2015 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2015年 全日本モトクロス選手権 第6戦 東北大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2015年7月19日(日)
  • ■ 会場名:藤沢スポーツランド

新井宏彰がポディアム2位に登壇、総合3位をゲット
三原拓也は2度のクラッシュにより苦戦

#822 三原 拓也

レポート

新井宏彰の第6戦(IA1/2位/4位)

 藤沢はあまり相性が良くないコースなんですが、だからこそ勝ちたいと思っていました。苦手なコースでポイントを稼げれば、シリーズ後半戦に向けて弾みになるので、ここで詰め寄っておきたいと気合を入れて臨みました。
 ヒート1はスタートが上手く決まったし、よっしゃ行けるぞ!って感じだったんですが、すぐに小島選手に抜かれ、2番手で追いかける展開になりました。なんとか食らい付こうと思ったんですが、小島選手のペースが速くて5秒ぐらいマージンを取られました。そこから先は5秒差キープという感じで、なんだかつまんないレースでしたね。
 5秒差がどのくらいの距離かと言うと、メインスタンド前で僕がテーブルトップを飛ぶと、小島選手がフィニッシュジャンプのあたり。だからずっと見えていたんです。それだけにもうちょっと近ければ、終盤で違った展開に持ち込めたかもしれません。もう少し近くで付いて行けていたら、プッシュできるチャンスがあったのになぁ。そこがちょっと残念です。 小島選手は6番~7番ポストあたりがスムーズで速かった。アウトから入ってスピードを乗せて行く感じで、ミスもなかったし無理もしていなかった。小島選手が好きなコースと公言するだけあって、さすがに速かったですね。終盤勝負に持ち込めるかなと思ったんですが、追い付けませんでした。
 2位の表彰台は決して満足ではないけれど、あまり得意ではないコースなので上出来かなという感じでした。ヒート2で勝てば総合優勝の可能性もあったので、まあまあかなと思っていたんです。そうして迎えたヒート2だったんですが、スターティングゲートのトラブルが起きてしまいました。
 ここは以前からそういう傾向があったんですが、ゲートの動きが渋くて倒れるの遅いんです。支点の付近に泥が詰まってしまうんでしょうか。今回は特にバーの倒れ方がゆっくりで、スローモーションのようでした。土曜の予選や今日のヒート1ではそれほどじゃなかったんですが、レディスやIA2ヒート2の頃から調子悪くなっていたみたいですね。僕は注意していたんですが、今回は特に倒れるのが遅かったこともあって、反応よく飛び出したライダーが引っかかり、ゲートがいくつか壊れてしまいました。その修理に時間がかかって、30~40分ぐらい待たされることなりました。スタッフ総出で土を取り除いたり、外れて曲がったゲートを直してくれました。
 ウェイティングエリアで傘を差して、扇風機付けてひたすら待ちました。トイレには2回行きました。気にしないように心掛けましたが、ちょっとだけ集中力が欠けたかもしれません。体力的には大丈夫でした。一旦パドックに引き上げて、再集合した方がよかったかもしれません。でも現場では30~40分も遅れるとは思ってなかっただろうし、しかたがないことでしょう。途中でヘッドタッチスタートに変更する案も出ましたが、あまり公正なやり方とは思えないし、全日本レベルではあり得ないでしょう。
 そんなわけでやり直しとなったヒート2のスタートは、あまり上手く決まりませんでした。序盤は小島選手、熱田選手が前で、三原と僕が3~4番手。出足としては悪くなかったんですが、ヒート1と比べると細かいギャップが増えていたためか、どうもフロントフォークの感触が違う。ラインを変えてみたりしたんですが、セッティングをミスしたなぁという思いにとらわれ、後ろから来た小方選手に抜かれてしまいました。
せめて3位には入りたかったんですが、ミスを連発して転倒しそうになったことで、中盤からは身体が硬くなってしまった。それがちょっと残念ですね。ポイント的には小方選手には近づいたけれど、小島選手には離されました。でも、あと4戦ありますし、しばらく得意な暑いレースが続くので、チャンピオンはあきらめていません。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の第6戦(IA1/12位/6位)

