2015 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2015年 全日本モトクロス選手権 第9戦 関東大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2015年10月4日(日)
  • ■ 会場名:オフロードヴィレッジ

新井宏彰が今シーズン3勝目をゲット!
三原拓也は8位/6位

#331 新井 宏彰

レポート

新井宏彰の第8戦(IA1/4位/1位)

 春のオフビレ(第2戦川越・4月19日)ではピンピンを獲ったので、比較的いい気分で今大会に臨むことができました。事前テストは初日の午後から雨、2日目はマディ…。2日合わせて1日分しか走れなかったんですが、テストの前に里帰りを兼ねて乗り込みに来ていたので、特に心配はありませんでした。しばらく休んでいたシンタン(井上眞一)がカムバックするというので、呼び出して一緒に練習したり結構楽しくやりました。
 今大会のヒート1は、スタート4番手ぐらいで出られたので悪くない入り方でした。小方選手、小島選手、星野優位選手が前にいて、自分の方が速い実感があったんですが、パッシングポイントがなかなか見つけられずにもたつきました。春のオフビレには長いストレートのウェイブやフープスがあって、ラインが分かれるので勝負できた。それに比べると今回のレイアウトではタイトなコーナーが増えたので、パッシングポイントがあまりなかったんです。
 序盤は出遅れていた成田選手に抜かれたりして、ポジションを落としながらも星野選手の後ろにつけていました。相手のミスで何度か並びかけたんですが、抜き去るまでには至らず時間がかかってしまいました。終盤になってエンストで止まった熱田選手の脇をすり抜け、最終ラップで星野選手の前に出たんですが、小方選手の真後ろのラインに入ってしまい、ジャンプを飛べずにまた元に戻り、4位に終わりました。スピード的には勝っていたはずですが、抜けずじまいで内容的に悪いレースでしたね。
 ヒート2に備えてコースを下見すると、ブルが入ってかなりワダチが均されていました。きれいになったので、これは差が付きにくいだろうなという印象。ヒート1でも抜くのに苦労したので、同じことをやっていたらだめだと切り替えました。そこで少ないポイントの中から、強引な抜き方でもいいから自分の速さを生かせるラインを何ヶ所か選んでおいたんです。3コーナーから上がってテーブルを2個飛んでスピードを乗せて、その先の地味な左コーナーで仕掛けて、立ち上がりで前に出るというのが一つの形でした。星野選手を攻略したのもあの辺でした。
 ヒート2はスタートが上手く決まったんですが、アウト側からだったのでホールショットは取れませんでした。ゲート選びを考えた時に、みんながイン側に固まっていたので、アウトからまくってみようかと。全然自分らしくない作戦だったので、見ていた人は「何で新井がアウト?」って思ったかもしれません。5~6番手からじわじわと上がり、前でクラッシュがあったりして、10分後にはトップの星野選手に次いで2番手になりました。
 冷静に追いかければ捕まえられる。そう思って攻めたらその通りになりました。成田選手が後ろから来ていたので、早めに前に出て逃げたかった。トップに立ってからは思いきりスパートしたんですが、途中からちょっと曇って涼しくなったので楽でした。後半の体力にはもともと自信がありましたが、成田選手には体力以外の何か特別な力があるので、用心はしていました。それでもプラス9秒まで離したあたりで、これは自分のレースだと確信しました。
 今シーズン3勝目。うれしいけれど、他で勝ってないので、オフビレだけの新井とか言われるのは嫌ですね。地元意識はあります。今は神戸に住んでいるので、名阪や広島に対しても同じような気持ちがありますが、やっぱり関東にはそれと違った感じがあって、自分を後押ししてくれる。昔から一緒にレースしてきた仲間や知り合いが大勢いるし、応援してくれる気持ちが伝わってくるんです。それだけに他のコースでも勝たないといけませんね。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の第8戦(IA1/8位/6位)

 ヒート1はスタート10番手ぐらいで、前半はバタバタしてしまいました。イン側から8番目あたりのゲートを選んだんですが、周りのライダーに負けてしまって…。さらに5周目あたりでエンストして、混戦の中だったんでポジションを落としてしまい、そこからの追い上げにもずいぶん手間取りました。8番まで挽回した時には、もう前には誰もいなくてそのままゴール。自分で出遅れて、自分でミスって、何事もなく8位というレースでした。
 ヒート2は気持ちを入れ替えて集中しようと思ったんですが、またスタートに失敗して出遅れました。10番手あたりだったかな。その後いいラインを見つけながら、ちょっとずつ挽回していきました。前の方で数台が縦につながって接戦になっていたのは、僕からも見えていました。最終ラップで6位をゲットしたんですが、すぐ前にいた熱田選手がインを開けたので、無理やり入って抜いたんです。いつもの熱田さんらしくなかったですね。転倒もしていたし、結構バタバタしているようでした。
 前回のオフビレ(第2戦川越・4月19日)では、新井君と僕で1-2フィニッシュだったから、今回も行きたかったですね。でも全然いいとこなかったです。走り自体は悪くなかったと思うんですが、トップライダーの間ではタイム差もあまりなかったので、今回はスタートが重要でした。前回のオフビレではスタートの良さに助けられたけれど、今回は2ヒートとも失敗でした。
 新しいコースにはコーナーが増えて、くねくねしすぎて抜きどころが少なかった。レーンが2本に分かれるコーナーは、前のライダーの出方を見てラインを変えるポイントにはなっていました。でもどちらが有利かというと、それほど決定的な差はなかったように思います。前がインに行ったら自分はアウトに。立ち上がってみても変化はなし。土がソフトだったので掘れていて、相手がバランスを崩したりすれば、次の連続ジャンプで抜けるかもしれないという感じでした。
 今回もチームの事前テストとは別に、自分のハイエースで来て個人的に練習していました。一度神戸に帰ってから、チームで来る時は新幹線でしたけれど…。事前テストに来た頃、関東では雨が多くて走行禁止の日に当たったりしました。まあそんなことは言い訳になりませんね。最終戦ではスタートに集中します。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

