2016 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2016年 全日本モトクロス選手権 第3戦 中国大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2016年5月15日(日)
  • ■ 会場名:世羅グリーンパーク弘楽園

新井宏彰が5位/4位に入賞
田中教世はクラッシュに巻き込まれリタイア

#331 新井 宏彰

レポート

●新井宏彰の第3戦(IA1/5位/4位)

 グリーンパーク弘楽園は得意なコースなんですが、今回は慎重になりすぎて不本意な結果に終わりました。土曜日曜ともに天気が良く、小まめな撒水の効果でホコリも少なかったので、観戦するにはベストコンディションだったと思います。ただ、ライダーにとっては路面の変化に神経を使う難しさがあり、そこが明暗の分かれ目だったような気がします。
 ヒート1はスタート2番手で出たんですが、序盤は撒水で滑りやすくなった路面を警戒するあまり、ペースが上がらないでいるところを抜かれました。特に世羅の下りとか、10番ポスト手前の下りなどは、ジャバジャバ撒いてあって完全にウェットでした。IA2のレース中は程良く湿ったような状態で、そのままでいいんじゃないかと思ったんですが、IA1のレース前にずいぶん撒水が行われたようです。
 徐々にポジションを落とした結果、成田選手がトップで逃げて、ヤマハ勢、熱田選手、その後ろに自分がいる形になったんですが、そこではまって抜けないうちに終わってしまいました。中盤から勝負を仕掛けたんですが、熱田選手にラインを読まれていてダメでした。湿ったところも時間が経つと乾いてくるものなんですが、結局1本ラインになってしまうので、もっと早く仕掛けるべきでした。
 パッシングポイントは、旧フープスの位置に出来た連続ジャンプから次の左コーナーまで。手前の右コーナーでインに入って、ジャンプで並んで左コーナーのアウトでかぶせる感じ。連続ジャンプと言っても、2連+テーブルトップだけなので、みんな同じように飛んでいたし、差が付きにくかった。以前のようなフープスの方が、勝負しやすかったですね。インからリズムを合わせて行くのか、アウトバンクの加速でスピードを乗せて行くのか、作戦の違いを見せられるポイントでもあったと思います。
 ヒート2はスタート出たんですけれど、1コーナー進入でオーバーランしてしまいました。出足はホールショットでしたが、アウト側の杭ぎりぎりまで突っ込みすぎて、なんとか向きを変えてる間にインから抜かれました。そんなわけでホールショットも帳消しになり、6番手から挽回を開始しました。
 レース中盤、成田選手が落ちてきたので抜いて、熱田選手も抜いて、終盤は3位の小島選手が見えてきたので、手応えを感じていたんです。タイム差も詰まってきたので行けるかなと思ったんですが、ラストラップに追い付いたものの抜くまでには至らなかった。あと1周あれば…という展開でした。パッシングしながら上がれたし、かなり攻めることもできたので、内容的にはヒート1より良かったと思います。
 弘楽園というとカチパンのイメージが強いかもしれませんが、今回はそれほどでもなく、常に湿り気がある路面でした。序盤はウェット、後半はベストコンディションになる感じ。タイヤは両ヒートともミディアムを選択しました。昨日の予選ではハードを履いたんですが、フロントが切れ込んで転倒、そのイメージが残っていたからです。スタート直後はハード路面用タイヤだと泥が詰まりやすいので、ミディアムに変更しました。気持ち的にはハード寄りでしたけれど…。
 勝ってるコースだし、もっと上に行きたかったですね。子供も来ていたし、表彰台のセンターだったら一緒に上がろうと思っていたんです。家族が来られる次の機会となると、神戸大会になりますね。もちろん神戸(第5戦)までお預けというわけじゃなく、菅生(第4戦)でも勝ちに行きますけどね。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

●田中教世の第3戦(IA1/DNF/DNS)

