2018 Superbike World Championship

  • ■ 2018年 スーパーバイク世界選手権 第13戦 カタール大会
  • ■ 開催日:2018年10月27日(土)
  • ■ サーキット名:ロサイル・インターナショナル・サーキット(5.380 km)

迎えた最終戦、Kawasaki Racing Teamがレース1で1-2フィニッシュ!
レース2は雨のためキャンセルとなる。

#1 ジョナサン・レイ #66 トム・サイクス

 第13戦カタール大会が、ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。カタール大会は2005年に初開催、2010年から2013年の4年間はカレンダーから外れたが、2014年に復活。以降は、最終戦、そして唯一のナイトレースとして定着している。今年は金曜日に予選とレース1,土曜日にレース2を予定していたが、レース2は激しい雨の影響でキャンセルとなった。

レポート

 今シーズン最後のレースがキャンセルになったことで、選手たちや観客にとってはフラストレーションのたまるエンディングとなった。しかし、レース1でジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team)が今季17勝目を挙げ、トム・サイクス(Kawasaki Racing Team)が2位表彰台を獲得。Kawasaki Racing Team が今季4回目の1-2フィニッシュを達成し、今シーズンの活躍をあらためて証明した。

 Kawasakiは、レイが第12戦フランス大会で4年連続ライダータイトルを獲得。続く第13戦アルゼンチン大会では、4年連続マニュファクチャラーズタイトルを獲得した。今大会も、フリー走行でレイが2番手、サイクスが3番手。その後に行われた予選では、サイクスが今季6回目のポールポジション、レイが2番手と、両選手ともに好調な走りを見せた。そして迎えた決勝では、オープニングラップでトップに浮上したレイが、一度も首位を譲ることなく今季17勝目。そして、レイを追撃したサイクスが2位でフィニッシュと、Kawasaki Racing Teamにとっては完璧なレースだった。

 レース2では、数々の記録を打ち立ててきたレイのさらなる記録更新に期待が膨らんだが、雨の影響でレースはキャンセルに。記録更新はならなかったが、レイは今シーズン、4年連続ライダータイトル獲得のほか、選手権最多優勝記録を「71」へと伸ばし、史上最多となる11連勝を達成するなど、数々の新記録を樹立。Ninja ZX-10RRのパフォーマンスを最大限に発揮した。

  今シーズンを最後にKawasaki Racing Teamを離れることになるサイクスは、総合4位でシーズンを終えた。サイクスは2013年にKawasaki Racing Team でチャンピオンに輝き、以降も常にチャンピオン争いに加わった。そして、この4年間はチームメイトのレイとともに、マニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献。今シーズン最終レースとなったレース1では、今季8回目の表彰台に立ち、8年間在籍したKawasaki Racing Teamの最後のレースを表彰台で飾った。

 その他のKawasaki勢は、トプラク・ラズガットリオグル(Kawasaki Puccetti Racing)が10位、レアンドロ・メルカード(Orelac Racing VerdNatura)が12位、ロマン・ラモス(Team GoEleven Kawasaki)が14位、ガブリエーレ・ルイウ(Team Pedercini Racing)が15位に入り、それぞれポイントを獲得した。

 併催のスーパースポーツ世界選手権は、予選10番手から決勝に挑んだエクトール・バルベラ(Kawasaki Puccetti Racing)が7位、クリスチャン・シュタンゲ(Team GoEleven Kawasaki)が14位、ナチョ・カレロ(Orelac Racing VerdNatura)が15位で、それぞれポイントを獲得。大久保光(Kawasaki Puccetti Racing)は、予選14位から決勝に挑みリタイヤに終わった。

  • #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「このポジションに来るまでに、一生懸命に取り組んだ。今週末はマシンの感触をあまりつかむことができず、昨日の夜、チームに対して戦う自信が持てないと話した。しかし、チームの努力でマシンが良くなったから、自信を取り戻していい走りができた。チームと一緒に取り組み、自信を持てたことがうれしい。今年は、こうして苦戦したり自信がなくなったりすると、クルーチーフのペレがそれを好転させてくれた。彼には本当に感謝している。」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(中止)

 「今日は難しい状況だった。レースに向けて気持ちのギヤが入っていたので、走ることができずにフラストレーションがたまった。しかし、コースのコンディションは良くなく、特に15コーナーはとても難しかった。路面をクリーニングするたびに水がグラベルから入ってきて、水が全くはけていなかった。スーパーバイクのレースが見られず、ファンにとっても残念な一日になってしまった。でも安全が最も重要なので、正しい判断だったといえる。シーズンを振り返ると、僕たちの努力をとても誇りに思う。なぜなら今日のレースはキャンセルされたけれど、昨日のレースで優勝しているし、選手権を制覇できたからだ」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(2位)

 「全体的にはいいレースになったと思う。昨日のロングランでは、フロントタイヤの消耗が激しかったが、今日はすべてプラン通りに進んだ。フリー走行でのペースは良かったし、昨日より前進することが出来た。そして予選タイヤで挑んだスーパーポールでは、自分の思うままスムーズに走ることができた。スーパーポールでトップに立てて良かった。決勝では、序盤からフィーリングはよかった。そして、8周目くらいからもう少しプッシュできると感じたが、後続とのリードを考えてペースを落とした。レース終盤で後続とのギャップが縮まってきたのを知り、温存していたタイヤを使いペースを上げて、2位フィニッシュすることができた」

トム・サイクスのコメント:レース2(中止)

 「今日はレースができず奇妙な感じだった。なんとも言えない気分だ。今週末はマシンのセットアップが進み、今日は何かいい結果を出せる感じがした。最後の力を出してレースを楽しみたかったのに、とても残念だ。過去6年間、選手権のトップ3に入ってきたが、今年はそこから外れてしまった。でも、僕たちのスピードは疑う余地がない。昨日のレースは、4度のワールドチャンピオンとなったジョナサンからそれほど離れていなかったからね。Kawasaki、そしてKawasaki Racing Team のこれまでの努力に感謝したい」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 66 トム・サイクス Kawasaki
3 22 アレックス・ローズ Yamaha
4 50 ユージン・ラバティ Aprilia
5 33 マルコ・メランドリ Ducati
6 76 ロリス・バズ BMW
7 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
8 7 チャズ・デービス Ducati
9 45 ジェイク・ガニエ Honda
10 54 トプラク・ラズガットリオグル Kawasaki
11 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
12 36 レアンドロ・メルカード Kawasaki
13 12 シャビ・フォレス Ducati
14 40 ロマン・ラモス Kawasaki
15 16 ガブリエーレ・ルイウ Kawasaki

2018年 スーパーバイク世界選手権 ポイントランキング

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