2017 Superbike World Championship

  • ■ 2017年 スーパーバイク世界選手権 第3戦 スペイン大会
  • ■ 開催日:2017年4月2日(日)
  • ■ サーキット名:モーターランド・アラゴン(5.077 km)

レイがレース1で優勝!レース2は2位で、開幕から3戦6レース連続表彰台を獲得。
サイクスはレース1で3位表彰台に登壇。

#1 ジョナサン・レイ

 今年で7回目の開催となった第3戦アラゴン大会は、開幕戦から好調な走りを見せるジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team)が、予選2番手からレース1で優勝、レース2でも2位表彰台に立った。

レポート

 レイは金曜日のフリー走行でトップタイムをマーク。土曜日に行われたスーパーポール2では開幕3戦連続ポールポジションを逃すも、2番手につけフロントローを獲得した。そして迎えた決勝。レース1は、終盤までデービス(ドゥカティ)との一騎打ち状態だったが、17周目にデービスが転倒。レイは後続に4秒差をつけ優勝を決めた。レース2では、今季から採用されたリバースグリッドのために3列目9番手スタートとなったが、見事な追い上げを見せ1周目からトップ争いに参加。デービス、メランドリ(ドゥカティ)と激しい戦いを繰り広げ、2位でフィニッシュした。

 レース1では開幕戦から5レース連続優勝を達成し、自身の最多連続優勝記録を更新。そして開幕から6レース連続表彰台に立ち、総合2位のデービスに50ポイントのリードを築いた。

 また、レース1の優勝で通算43勝となったレイは、カール・フォガティの59勝、トロイ・ベイリスの52勝に続き、芳賀紀行と並ぶ歴代3位に入り、最多優勝記録のフォガティの記録にまた一歩近づいた。レース2の2位では、昨年のフランス大会のレース2から10レース連続表彰台獲得を達成した。10レース以上連続表彰台に立つのはこれで3回目となり、この記録は史上初。また、英国人ライダー通算200勝目を達成するなど、レイはNinja ZX-10RRのパフォーマンスを遺憾なく発揮し、次々に記録を更新した。

 Kawasaki Racing Team に移籍して3年目のシーズン。過去2年連続でチャンピオンを獲得してきたレイだが、Ninja ZX-10RRとともに、これまで以上に力強い走りを見せて序盤の3戦を終えた。

 チームメートのトム・サイクス(Kawasaki Racing Team)は、今大会体調が優れず、厳しい走りを強いられた。しかし、開幕戦から3戦連続のフロントロー獲得となる3番手から、レース1で3位、レース2では4位でフィニッシュした。最悪の体調だったが、ともにトップグループを視野に入れる我慢の走りで総合3位をキープ。総合2位のデービスとの差を4点に縮めた。

その他のKawasaki勢は、ランディ・クルメナハ(Kawasaki Puccetti Racing)が両レースで14位。アレックス・デ・アンジェリス(Pedercini Racing SC-Project)がレース1で15位、ロマン・ラモス(Team Kawasaki Go Eleven)がレース2で11位と、それぞれポイントを獲得した。

併催のスーパースポーツ世界選手権は、予選18番手と厳しいグリッドから決勝に挑んだカイル・ライド(Kawasaki Puccetti Racing)が、追い上げのレースで8位フィニッシュ。また、ロブ・ハートグ(Team Hartog - Jenik - Against Cancer)が12位。ズルファミ・カイルディン(Orelac Racing VerdNatura)が14位、渡辺一樹(Team Kawasaki Go Eleven)が15位でチェッカーを受けた。

ディフェンディングチャンピオンで2年連続チャンピオンのケナン・ソフォーグル(Kawasaki Puccetti Racing)は、シーズンオフのトレーニング中に負傷し序盤の2戦を欠場していたが、今大会より復帰。予選2番手からトップグループに加わったが、前車の転倒に巻き込まれてリタイヤに終わった。

