2017 Superbike World Championship

  • ■ 2017年 スーパーバイク世界選手権 第4戦 オランダ大会
  • ■ 開催日:2017年4月30日(日)
  • ■ サーキット名:TTサーキット・アッセン(4.542 km)

Kawasaki Racing Teamが両レースで1-2フィニッシュ!
レイは今季3回目のダブルウインを達成!

#1 ジョナサン・レイ #66 トム・サイクス

 今年で26回目を迎えるオランダ大会が、4月28日から30日までの3日間、アッセンで開催された。決勝では、ディフェンディングチャンピオンのジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team)が今季3回目、アッセンでは2年連続のダブルウインを達成、3年連続チャンピオン獲得に向けて大きく前進した。

レポート

 予選では、アッセンのコースレコードを更新する1分33秒505で今季3回目のトップタイムを獲得。だが、セッション中に他車の走行を妨害したとして、1列降格の4番手グリッドからレース1に挑むことになった。しかし、オープニングラップで早々に2番手につけると、終盤でトップを走っていたデービス(ドゥカティ)抜いて今季6勝目を挙げた。続く日曜日のレース2では、リバースグリッドのため9番手グリッドからのスタートだったが、3周目にトップへ躍り出ると大きなリードを築く。そしてレース後半は、サイクスの追撃を退けて7勝目を達成した。

 レイにとって今大会は、スーパーバイク世界選手権参戦200戦目という記念すべき大会で、通算45勝(Kawasaki Racing Team で30勝)、表彰台96回(Kawasaki Racing Team で54回)、ポールポジション11回(Kawasaki Racing Team で7回)を達成する素晴らしい大会となった。

 アッセンでは通算10勝目。アッセンで二桁勝利を挙げたのは、カール・フォガティ(12勝)に続き2人目。レイは、「どうして得意なのか自分でもわからない」と語るが、今年もアッセンでは敵なしの強さだった。

 これでレイは、今季4戦8レースを終えて7勝、2位1回で総合2位のサイクスに64点のリード、総合3位のデービスに84点の大量リードを築くことに成功した。

 チームメートのサイクスも、予選2番手から2レースともに2位でフィニッシュし、今季6回目の表彰台を獲得した。Kawasaki Racing Team にとっては、今季3回目の1-2フィニッシュを達成。2年連続の総合1-2に向けて、また一歩前進した。

 今大会のサイクスは、ウイルス性胃腸炎にかかり体調面で問題を抱え、マシンもチームメートのレイと比べれば万全とは言えないセットアップだったが、Ninja ZX-10RRのパフォーマンスを見事に証明、アッセンに集まったKawasaki ファンを喜ばせることとなった。

 その他のKawasaki勢は、ロマン・ラモス(Team Kawasaki Go Eleven)が7位&11位。ランディ・クルメナハ(Kawasaki Puccetti Racing)が11位&14位、アレックス・デ・アンジェリス(Pedercini Racing SC-Project)が12位&15位。アイルトン・バドビーニ(Grillini Racing Team)がレース1で15位でフィニッシュ。それぞれポイントを獲得した。

 併催のスーパースポーツ世界選手権は、ウインターテストの怪我で序盤の2戦をキャンセルしたケナン・ソフォーグル(Kawasaki Puccetti Racing)が、復帰2戦目にして今季初ポールポジションから独走で今季初優勝を達成。3年連続6回目のタイトル獲得に向けてシーズンのスタートを切った。

 以下、ロブ・ハートグ(Team Hartog - Jenik - Against Cancer)が14位、カイル・ライド(Kawasaki Puccetti Racing)が12位で、それぞれポイントを獲得。渡辺一樹(Team Kawasaki Go Eleven)は、転倒リタイヤだった。

  • #66 トム・サイクス #1 ジョナサン・レイ
  • #1 ジョナサン・レイ #66 トム・サイクス
  • #66 トム・サイクス #1 ジョナサン・レイ