井上眞一の第8戦(IA2/15位/10位)

 今大会と最終戦の菅生だけスポットで走ることになりました。去年限りでレース参戦には一区切りをつけて、開発テストだけは続けていたんです。引退…とは言っていません。引退を表明してしまうと、もう出ちゃいけませんみたいな感じになるじゃないですか。だから一区切りということにしておいたんです。
 開発テストだけでレースのない生活は、目標がなくて物足りなかったんですね、やっぱり…。それで会社に相談したら、出てもいいということになりました。ほとんど1年ぶりのレースでしたが今日はものすごくいい天気で、みなさんにとっては好条件でも、自分には想定外の暑さがきつかったです。10月だからもっと涼しいだろうと思っていたのに、甘かったですね。
 参戦準備は7月頃からトレーニングを始めて、徐々に身体作りをしてきました。3ヶ月あれば以前のようなフィジカルコンディションに戻せるだろうと思っていたんですが、準備不足を痛感しました。ライディングは開発テストで乗ってはいましたが、30分間走り続けることはしないし、やっぱりマシンを評価しながら走るので、レースを想定した練習とは全く違います。
 ヒート1はスタート3番手ぐらいでした。実は密かにホールショット賞を狙っていたんですよ。そのくらいなら割と現実的かなと…。それはさておき、10分頃までは5番手あたりだったんですが、後半になってから相当抜かれて、その時点で心身ともにタレてしまいました。力も入らないし、思ったラインに入れず、ジャンプも飛べなくなったり…。走りながら情けなくなりました。こんなはずじゃなかったのにと思いながら、15位でレースを終えました。
 ヒート2は1コーナーを4~5番手で回って、1周目7番手。そこからポジションの変動はありながら、10番手前後を走行していたんですが、ヒート1よりは粘れたかなと思っています。もっとちゃんと走らないといけないという気持ちが強かった。ヒート1よりもラインを変更したりして、その積極策が功を奏したようです。
 ヒート1で富田選手のタイトルが決まりましたが、去年よりも成長している印象でした。僕が遅くなったことと相まって、余計に速さを感じたのかもしれません。最終戦は雨になるといいですね。菅生にはTK(勝谷武史)がエントリーしているので、KRTのテントが狭くなりますね。ここに4台並べるのかな。もしかしたら僕がはみ出して、隣でイージーアップ立てたりすることになるかもしれませんね。

  • #37 井上 眞一
  • #37 井上 眞一

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450RW
2 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
3 7 星野優位 Honda CRF450R
4 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
5 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
6 2 小方 誠 Honda CRF450RW
7 8 深谷広一 Honda CRF450R
8 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
9 15 星野 裕 KTM 450SX-F
10 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
11 13 北居良樹 KTM 450SX-F
12 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
13 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
14 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
15 61 島﨑 優 Honda CRF450R
16 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
17 16 田中教世 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
2 1 成田 亮 Honda CRF450RW
3 7 星野優位 Honda CRF450R
4 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
5 8 深谷広一 Honda CRF450R
6 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
7 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
8 2 小方 誠 Honda CRF450RW
9 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
10 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
11 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
12 13 北居良樹 KTM 450SX-F
13 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
14 15 星野 裕 KTM 450SX-F
15 61 島﨑 優 Honda CRF450R
16 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
3 43 渡辺祐介 Yamaha YZ250FM
4 38 小川孝平 Honda CRF250R
5 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
6 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
7 01 古賀太基 Honda CRF250R
8 50 道脇右京 Honda CRF250R
9 52 北原岳哲 Kawasaki KX250F
10 36 大塚豪太 Honda CRF250R
11 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
12 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
13 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
14 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
15 37 井上眞一 Kawasaki KX250F
16 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
17 60 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
18 07 菅谷 峻介 Kawasaki KX250F
19 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
20 05 内田篤基 Suzuki RM-Z250

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 113 田中雅己 Honda CRF250R
3 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
4 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
5 36 大塚豪太 Honda CRF250R
6 51 近藤祐介 Honda CRF250R
7 43 渡辺祐介 Yamaha YZ250FM
8 50 道脇右京 Honda CRF250R
9 38 小川孝平 Honda CRF250R
10 37 井上眞一 Kawasaki KX250F
11 01 古賀太基 Honda CRF250R
12 05 内田篤基 Suzuki RM-Z250
13 03 小林秀真 Kawasaki KX250F
14 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
15 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
16 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
17 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F
18 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
19 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
20 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250

2015年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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