 ヒート1のスタートはまずまず、5番ぐらいで出られたんですが、2周目に小方選手と接触して2人とも転倒。そこから再スタートして挽回したんですが、9番手あたりまで来て前のライダーを抜くときに、藤沢おろしの先のジャンプで転倒してしまいました。星野裕選手に並んだとき、強引に開けて飛んだ割にリアが跳ね上げられて前転しちゃったんです。結構ダメージがあって、バイクはハンドルとラジエーター、自分は右肩を打撲しました。最初の転倒は大丈夫でしたが、2度目のでとどめを刺されて12位でした。
 肩は打撲だけだったので、アイシングしてヒート2へ。そこでゲートの不具合に遭遇しました。僕は動き出しで反応して飛び出したので、ゲートを壊してしまいました。みんなは引っかかって止まったのに、僕だけ突き抜けてしまったようです。目の前で赤旗が振られました。ゲートの軸に土が詰まって回転が鈍る感じで、IA2ヒート2でも倒れにくいゲートがあったようですが、レースはそのまま成立しました。IA1ヒート2では見事に全員が引っかかって、スタートやり直しとなりました。
 スタートを待つ間は、1回集中が切れてだらっとしていました。ヘッドタッチスタートに変更するかもしれないとか言われたんですが、そんなのやった経験がないので動揺しました。傘を差してもらっていたメカニックの園田さんに、どうやってやるんですかね?って聞いたり。結局スターティングマシンを修理してやることになったので、ほっとしました。
待ち時間は長かったけれど、再度コンセントレーションできたので、スタートは2番手でした。その後はしばらく3番手だったんですが、ギャップで右手が離れたりして、攻めきれなくてペースが上がらず、あとは落ちる一方でした。周りはみんな速かったし、コースが荒れていたし、結構きついレースでした。せっかくスタートが出たのに最終的に6位とは、なんだかもったいなかった。まだまだ実力が足りないですね。
 IA2では後輩の能塚(グリーンクラブ & パーク神戸RT)が、総合優勝(2位/1位)を決めてくれました。彼のレースはパドックでアップしながら見ていました。上出来じゃないですか。まだまだ富田選手と競って勝てる実力はありませんが、富田選手がゲートに引っかかって出遅れたので、そのチャンスを逃さなかったのはすごい。若いけれど巡ってきたチャンスを物にする。勝てるときにはきっちりと勝つ。その辺が頼もしいですね。
 能塚はガタッとタレるライダーではないので、後ろに渡辺祐介選手も来ていましたが、逃げ切れるだろうと安心して見ていました。僕らはその後スターティングエリアに移動したので、能塚のフィニッシュはそこで確認しました。会ったら「おめでとう」と言ってやります。「ラッキーやったな。持ってるな」と。
 一緒に練習やトレーニングをする仲ですが、1~2周だけなら能塚も速いですよ。若いからタレることもありますが、有望だと思います。一般論ですが、若いライダーは力まかせで乗るし、ペース配分を知らないから最後まで持たないんです。ベテランはギャップの出来方とかレース運びを知り尽くしているから、終盤で勝負に持ち込める。だから、必ずしも若いライダーにスタミナがないわけではなくて、体力の使い方を知らないだけなんだと思います。能塚をしごきながら見ていると、そういった成長が楽しみになるんですよ。僕もまだ若いつもりなんですけど。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
2 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
3 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
4 16 田中教世 Yamaha YZ450F
5 2 小方 誠 Honda CRF450RW
6 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
7 8 深谷広一 Honda CRF450R
8 15 星野 裕 KTM 450SX-F
9 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
10 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
11 13 北居良樹 KTM 450SX-F
12 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
13 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
14 61 島﨑 優 Honda CRF450R
15 28 諸見里 祐哉 Suzuki RM-Z450
16 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
2 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
3 2 小方 誠 Honda CRF450RW
4 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
5 16 田中教世 Yamaha YZ450F
6 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
7 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
8 8 深谷広一 Honda CRF450R
9 15 星野 裕 KTM 450SX-F
10 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
11 13 北居良樹 KTM 450SX-F
12 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 61 島﨑 優 Honda CRF450R
14 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
15 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
16 130 伊田 井佐夫 Honda CRF450R
17 28 諸見里 祐哉 Suzuki RM-Z450

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
3 43 渡辺祐介 Yamaha YZ250FM
4 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
5 01 古賀太基 Honda CRF250R
6 02 馬場亮太 Honda CRF250R
7 42 馬場大貴 Honda CRF250R
8 50 道脇右京 Honda CRF250R
9 113 田中雅己 Honda CRF250R
10 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
11 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
12 36 大塚豪太 Honda CRF250R
13 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
14 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
15 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
16 03 小林秀真 Kawasaki KX250F
17 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
18 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F
19 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
20 08 長谷健太 Yamaha YZ250F

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
2 43 渡辺祐介 Yamaha YZ250FM
3 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
4 01 古賀太基 Honda CRF250R
5 02 馬場亮太 Honda CRF250R
6 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
7 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
8 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
9 113 田中雅己 Honda CRF250R
10 36 大塚豪太 Honda CRF250R
11 42 馬場大貴 Honda CRF250R
12 45 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
13 60 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
14 84 佐藤 亮 Suzuki RM-Z250
15 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
16 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
17 52 北原岳哲 Kawasaki KX250F
18 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
19 74 平山 力 Kawasaki KX250F
20 010 松浦勝志 Yamaha YZ250F

2015年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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