2017 All Japan Road Race Championship

  • ■ 2017年 全日本ロードレース選手権 第6戦 もてぎ2&4
  • ■ JSB1000
  • ■ 開催日:2017年8月20日(日)
  • ■ サーキット名:ツインリンクもてぎ(4.801 km)

ねばりの走行で5位入賞を果たした渡辺選手。
1000分の1秒の単位まで同着だった松崎選手は9位チェッカー。

Ninja ZX-10R

 公式予選は計時方式のノックアウトスタイル。Q1のカットラインは上位26台。このQ1でトップ6に入るとQ2をパスしてQ3にジャンプアップできる。残る20台でQ2のタイムアタックが行われ、トップ4がQ3に進出する。計10台に絞られたQ3で、トップ10の決勝グリッドが決定する。
 今にも降りだしそうな空模様で、80%を超える湿度。サーキット内は非常に蒸し暑い状態となったが、路面コンディションはドライ。わずかに青空ものぞく状況で予選は行われた。
 #23 渡辺一馬選手はQ1の前半で、5番手となる1分50秒418のタイムをたたき出し、Q3へのジャンプアップを決めた。#46 松崎克哉選手も前半で1分52秒210をマークしてQ2に駒を進めた。Q2に臨んだ#46 松崎克哉選手は3周目に1分52秒535をマークしていたものの、ベストセッティングを出せず20台中13番手(決勝は19番グリッド)。Q3への進出はかなわなかった。
 Q2をパスして、トップ10台のみで競うQ3に臨んだ#23 渡辺一馬選手は、20分間の走行枠を大きく二つに分けてタイムアタックを開始。自己ベストとなる1分49秒731をマークして5番グリッドを獲得した。

レポート

 昨夕の土砂降りの影響で、朝のウォームアップはわずかにウエットパッチが残る状態。それでも夏の太陽がみるみる路面を乾かしていった。#23 渡辺一馬選手は1分51秒535、#46 松崎克哉選手は1分53秒201で決勝に向けたマシンセットを確かめた。
 決勝のスタートは、午前10時20分。23ラップで行われる。まずまずのスタートを切った#23 渡辺一馬選手は、グリッド通りの5番手でオープニングラップを通過。1分50秒前半のタイムを刻みながら、上位をうかがう展開となる。その後、中盤で6位に後退するも、粘り強く1分51秒台前半でトップグループを追う。
 レース折り返しを過ぎても1分50秒後半のアベレージタイムをキープするが、トップグループとのギャップを埋めるまでにはいかなかった。ところが、残り3ラップとなったところでトップが転倒。その間に再び5位に浮上すると、後続に大きなアドバンテージを持ったままチェッカーを受けた。
 シリーズポイントは16を加算。わずか2ポイント差で2位のポジションを譲ったが、シリーズ後半は始まったばかり。ホームコース・オートポリスでの優勝で一発逆転を狙う。

 予選で思うようなライディングができなかった#46 松崎克哉選手のスターティンググリッドは19番手。渋滞にひっかかるとポジションアップが厳しくなる位置だ。#46 松崎克哉選手はオープニングラップで数台をパスすると、2周目には15番手に浮上。5台ほどのグループの最後尾にすべりこんだ。そこからは粘りの走行。走行ラインが異なるライダーに対しては、立ち上がり重視のライディングでこれをパス。18周目には集団を抜け出して、目安としていた10番手につけた。残り3ラップを切ったところでトップのアクシデントがあり、9位にポジションアップする。
 前を逃げるライダーの背中もぐんぐん近づき、ファイナルラップではテールトゥノーズの接近戦に。ドッグファイトは最終ラップ・最終コーナーまで続き、サイドバイサイドの展開になる。コントロールラインを通過したタイムは1000分の1秒までまったく同じ。写真判定の結果、9位となったが最後の最後までファンを魅了する走りが見られた。シリーズポイントは12を獲得。計61ポイントに伸ばした。

  • #23 渡辺 一馬
  • #23 渡辺 一馬
  • #46 松崎 克哉

渡辺 一馬(5位)のコメント

 「決勝レース序盤で出した1分50秒台前半のアベレージをキープするレース展開を考えていましたが、少し及びませんでした。それでもレース全体のタイムは上がっているし、マシンのセッティングなどまとまってきていたので、レース結果に対しては前向きにとらえています。今できること、出せるタイムには到達している。ただ、「一馬をKawasakiに招き入れてよかった」と行っていただけるレース展開には程遠かった。次のオートポリスで、皆さんも納得いただける結果を出します。」

松崎 克哉(9位)のコメント

 「追い上げレースは楽しかったけど、もっと早い段階でレースセットを決め込んでターゲットを絞ったレースプランを立てられるようにならないとダメです。濱原選手とのデッドヒートももう1周早めの追い上げに成功していれば1000分の1秒の同着もなく、勝っていたと思います。この反省をしっかり叩き込んで、オートポリスでは序盤から前でレースできる展開に持ち込みます。」

釈迦堂監督のコメント

 「両ライダーの成長に加えマシンも確実に課題を克服していい流れで来ています。8耐でかなりの周回を担当した松崎は、異なるクラスのマシンとタイヤから、再びJSBに戻ったことで「勘」を取り戻すのに時間がかかりましたがレースの追い上げは目を見はるものがありました。渡辺も堅実な仕事をしてくれました。6月のもてぎよりも確実な速さを手に入れているし、安定したタイムを刻めるようになっている。オートポリスに照準を合わせて、優勝を狙える位置にいると思います。」

  • #23 渡辺 一馬
  • #46 松崎 克哉

リザルト

Pos. No. Rider Machine
1 5 野左根 航汰 Yamaha YZF-R1
2 12 津田 拓也 Suzuki GSX-R1000R
3 634 高橋 巧 Honda CBR1000RR SP2
4 72 高橋 裕紀 Honda CBR1000RR
5 23 渡辺 一馬 Kawasaki Ninja ZX-10RR
6 104 山口 辰也 Honda CBR1000RR SP2
7 88 清成 龍一 Honda CBR1000RR
8 50 濱原 颯道 Suzuki GSX-R1000R
9 46 松崎 克哉 Kawasaki Ninja ZX-10RR
10 94 浦本 修充 Suzuki GSX-R1000
11 39 酒井 大作 BMW S1000RR
12 71 加賀山 就臣 Suzuki GSX-R1000
13 18 近藤 湧也 Yamaha YZF-R1
14 9 藤田 拓哉 Yamaha YZF-R1
15 85 中冨 伸一 Yamaha YZF-R1
16 47 上和田 拓海 Yamaha YZF-R1
17 090 秋吉 耕佑 Honda CBR1000RR
18 34 岡村 光矩 Kawasaki Ninja ZX-10RR
19 43 須貝 義行 Aprilia RSV4 RF
20 41 樋口 耕太 Suzuki GSX-R1000

2017年 全日本ロードレース選手権 ポイントランキング

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