2015 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2015年 全日本モトクロス選手権 第7戦 SUGO大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2015年8月30日(日)
  • ■ 会場名:スポーツランドSUGO

スタックやクラッシュが多発するマディコンディションに
新井宏彰も三原拓也も苦戦

#822 三原 拓也#822 三原 拓也#822 三原 拓也

レポート

三原拓也の第6戦(IA1/9位/12位)

 いやぁ、難しいコンディションでした。普通の雨なら走れますけど、こんなマディは苦手です。普段練習しているパーク神戸のウルトラマディの何倍も難しい。こんなワダチだらけの中でも速い人は速いので、自分の実力不足を痛感しています。
 マディにもいろいろありますが、雨が上がって乾いてきたりするのと違って、今回は2日間とも降っていたので沼のようなところがありました。そんな状況だったので、予選では3回も転倒して10位。新井君は予選3位だったので、やはり自分の力不足ですね。
 ヒート1はスタート7~8番ぐらいだったんですけど、泥をかぶってすぐに前が全然見えなくなって、ティアオフをはがしたりしてるうちに後ろの方に埋もれたみたいです。淡々と走っているうちに少しは挽回したようですが、それほどペースも上がらず9位でした。ちょっと止まったりしたんですが、転倒はなく無難に走りきったという感じです。
 ヒート2はスタートが悪くて、いきなり泥水の洗礼を受けました。特に2コーナー辺りの水たまりがすごくて、一瞬で何も見えなくなったんですが、それでも勘を頼りにくぐり抜けました。ショートカットで奥のヨーロピアンがなくなったんですが、ピット前のコンディションが深いマディですごかった。そこで手こずって、3~4回コケました。3コーナー前の水たまりでも転倒。あそこの水たまりは何もなさそうに見えても中にワダチがあって、入った途端に横向いたりするので難しい。ワダチの形も徐々に変化するし、臨機応変のテクニックが必要でしたね。
 マディの走り方は頭ではわかっているんです。とにかくスタックしないように、ミスなく走り続けること。ただし自分が行きたかったいいラインでも、誰かがスタックしていたら避けて他のラインを走らないといけない。走りながら瞬時に判断しないといけない。誰かに合わせて止まると、自分もスタックしてしまう。たとえばピット前では、右奥と左手前でスタックしていたから、それを避けるためには蛇行してすり抜けたりしていました。
 後からデータを見れば、12~13番手を走っていたのかと判明しますが、レース中は全然わかりません。スタックしてるのが誰なのかわからないし、自分がスタックしてるとき誰に抜かれたのかもわからない。チームとしてはトランスポンダーのデータで把握しているはずですが、ピット前のワダチが難所なんで地面ばっかりに気を取られてしまい、サインボードを見る余裕がないんです。
 ヒート2の結果は12位でした。マディだったからと言い訳したくありません。成田選手や熱田選手の速さは尋常じゃなかったし、自分ももっと頑張らないと…。彼らが速いのは地元だからということではないと思います。僕も菅生で雨の日に練習しましたが、レースの日とは台数が違うのでこんなに荒れてはいませんでした。レース本番のコンディションは、その日にならないと経験できないし、それを積み重ねるしか方法はないんじゃないでしょうか。
 今回の菅生の事前テストには、ハイエースで自走してきました。いつもは飛行機で往復するんですが、テストが終わった後も仙台に居残って走り込みたかったので、練習車を積んできたんです。神戸から菅生は遠いですよ。でもやるしかないと思って、古川のコースで成田選手と一緒に練習させてもらったり、菅生にも来て走りました。そこまで走り込んで準備した菅生だったのに、こんなコンディションになってしまうなんて…。いやいや、そんなことを言う自分がまだまだ未熟だってことですね。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

新井宏彰の第6戦(IA1/14位/13位)

