2017 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2017年 全日本モトクロス選手権 第5戦 東北大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2017年7月16日(日)
  • ■ 会場名:藤沢スポーツランド

小方誠が5連勝で自己ベスト更新!
新井宏彰がカムバック、3位のポディアムに登壇!

#10 小方 誠

 藤沢スポーツランドは、昨年カワサキが1-2フィニッシュを達成した験の良い会場だ。パワーとテクニックが要求されるサンドコースで、新井宏彰(K.R.T.)が総合優勝、田中教世(K.R.T.)が総合2位と活躍した昨年。小方誠(グリーンクラブ・ピュアテックRT)は、転倒などの影響により総合6位にとどまったが、今季は絶好調を維持して藤沢に赴いている。
 カワサキチームグリーンのテントの下には、猛暑対策が施された2台のKX450F-SRが並んでいた。ゴールド地のポイントリーダーズゼッケンに換装された小方車。第3戦広島、第4戦菅生と4連勝中で、ランキング首位固めに万全の構えだ。その隣には新井車。ヒザの負傷で菅生を欠場した新井が、当初の予定よりも早くカムバックできたことで、チームの士気は上がっていた。
 ヒート1では小方と新井が揃って好スタートを決め、オープニングラップ1~2番手を独占した。小方が徐々にリードを広げながらも、カワサキチームグリーンの1-2態勢が、15分すぎまで続く。後半になると新井のペースが衰え、成田亮、平田優、山本鯨に先行を許した。小方は後半、10秒以上の独走状態をキープして優勝。新井は5位でチェッカーを受けた。
 午後になると空模様が急変し、ヒート2は強い降雨によってマディコンディションとなった。好スタートを決めた小方は、2コーナーで転倒を喫してほぼ最後尾。新井は成田、山本、平田に次ぐ4番手でオープニングラップをクリアした。やがて単独走行となった新井は、一時大きく広がったマージンを挽回。ラスト2周でトップの成田が転倒したため、3位の座を得た。小方はペースが上がらず、挽回は9位までにとどまった。
 今大会終了時点でのIA1ランキングは、山本が首位に浮上し、小方は3点差の2位となっている。

レポート

●小方誠の第5戦(IA1/1位/9位)

 今回から付けることになったゴールドゼッケンですが、結構ラメが効いてて似合ってると思います。カッコいい! という印象しかなくて、ポイントリーダーのプレッシャーみたいなものは、全然ありません。
 藤沢では4回練習しました。そのうち1回がチームの事前テストで、3回は自力で練習に来ました。前日の昼過ぎに埼玉を出発して、夜こっちに到着して1泊。翌朝から練習して3時頃まで走って帰るというパターンです。藤沢以外では、富津のサンドコースで走り込んでいました。
 去年の藤沢では、裏の登りでウイリーしてコースアウトという大失敗をやらかしましたが、一昨日の下見でそのときのことを鮮明に思い出しました。コースを歩きながら「あぁこのあたりでめくれて、気が付いたら林の中にいたなぁ」って。でもコース脇ぎりぎりのところにいいラインがあったので、林の方を見ないようにして使うことにしました。
 ヒート1はスタート3~4番手だったんですが、その裏の登りで田中選手や新井君を抜いてトップに立てたので、1周目から理想的なレースになりました。公式練習や予選のときからいろんなラインを試していたので、思い切りリードを広げて優勝することができました。これで5連勝ですが、今まで経験がなかったことだったので、やったー! うれしい! という喜びしかありません。
 レース中はさすがに暑くて、頭がくらくらしていました。藤沢の暑さはもっと強烈なのを練習で経験していますが、レースとなると暑さが倍増されたように感じるので、辛かったことは確かです。いやもう、序盤から辛かったですよ。でもトップに立てたので、暑さを気にしないようにして走りきりました。
 ヒート2は雨でマディになりましたが、スタート直後に2コーナーで転倒してしまいました。トップの成田選手に並んだので、ちょっと慎重さを欠いて頑張りすぎたのかもしれません。ほぼビリからの再スタートになりましたが、ハンドル周りが泥だらけになってしまったことで、なかなかペースを上げられないまま終わりました。
 追い上げが全然できず9位だったので、ランキングは2位に下がりましたが、3ポイント差なので次で逆転したいと思っています。マディ対策の一つとして、サスセッティングを再確認する必要があるかもしれません。これからマシンを洗車してもらった後、サグを測り直したりして、泥の付着による影響を調べてみます。

  • #10 小方 誠
  • #10 小方 誠

●新井宏彰の第5戦(IA1/5位/3位)

