先進的なデザインに加え、ロータリーバルブと逆回転2軸クランクを採用したタンデム(直列)ツインエンジンが特徴的だった。また、より小型で軽量なフレームと新開発のユニトラックサスペンションも強力な武器となった。
コーク・バリントンとアントン・マンクという2人の天才ライダーの手によって、1978年から1982年の間、KRシリーズはGP250とGP350のレースをほぼ手中に収める。KR250とKR350を併せて、世界選手権5年の間に72勝、8回の年間タイトルという偉業を達成した。
※写真は1979年 KR250