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「アッセンでは、勝てば勝つほどプレッシャーが大きくなるが、それを思えば、今日はとてもいいレースだった。アッセンでどうしてこれほどうまくいくのか自分でもわからない。でも、はっきりしているのは、バイクの状態がとても良かったこと。そしてチャズ(・デービス)が速い区間もあったが、自分が速い区間では、とてもいい走りが出来たし、ラップタイムを維持することが出来た。チャズを抜いてからもいいペースだったし、リードを広げようとしていた。毎回、最終シケインのブレーキングでチャズが抜こうとしてきたが、ラスト2周はリズムも良かったし、抑えることが出来た。しかし、最終ラップのチャズの転倒は正直とても残念だった」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(1位)

 「最高の週末だった。昨日のスーパーポールが特にうれしかったし、ラップタイムも、これまでの中では最速のラップだった。とても誇りに思う。もちろん2レースとも優勝できたことはとてもうれしい。今日のレース前半は可能な限り一生懸命に走った。大きなギャップを作っていたけれど、11コーナーでフロントが大きくスライド、足がステップから外れた。そんなこともあり、以降はとにかく安全に走ることを心掛けた。レース後半にも再び危ない瞬間があったけど何とか乗り切り、ラストラップは最終コーナーでトムを抑えた。僕のラインは最速ラインではなかったかもしれないが、インサイドに隙を作らず、最初にフィニッシュラインを越えることが出来た」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(2位)

 「明らかに100パーセントではなかったが、言い訳はしたくない。今日は、バイクのセットアップで妥協案を見いだせず完全ではなかった。明日はセットアップを変更して強くなれると思うし、その変更でさらに3秒はレースタイムを短縮できると思っている。今日は高速コーナーでタイヤからのフィードバックが完全ではなく、それで序盤にペースを上げられなかったが、その後ペースを取り戻し、トップとの差を縮めることが出来た。明日は今日の課題を解消したい」

トム・サイクスのコメント:レース2(2位)

 「僅差だった。僕の体調を理解してくれた観客と僕のファン、そしてチームのみんなに感謝している。昨日はまずまずのレースだったが、今日は理想的なセットアップを見つけようと、レースが始まる30分前まで、チーフクルーのマルセルと走りやすくするためにどうしたらいいかを話し合っていた。昨日のセットアップは完全に快適とは言えなかったが、今日は勝てるパッケージになっていると感じた。ただ、必要な時に必要な位置にいなかったことが敗因だった。いつも努力し続けている。勝てなくて本当に残念だった。でもレースウィークが始まったときの3番手というポジションを考えれば、2位を2度も獲得できるなんて考えもしなかった」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 66 トム・サイクス Kawasaki
3 33 マルコ・メランドリ Ducati
4 12 シャビ・フォレス Ducati
5 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
6 6 ステファン・ブラドル Honda
7 40 ロマン・ラモス Kawasaki
8 50 ユージン・ラバティ Aprilia
9 36 レアンドロ・メルカード Aprilia
10 2 レオン・キャミア MV Agusta
11 88 ランディ・クルメナハ Kawasaki
12 15 アレックス・デ・アンジェリス Kawasaki
13 35 ラファエレ・デ・ロサ BMW
14 69 ニッキー・ヘイデン Honda
15 86 アイルトン・バドビーニ Kawasaki
16 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 66 トム・サイクス Kawasaki
3 7 チャズ・デービス Ducati
4 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
5 22 アレックス・ローズ Yamaha
6 2 レオン・キャミア MV Agusta
7 81 ジョルディ・トーレス BMW
8 50 ユージン・ラバティ Aprilia
9 69 ニッキー・ヘイデン Honda
10 6 ステファン・ブラドル Honda
11 40 ロマン・ラモス Kawasaki
12 36 レアンドロ・メルカード Aprilia
13 12 シャビ・フォレス Ducati
14 88 ランディ・クルメナハ Kawasaki
15 15 アレックス・デ・アンジェリス Kawasaki
16 86 アイルトン・バドビーニ Kawasaki
17 35 ラファエレ・デ・ロサ BMW
18 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki

2017年 スーパーバイク世界選手権 ポイントランキング

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