 ヒート1のスタートで多重クラッシュに巻き込まれて、腕を負傷してしまいました。1コーナーまでは5~6番で、まあまあだったんですが、そばで誰かが転倒してリアをすくわれた感じで、コケたところに後からどんどん重なってきて…。痛めたのは右前腕です。転倒したときに打ったのか、下敷きになって圧迫されたのかよくわからないんですが、とにかく力が入らなくて動かすと筋肉が痛かった。
 それでも1ポイントでいいから取りたいと思って走り出したんですが、前輪のスポークが1本折れていたので、ゆっくり走ってピットインしました。再スタート後も1周で2本目が折れたので、もう一度ピットインしたんです。転倒したときに2本折れたのかもしれないし、連鎖的に2本目が折れたのかもしれない。たぶんクラッシュしたときに、誰かのステップとかが絡んだんでしょうね。腕の痛みもあったし、これ以上は厳しいなと判断してリタイアしました。
 昼休みにはとりあえず氷で腕を冷やしながら、ぎりぎりまで様子を見ました。骨には異常なさそうなんですが、とにかく右腕に力が入らなかった。1時間前の段階で無理そうだったので、ヒート2の出走は諦めました。弘楽園は得意なのに、情けないですね。筋肉だけだとしたら休めば治ると思います。
 オフビレ(第2戦川越)からほぼ1ヶ月空いていたので、弘楽園には何度か来て練習しました。事前テスト以外にも後輩を誘ったりして個人練習を積んだせいか、ここまでの2戦と比べると身体もよく動いていました。昨日の予選ではスタートで出遅れた上に、散水で転倒者が多かった。そんなことを気にしているうちに前が逃げてしまい、その後は中団に捕まってペースを上げられなかった感じです。
 弘楽園ではコースレイアウトの変更があり、査察を担当しました。各チームが持ち回りで行われるんですが、今回はカワサキの番で選手会長のいるスズキも合流しました。最も大きな変更点はラムソンジャンプの右に作られた迂回路。これは従来の1コーナーをショートカットした後に多発する転倒を回避するためのもので、査察はクリアしたもののライダーズミーティングで意見が分かれました。結果的に従来のスタート方法が採用されましたが、赤旗が出されることもあったので、どちらがいいのか判断するのは難しそうです。
 今大会に備えたテストではマシン作りも順調に進んで、トリプルクランプ周辺の剛性を上げたり、サスセッティングも減衰力を強めに変更して、弘楽園スペシャルが準備できていました。以前は剛性よりも取り回しの軽さを重視していたんですが、ここにはタイトなコーナーもないし、全体的にハイスピードコースなので、接地感と進入時のしっかり感を出してもらいました。また単品ジャンプが多く着地の踏ん張りも重要なので、前後ともバルブセッティングを変更しました。
 感触が良かっただけに、リタイアは残念です。苦手なオフビレを乗り切ったのに、得意な弘楽園でこうなるとは…。うーん…噛み合わないですね。でも、IA1は流れが変わってきたので、そこに自分も加わりたいと思います。

  • #8 田中 教世
  • #8 田中 教世

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 982 成田 亮 Honda CRF450RW
2 99 平田 優 Yamaha YZ450FM
3 6 三原拓也 Yamaha YZ450FM
4 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
5 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
6 13 深谷広一 Suzuki RM-Z450
7 1 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
8 100 北居良樹 KTM 450SX-F
9 166 星野優位 KTM 450SX-F
10 9 星野 裕 Kawasaki KX450F
11 01 長門健一 Honda CRF450R
12 12 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 41 馬場大貴 Honda CRF450R
14 42 稲垣達樹 Suzuki RM-Z450
15 15 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 318 沼田誠司 Kawasaki KX450F
17 14 池谷優太 Suzuki RM-Z450

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 99 平田 優 Yamaha YZ450FM
2 6 三原拓也 Yamaha YZ450FM
3 1 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
4 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
5 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
6 13 深谷広一 Suzuki RM-Z450
7 9 星野 裕 Kawasaki KX450F
8 982 成田 亮 Honda CRF450RW
9 100 北居良樹 KTM 450SX-F
10 12 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
11 42 稲垣達樹 Suzuki RM-Z450
12 166 星野優位 KTM 450SX-F
13 01 長門健一 Honda CRF450R
14 41 馬場大貴 Honda CRF450R
15 14 池谷優太 Suzuki RM-Z450
16 318 沼田誠司 Kawasaki KX450F
17 18 白石翔也 Yamaha YZ450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 28 能塚智寛 Honda CRF250RW
2 29 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
3 32 渡辺祐介 Yamaha YZ250F
4 912 小川孝平 Honda CRF250R
5 122 古賀太基 Honda CRF250R
6 47 内田篤基 Suzuki RM-Z250
7 36 横澤拓夢 Honda CRF250R
8 54 渡辺涼太 Kawasaki KX250F
9 52 植田翔太 Kawasaki KX250F
10 50 辻 拓人 Honda CRF250R
11 58 高輪喜樹 Honda CRF250R
12 05 森 優介 Honda CRF250R
13 02 鈴村英喜 Honda CRF250R
14 03 大木汰一 Kawasaki KX250F
15 35 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
16 51 近藤祐介 Honda CRF250R
17 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
18 06 笠原氷河 Yamaha YZ250F
19 34 大塚豪太 Honda CRF250R
20 08 岡山大樹 Suzuki RM-Z250

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 28 能塚智寛 Honda CRF250RW
2 31 岡野 聖 Yamaha YZ250F
3 32 渡辺祐介 Yamaha YZ250F
4 122 古賀太基 Honda CRF250R
5 36 横澤拓夢 Honda CRF250R
6 912 小川孝平 Honda CRF250R
7 38 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
8 39 道脇右京 Honda CRF250R
9 54 渡辺涼太 Kawasaki KX250F
10 50 辻 拓人 Honda CRF250R
11 05 森 優介 Honda CRF250R
12 02 鈴村英喜 Honda CRF250R
13 06 笠原氷河 Yamaha YZ250F
14 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
15 34 大塚豪太 Honda CRF250R
16 46 小林秀真 Kawasaki KX250F
17 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
18 61 宗本駿真 Yamaha YZ250F
19 03 大木汰一 Kawasaki KX250F
20 58 高輪喜樹 Honda CRF250R

2016年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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