  • #66 トム・サイクス #1 ジョナサン・レイ
  • #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「今日は自分のできる限りのレースをした。チャズが得意にする場所と自分が得意な場所が全く逆だった。そのため、このレースの中では、多くのことを学ぶことが出来た。自分としては、ブレーキング、切り返し、そしてタイヤのグリップの把握が非常に上手く出来ていたし、タイヤも最後まで持つだろうと確信していた。チャズが前にいるパートでは無理に前に出ようとしなかったが、後ろからチャズにプレッシャーをかけ続けた。その結果、チャズは何度かミスをしたし、ラスト2周の最終コーナーで彼は転倒した。最終ラップまでもつれこんでいたら、チャズは特に最終セクターで速かったので厳しい戦いになったと思う。とにかく、転倒したチャズが無事で何よりだった。結果的にチャズがクラッシュしたことで得た勝利になった訳だが、良く乗れていたし、転倒がなくても自分は勝てたと思う」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(2位)

 「3列目からのスタートになったが、早い段階でトップに出ることが出来た。しかし、今日は風が強く、ストレートでは誰も前に出ようとしないので辛いレースだった。その後、チャズが前に出てペースを上げていったので付いて言ったが、何回かミスをして、遅れては追い上げるという展開だった。最後は勝とうとプッシュしたが抜き返されてしまった。今日もコースの半分では自分が強かったし、それで勝てなかったのだから仕方がない。とにかく、昨日の大転倒から優勝したチャズにおめでとうと言いたい。今週は自分の調子が今一歩だったが、45ポイントを獲得することが出来て嬉しい。バイクは良い状態だし、次のアッセンを楽しみにしている」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(3位)

 「今日は体調不良のせいで朝4時に目が覚めてしまい、決勝になっても体調は悪いままで最後まで苦しいレースだった。食べ物も飲み物も体が受け付けなかった。ただ、こういう身体的なものは、レース中はなんとかなるものだ。今日は風が強くて、バイクの切り返しが厳しく、リアのトラクションもシビアだった。リアタイヤにプレッシャーをかける自分の乗り方のせいなのか、バイクが曲がりづらくなっていた。これについては何か解決策を考えなくてはいけない。明日は体力的もっと良くなっていることを願う。そして、バイクのセットアップが予定通り進められることを期待したい。レースでは、時々、プレゼントされるような結末があるが、今日がそうだった。我々は常に努力しているからね」

トム・サイクスのコメント:レース2(4位)

 「今日は回復することを期待していたのだが、何も食べられない状態が続いていて、昨日より体調は悪かった。とにかく、今日も風が強くて気持ち良く乗れなかった。特にフロントのフィーリングに影響があり、うまく荷重を掛けることが出来なかった。この部分については、明日のテストでしっかり確認したい。今大会は、トップグループのペースで走ることが出来なかった。その結果、3位/4位で終えることになった。体調は悪かったし100%の状態ではなかった。レースウイークを通じて体調が悪かったのは初めての経験だったが、全力を尽くした」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 33 マルコ・メランドリ Ducati
3 66 トム・サイクス Kawasaki
4 22 アレックス・ローズ Yamaha
5 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
6 81 ジョルディ・トーレス BMW
7 36 レアンドロ・メルカード Aprilia
8 50 ユージン・ラバティ Aprilia
9 6 ステファン・ブラドル Honda
10 69 ニッキー・ヘイデン Honda
11 2 レオン・キャミア MV Agusta
12 21 マルクス・ライターベルガー BMW
13 3 フリアン・シモン Aprilia
14 88 ランディ・クルメナハ Kawasaki
15 15 アレックス・デ・アンジェリス Kawasaki
16 84 リカルド・ルッソ Yamaha

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 7 チャズ・デービス Ducati
2 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
3 33 マルコ・メランドリ Ducati
4 66 トム・サイクス Kawasaki
5 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
6 12 シャビ・フォレス Ducati
7 81 ジョルディ・トーレス BMW
8 36 レアンドロ・メルカード Aprilia
9 50 ユージン・ラバティ Aprilia
10 2 レオン・キャミア MV Agusta
11 40 ロマン・ラモス Kawasaki
12 6 ステファン・ブラドル Honda
13 22 アレックス・ローズ Yamaha
14 88 ランディ・クルメナハ Kawasaki
15 3 フリアン・シモン Aprilia
16 21 マルクス・ライターベルガー BMW
17 86 アイルトン・バドビーニ Kawasaki

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