 土曜日曜ともに雨で、とても厳しいマディコンディションになりました。好きじゃありませんが、マディで表彰台に立ったこともあるし、むしろ淡々と走るのは得意です。だから、天気予報をそれほど気にすることもなく、雨に対する準備をしてきました。
 菅生にはアップダウンがあるので、路面が悪化するとコースが変わります。今回は土曜から大坂がショートカット。日曜はヒート1でテクニカルセクションの上がカット、ヒート2ではステップアップ先のヨーロピアンセクション方面がカットされ、短いレイアウトでのレースになりました。
 ヒート1のスタートは5~6番だったんですが、1周目のテクニカルセクションをショートカットする部分でスタック。なんとか抜け出した時には、かなり後ろの方になっていました。そこから追い上げたんですが、20分すぎた頃に3コーナー手前の水たまりで転倒。マシンが変な向きになってしまって、なかなか再スタートできませんでした。それ以外にもヨーロピアンセクションでも転倒したり…。結局トップから2周遅れになり、結果は14位でした。
 コースの状況は全周にわたってマディで、いいペースをキープしていればスタックしないのですが、いつも思い通りにはいきません。深いワダチは勢いをつけて行けば通過できるんですが、手前で車速が鈍るとはまってしまう。ちょっと滑ったり、振られたり、バランスを崩したりしては、スタックしてしまいました。ヨーロピアンの方も難しかったけれど、3コーナーの先などではマディの底にある硬い赤土がものすごく滑って、とても神経を使いました。
 ヒート2はスタートがそこそこ決まって、1周目は5番手、まあまあの位置でした。でも、そろそろばらけるかなと思った矢先に、サインエリアの手前でスタック。そこで4周ラップされました。やっと抜け出した後は、いいペースで結構上手く走れました。順位のことは考えても仕方がないので、とにかくはまらないように意識して走りきることを考えていました。
 マディのライディングテクニックとしては、クラッチを使いすぎないように、エンジンをいたわることを心がけました。あまり回さないで丁寧に…という感じですね。セッティングは普段のままで、走り方で対応しました。スタックしなければ…と言うとたらればになるので、止めておきましょう。ヒート2の13位という結果を受け止めます。これじゃ全然ダメです。いくら悪くても、せめて6番以内に収めないと…。
 IA2では能塚智寛(グリーンクラブ & パーク神戸RT)が総合2位(4位/2位)でしたが、それよりもうれしかったのは、菅谷峻介(グリーンクラブ331レーシングチーム)が総合6位(13位/5位)に入ったことです。今シーズンは一緒にIAに上がったチームメイトの小林秀真に先行されていて、予選落ちが続いていた菅谷はちょっと落ち込んでいたんですが、見事にやってくれました。こんなに苛酷な条件の中で、5位フィニッシュとは立派です。
 彼らとは実家(群馬県沼田市)に帰った時に一緒に走っています。近くのコースだけじゃなく、オフビレ(埼玉県川越市)にも行きました。8月は暑い中でも練習していたけれど、ちょうどお盆の辺りは天気が悪くて涼しかったですね。いつもレース日程に余裕があるときは、関西と関東を行き来して練習しています。この先は名阪、川越、菅生という日程なので、名阪に集中した後はまた関東に行って、チーム員と一緒に走り込むことになりそうです。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450RW
2 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
3 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
4 2 小方 誠 Honda CRF450RW
5 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
6 7 星野優位 Honda CRF450R
7 13 北居良樹 KTM 450SX-F
8 8 深谷広一 Honda CRF450R
9 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
10 15 星野 裕 KTM 450SX-F
11 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
12 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
14 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
15 16 田中教世 Yamaha YZ450F
16 61 島﨑 優 Honda CRF450R
17 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
2 1 成田 亮 Honda CRF450RW
3 16 田中教世 Yamaha YZ450F
4 2 小方 誠 Honda CRF450RW
5 8 深谷広一 Honda CRF450R
6 15 星野 裕 KTM 450SX-F
7 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
8 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
9 13 北居良樹 KTM 450SX-F
10 61 島﨑 優 Honda CRF450R
11 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
12 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
13 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 43 渡辺祐介 Yamaha YZ250FM
3 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
4 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
5 01 古賀太基 Honda CRF250R
6 36 大塚豪太 Honda CRF250R
7 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
8 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
9 57 佐々木孝多 Honda CRF250R
10 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
11 02 馬場亮太 Honda CRF250R
12 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
13 07 菅谷 峻介 Kawasaki KX250F
14 011 尾澤 祥太 Kawasaki KX250F
15 50 道脇右京 Honda CRF250R
16 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
17 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F
18 84 佐藤 亮 Suzuki RM-Z250
19 69 大村 尚成 Yamaha YZ250F
20 113 田中雅己 Honda CRF250R

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
3 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
4 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
5 07 菅谷 峻介 Kawasaki KX250F
6 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
7 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
8 011 尾澤 祥太 Kawasaki KX250F
9 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
10 02 馬場亮太 Honda CRF250R
11 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F
12 42 馬場大貴 Honda CRF250R
13 03 小林秀真 Kawasaki KX250F
14 113 田中雅己 Honda CRF250R
15 01 古賀太基 Honda CRF250R
16 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
17 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
18 60 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
19 77 山崎 郁弥 Honda CRF250R
20 57 佐々木孝多 Honda CRF250R

2015年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

Page Top