2017 Superbike World Championship

  • ■ 2017年 スーパーバイク世界選手権 第2戦 タイ大会
  • ■ 開催日:2017年3月12日(日)
  • ■ サーキット名:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554 km)

レイが2戦連続ダブルウインを達成!サイクスは3位&2位と2レース共に表彰台に登壇!

#1 ジョナサン・レイ

 第2戦タイ大会は、ディフェンディングチャンピオンのジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team)が、レース1とレース2を制し今季4勝目を挙げた。フリー走行でトップタイムをマークしたレイは、スーパーポール2で自身が持つサーキットベストタイムを塗り替える走りで開幕から2戦連続のポールポジションを獲得。決勝では、土曜日のレース1、日曜日のレース2ともに、予選までのアドバンテージをしっかり生かし、ライバルを圧倒した。

レポート

 レース1はオープニングラップで首位に立つと後続をぐいぐい引き離す快走で2位のデービス(ドゥカティ)に6.2秒の大差をつけて優勝。レース2は今年から採用されているリバースグリッドのため、3列目からのスタートとなった。序盤に発生した転倒事故の処理のため赤旗中断となり、20周のレースを16周に短縮して行われた。レイは、グリッドのハンディキャップをものともせず、短縮されたレース2でも2位以下に約4秒のリードを広げてフィニッシュ。開幕戦から4連勝を達成した。

 開幕戦オーストラリア大会が開催されたフィリップアイランドは、高速サーキットでスリップストリームの使い合いとなり大接戦が繰り広げられることの多いサーキットである。第2戦タイ大会の舞台であるチャーン・インターナショナル・サーキットは、長いストレートとタイトなコーナーが続き、エンジンと車体のバランスの良さを求められる。Kawasaki Racing Teamは、タイ大会において3年連続ダブルウインを達成。Ninja ZX-10RRのパフォーマンスを存分に発揮した。

 チームメートのサイクス(Kawasaki Racing Team)は、開幕戦オーストラリア大会から2戦連続で予選2番手につけ、決勝でも2レース連続で表彰台に立った。タイ大会では、昨年のレース2に続き2勝目を狙ったがレイの快走には及ばず、第1レースは3位、第2レースは2位。優勝こそ逃したものの、2レース共に表彰台に立つ活躍を見せた。第3戦からはサイクスが得意とするヨーロッパに舞台を移し、Kawasaki Racing Teamのチームメート同士のバトルが期待される。

 その他Kawasaki勢は、ロマン・ラモス(TeamKawasakiGo Eleven)が15位&9位。ランディ・クルメナハ(Kawasaki Puccetti Racing)がレース1で12位。アレックス・デ・アンジェリス(PederciniRacingSC-Project)がレース2で11位、オンドレイ・イェジェク(GrilliniRacingTeam)がレース2で13位、アイルトン・バドビーニ(GrilliniRacingTeam)がレース2で14位と、それぞれポイントを獲得した。

 併催のスーパースポーツ世界選手権は、ディフェンディングチャンピオンのケナン・ソフォーグル(Kawasaki Puccetti Racing)が、シーズンオフの怪我が完治していないため今大会も欠場した。そのソフォーグルの代役として出場した地元タイのティティポン・ワロコーンが予選18番手から決勝で4位と健闘。開幕戦オーストラリア大会で4位のカイル・ライド(Kawasaki Racing Team)が今大会も5位でフィニッシュ。トップから6点差の総合4位につけた。また、渡辺一樹(TeamGo Eleven)は、予選19番手から2戦連続でシングルフィニッシュとなる9位でチェッカーを受けた。

  • #1 ジョナサン・レイ
  • #66 トム・サイクス
  • #66 トム・サイクス #1 ジョナサン・レイ

ジョナサン・レイのコメント:レース1(1位)

 「自分がどんなペースで走れるのかわからなかった。優勝争いができるくらいの速さがあることはわかっていたが、1周目に0.4秒のギャップができたことを知り、できる限り集中して走ろうと決めた。1秒の差がつくと、後ろのライダーがスリップストリームを使えないことが分かっていたので、それからは自分のリズムで走るようにした。正直何度かミスをしたが、自分のペースである1分33秒台で走り続けることが出来た。そのリズムを維持し、プッシュしすぎないようにした。タイヤの右側を少し使いすぎたが、それは想定内だったし、結果的に6秒のリードを築くことが出来た。今回のレースにはとても満足している」

