2017 All Japan Road Race Championship

  • ■ 2017年 全日本ロードレース選手権 第1戦 筑波大会
  • ■ J-GP2 / ST600 / J-GP3
  • ■ 開催日:2017年4月9日(日)
  • ■ サーキット名:筑波サーキット(2.070km)

コースレコードの渡辺はセカンドグリッド
激しいトップ争いを演じ開幕戦の表彰台を獲得した

#26 渡辺 一樹

レポート

 4輪レース・スーパーフォーミュラーとの共催「2&4」で開幕を迎えた2016シーズン。鈴鹿国際サーキットは久しぶりに快晴の週末を迎え、予選日ながら23000人のファンを集めた。エントリー台数は56台。予選カットラインの44台を大きく上回る賑わいとなり、A-Bグループわけによる計時予選が午前11時過ぎから35分ずつ行われた。Aグループの渡辺は、積極的にタイムアタックを開始。残り5分を切ったところで2分6秒台を連発。コースレコードを塗り替える2分6秒181をマークした。惜しくもアタック終了直後に、津田選手(スズキ)にレコード更新されるもその差はわずかに0.078秒差。堂々のフロントロウを獲得した。
 一方、エースの柳川も奮闘。金曜日に行われたフリー走行では、300キロオーバーの最速タイムを連発すると、驚異の308.2キロをマークするなど昨年度からの進化を見せつけ、予選への期待も膨らんだ。Bグループの予選がスタートすると早くも3ラップ目に、2分7秒252をマークして、渡辺に続く6秒台が現実味を帯びてきたが、惜しくも更新ならず。グループ3位で2列めの6番グリッドとなった。

 決勝日の朝は予想だにしなかった雨。午前8時過ぎから行われた30分間のウォームアップ走行は、レインタイヤを装着しての走行となった。柳川、渡辺両選手は午後からの天候回復をにらみ、マシン確認にウエイトを置いた走行に終始した。20ラップの決勝レースは午後1時にスタート。フロントロウからとびだした渡辺は、ホールショットこそ奪えなかったが2コーナーで津田選手を捉えると、トップに躍り出とそのままオープニングラップをトップで通過した。シーズン開幕ということも影響したのか、オープニングラップから転倒者が続出し、2ラップ目には5台が早くも姿を消した。トップグループは渡辺を先頭に津田、高橋(ホンダ)、中須賀(ヤマハ)、山口(ホンダ)、そして柳川の6台が等間隔に並んで、お互いをけん制しあうレース展開になった。

トップグループの隊列が崩れ始めたのは、レース序盤の5周目あたりから。山口と柳川がグループから離脱し始めると、逆に中須賀がポジションアップして2位に浮上し、津田とともに渡辺の背後に急接近してきた。この時のラップタイムは2分7秒中盤とこれまでにないハイレベルな戦い。6周目のデグナカーブでついにトップの座を明け渡した渡辺だったが、逃げようとする津田の背後にピタリとついて追走し、息をもつかせぬトップ争いを繰り広げる。

 ところが、サイドバイサイド、抜きつ抜かれつの激しいトップ争いが影響したのか、レース折り返しのあたりから渡辺のペースが思うように上がらなくなり、3位に後退。それでも裏ストレートで、ポジションを取り返した渡辺だったが、シケイン侵入で再び3位におさまると、その後は追い上げ体制に入れずポジションキープしたまま3位でチェッカーを受けた。

 一方、柳川はスターティンググリッドと同じ6番手で序盤からレースを展開。トップグループの隊列後方から追い上げを狙っていたが、レース前半でマシンの挙動に違和感を感じはじめ、ペースアップができない状態となっていた。コースの後半でその傾向が顕著にあらわれ始め、ストレートスピードで得たアドバンテージを十分活かせずストレスを抱えたままの周回を重ねていた。それでもラストラップには、果敢なアタックを見せ、ポジション奪回を試みたが周回遅れに行く手を阻まれてしまい9番手でチェッカーを受け開幕戦を終えた。

  • Ninja ZX-10R
  • #87 柳川 明
  • #26 渡辺 一樹

渡辺 一樹(3位)のコメント

 「フリー走行から予選にかけて、いろいろ試していたことがかみ合ってコースレコードをマークすることができました。昨年までのマシンと違って、コーナリングスピードの向上にフォーカスしたマシン調整を行ってきた成果だと思います。さらにロングランも試しておきたかったのですが、決勝レースではその部分がウィークポイントとなって表れたのかもしれません。タイヤが厳しくなってからのコントロールをどうすべきかを考えさせられたレースとなりました。もちろん悔しいです。1年ぶりの表彰台と言っても、優勝以外は2位も3位も同じ。この悔しさを次戦で晴らしたいと思います。」

柳川 明(9位)のコメント

 「マシンの持つキャラクター(個性)にうまくアジャストできないままレースウィークに突入してしまい、その性能を100%引き出すことができませんでした。フリー走行で300キロオーバーを連発したことでもわかるように、マシンのアドバンテージをどうプラスに転じるかが今後大きな課題になってくると思います。決勝レースでは想定していなかった課題が出てきてしまい、その対処に終始。最終ラップにはポジション挽回を狙ったライディングをしましたが、ちょっと遅かったかもしれません。来週はもうオートポリスなので、時間が全くありませんが可能な限り課題解決の策を講じて、開幕戦の雪辱を晴らしたいと思います。」

釈迦堂監督のコメント

 「渡辺選手に関しては、レースウィークの組み立てがうまくいき、フリー走行、予選と狙い通りの走行を重ねて決勝を迎えることができました。ポールこそ逃しましたが、2分5秒台も現実味を帯びてきましたね。「勝てるレース」を逃したのは悔しい限りですが、次戦オートポリスを含め2016シーズンを占う意味で得るものが多かったレースでした。柳川選手に関しては、新しくなった車両の作りこみに対し、少し違和感を感じながらレースウィークに入ったことが響いたのかもしれません。アジャストする能力・パフォーマンスのある選手なので、次戦以降はまとめてくると思います。ぜひ応援よろしくお願いいたします。 」

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リザルト

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2017年 全日本ロードレース選手権 ポイントランキング

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