 今回はだましだまし出ることにした復帰戦だったので、体調は100パーセントではありませんでした。ヒザが完治してから出るとなると、準備なども含めて普通なら9月の名阪あたりになりますが、プロのライダーとしてそんなに休んではいられないので…。
 練習はつい最近始めたばかりで、先々週から再開して事前テストに間に合ったところ。1ヶ月走っていなかったので、そのブランクは大きかった。レースに出られたというだけという感じですが、カムバックできたことはプラスに捉えています。1戦欠場しただけに、またチャンピオン争いに加わるのは厳しいけれど、少しでもポイントを獲得して追いかけようという気持ちで走りました。
 ヒート1はスタートが上手く決まって、2番手、3番手を走れたんですけど、スピードもないしフィジカルも落ちてるし、終盤になると抜かれてしまいました。独創的なラインを見つけることもできず、すでにできているラインをなぞっているだけのような走りでしたね。
 特にペース配分を考えてセーブしたわけでもなく、行けるとこまで行こうと思って走ったんですが、だんだん疲れが出てきてしまい、得意の後半勝負に持ち込めませんでした。そんなに甘くはないですね。藤沢の暑さが堪えたというよりも、練習不足で自分のフィジカルが足りなかっただけです。特にこの暑い時期の走り込みは大事なので、ブランクがもろに出たということでしょう。
 ヒート2はどしゃ降りでマディになったので、淡々と走ることを心掛けました。序盤は遅かったけれど、中盤以降はペースを上げることができました。前の集団に追い着いたり、最後は成田選手の転倒で表彰台に立てましたが、復帰戦なのでラッキーだったと思います。
 マディは神経を使うけれど、体力的には楽なんです。得意なコンディションではないんですけれど、今の身体の状態には合っていたのかもしれません。全体的に車速が落ちるので、それが功を奏したのでしょう。一方でマディになると足を接地する頻度が増えるので、その点では気を付けました。
 次の菅生までにはまた1ヶ月以上のインターバルがあるので、もっとコンディションを戻せます。100パーセントで優勝争いできるようになるのは、9月の名阪以降になるかもしれませんが、ファンのみなさんの期待に応えられるように頑張ります。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 10 小方 誠 Kawasaki KX450F-SR
2 1 成田 亮 Honda CRF450RW
3 400 山本 鯨 Honda CRF450RW
4 99 平田 優 Yamaha YZ450FM
5 331 新井 宏彰 Kawasaki KX450F-SR
6 166 星野 優位 KTM 450SX-F
7 45 大塚 豪太 Honda CRF450R
8 8 星野 裕 Kawasaki KX450F
9 7 深谷 広一 Suzuki RM-Z450WS
10 113 田中 雅己 Honda CRF450R
11 15 鈴木 正明 Suzuki RM-Z450
12 20 白石 翔也 Yamaha YZ450F
13 89 阿部 公亮 Yamaha YZ450F
14 09 小野 千成 Honda CRF450R
15 44 小島 庸平 Suzuki RM-Z450WS
16 19 長門 健一 Honda CRF450R
17 22 諸見里 祐哉 Suzuki RM-Z450

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 400 山本 鯨 Honda CRF450RW
2 99 平田 優 Yamaha YZ450FM
3 331 新井 宏彰 Kawasaki KX450F-SR
4 1 成田 亮 Honda CRF450RW
5 166 星野 優位 KTM 450SX-F
6 7 深谷 広一 Suzuki RM-Z450WS
7 15 鈴木 正明 Suzuki RM-Z450
8 45 大塚 豪太 Honda CRF450R
9 10 小方 誠 Kawasaki KX450F-SR
10 8 星野 裕 Kawasaki KX450F
11 113 田中 雅己 Honda CRF450R
12 89 阿部 公亮 Yamaha YZ450F
13 19 長門 健一 Honda CRF450R
14 22 諸見里 祐哉 Suzuki RM-Z450
15 09 小野 千成 Honda CRF450R

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 888 勝谷 武史 Honda CRF250RW
2 31 渡辺 祐介 Yamaha YZ250FM
3 922 古賀 太基 Honda CRF250R
4 30 岡野 聖 Yamaha YZ250F
5 17 安原 志 Kawasaki KX250F
6 48 鳥谷部 晃太 Yamaha YZ250F
7 912 小川 孝平 Honda CRF250R
8 58 松浦 勝志 Yamaha YZ250F
9 43 内田 篤基 Suzuki RM-Z250
10 02 大城 魁之輔 Honda CRF250R
11 53 佐藤 亮 Suzuki RM-Z250
12 06 西垣 魁星 Yamaha YZ250F
13 52 平山 力 Kawasaki KX250F
14 54 高輪 喜樹 Honda CRF250R
15 40 道脇 右京 Honda CRF250R
16 07 町田 旺郷 Yamaha YZ250F
17 03 石浦 優 Suzuki RM-Z250
18 65 土屋 元希 Kawasaki KX250F
19 41 鈴村 英喜 Honda CRF250R
20 57 大木 汰一 Kawasaki KX250F

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 31 渡辺 祐介 Yamaha YZ250FM
2 912 小川 孝平 Honda CRF250R
3 48 鳥谷部 晃太 Yamaha YZ250F
4 17 安原 志 Kawasaki KX250F
5 52 平山 力 Kawasaki KX250F
6 30 岡野 聖 Yamaha YZ250F
7 53 佐藤 亮 Suzuki RM-Z250
8 42 北原 岳哲 Kawasaki KX250F
9 377 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
10 56 菅谷 峻介 Kawasaki KX250F
11 43 内田 篤基 Suzuki RM-Z250
12 59 迫田 勇馬 Kawasaki KX250F
13 38 池本 凌汰 Suzuki RM-Z250
14 06 西垣 魁星 Yamaha YZ250F
15 65 土屋 元希 Kawasaki KX250F
16 02 大城 魁之輔 Honda CRF250R
17 58 松浦 勝志 Yamaha YZ250F
18 40 道脇 右京 Honda CRF250R
19 41 鈴村 英喜 Honda CRF250R
20 07 町田 旺郷 Yamaha YZ250F

2017年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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