ジョナサン・レイのコメント:レース2(1位)

 「自分のキャリア史上、最高のシーズンスタートになった。可能な時に最大限ポイントを獲得していくことは大事なことだ。これまでもこうやってチャンピオンシップを積み上げてきた。勝てる時は勝たなければならない。そして、努力してポイントを積み上げていく。開幕2戦目にして、すでに昨年の優勝回数の半分に近い4勝を挙げた。いいシーズンのスタートが切れた。マシンはとにかく快適だ。フィリップアイランドと同じセットアップで走ったが、それがかなりフィットし、これまでにないバイクとの一体感があった。この先のレースに向けてまだ改善しなければならない部分はあるが、Kawasakiは、全力でマシン開発に取り組んでいる。今後もマシンがさらによくなっていくことを期待している」

  • #1 ジョナサン・レイ

トム・サイクスのコメント:レース1(3位)

 「レース序盤は少しブレーキングに限界を感じた。あまり強くブレーキを使えず、コーナーでバランスを取りにくくなってしまった。それでもコンスタントにペースを維持し、最後にはメランドリ(Ducati)とのギャップを縮めることに成功した。表彰台に上がることができたのはよかったが、序盤にペースをつかめなかったのは自分らしくなかった。最後はとにかくプッシュした。残り3周はコーナーの進入のラインを変え、タイヤをベストな状態で使うことができた。最後はいい仕事ができたと思うし、3番手を取り戻せてうれしい。セッティングを改善し、明日に向けて備えたい」

トム・サイクスのコメント:レース2(2位)

 「今日は勝てなかったが、2位になることが出来た。最後にどれだけスマートなレースができるかが勝負だった。メランドリの走りに限界が見えたので最終ラップは僕の方にマージンがあることが分かった。最終コーナーまでのツイスティなセクションでは彼の方が速かったので、僕はうまくまとめて走らなければならなかった。最終ラップにようやく、1分33秒7のボードが見えた。これはレース全体の僕のファステストだった。マシンは徐々に良くなってきているし、安定性も高いが、今のパッケージをもう少し改善しなければならない。レイとのギャップを縮め、さらにスピードを高めていきたい」

  • #66 トム・サイクス

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 7 チャズ・デービス Ducati
3 66 トム・サイクス Kawasaki
4 33 マルコ・メランドリ Ducati
5 60 マイケル・ファン・デル・マーク Yamaha
6 22 アレックス・ローズ Yamaha
7 81 ジョルディ・トーレス BMW
8 2 レオン・キャミア MV Agusta
9 69 ニッキー・ヘイデン Honda
10 6 ステファン・ブラドル Honda
11 12 シャビ・フォレス Ducati
12 88 ランディ・クルメナハ Kawasaki
13 32 ロレンツォ・サバドーリ Aprilia
14 21 マルクス・ライターベルガー BMW
15 40 ロマン・ラモス Kawasaki
16 15 アレックス・デ・アンジェリス Kawasaki
17 84 リカルド・ルッソ Yamaha
18 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 1 ジョナサン・レイ Kawasaki
2 66 トム・サイクス Kawasaki
3 33 マルコ・メランドリ Ducati
4 22 アレックス・ローズ Yamaha
5 81 ジョルディ・トーレス BMW
6 7 チャズ・デービス Ducati
7 69 ニッキー・ヘイデン Honda
8 12 シャビ・フォレス Ducati
9 40 ロマン・ラモス Kawasaki
10 21 マルクス・ライターベルガー BMW
11 15 アレックス・デ・アンジェリス Kawasaki
12 84 リカルド・ルッソ Yamaha
13 37 オンドレイ・イェジェク Kawasaki
14 86 アイルトン・バドビーニ Kawasaki
15 50 ユージン・ラバティ Aprilia

2017年 スーパーバイク世界選手権 ポイントランキング

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