2015 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2015年 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2015年4月19日(日)
  • ■ 会場名:オフロードヴィレッジ

新井宏彰がパーフェクトウィン!
ヒート2では三原拓也と共にカワサキ1-2フィニッシュ!

#331 新井 宏彰 & #822 三原 拓也

レポート

新井宏彰の第2戦(IA1/1位/1位)

 今年はフルモデルチェンジしたマシンを出しているので、早い時期にピンピン(1位/1位)を決められて何よりです。開幕戦が不甲斐なかったので、なおさらのことです。ヒート2では三原も2位に入って、カワサキ1-2フィニッシュ! チームとしてうれしいリザルトでした。
 両ヒートともスタートが良くなくて、ヒート1の1周目は6番ぐらいだったんですが、そこから徐々に追い上げて行きました。かなり路面が荒れていて、コーナーも深くて難しかったんですけど、冷静に走れたのが良かったかな。4番手に上がってからは後ろがいなくなって、トップグループの4台が接戦になりました。でも抜きどころが少ないレイアウトだったので行けそうな気は全く起こらず、パッシングポイントを絞ることにしました。
 勝負できそうなのはフープスとか、長いストレートのリズムセクションの進入あたり。手前のジャンプは右側の杭ギリギリを飛んで、リズムセクションにつなげました。あまり変わりなかったかもしれません。でもワダチが多かったので、前の人のミスを利用して抜いたりしました。ワダチで振られたり、ジャンプを飛べなかったりしたタイミングで、一気に仕掛けるなど。ラインはいろいろ通りました。イン側を多用する僕ですが、2コーナーなどはアウトが良かったし、結構使えました。
 行けると思ったのは、小島選手を抜いて3番手に上がってからです。前にいる小方選手が結構暴れていたので少し様子を見て、終盤のフープスでミスった時にかわしました。その後はラスト3周のジャンプで熱田選手に並んで、トップに立ってからはフィニッシュまで思い切り走りました。久々の優勝だったし、気分は「よっしゃー!」でしたね。
 ヒートの間は決して浮かれることはなく、ピンピンを取れるように集中していました。1ヒート勝っても、1位/2位じゃあ意味がない。次も揃えてピンピンにしなきゃ意味がない。アドバイザーの友則(中村)君とも、次だよなって話してました。
 昼休みの間にブルドーザーが入ったんですが、たぶん午前中のレースで転倒が多かったので、ギャップやワダチを平らにしたんだと思います。でも路面がきれいだとみんな楽になっちゃうので、個人的には荒れたままで走りたかった。ヒート1の方がコースが荒れてたのできつかったけれど、フィジカル的には自信があったから疲労感もなかったし、始まってみたらヒート2の方が簡単で、思った通り差が付きにくくなりました。
 ヒート2でもスタートが決まらなくて、5番手あたりでした。最初のうちはヒート1と同じラインを走っていたんですが、路面が平らになったので全然速くなくなっていたんです。それでも優勝したラインだから、しばらくこだわりを捨てられなくて、そうこうしているうちに星野裕選手や星野優位選手にも抜かれ、8番手まで下がってしまいました。おそらく見ていた人は「もう新井は終わったな」って思ったでしょう。ヒート2の優勝はないなって…。自分でも「これはヤバイ、何やってんだよ」って思ってました。
 で、そこから作戦を変えたんです。ひとまずリセットして、みんなのラインを見て普通に走ってみようと。たとえば4コーナーの立ち上がりとか、ジャンプの谷間のワダチが全部きれいになくなっていたので、ライン取りの自由度が上がっていたし、試してみたら速かったんです。そこから追い上げが始まり、8番手からトップまで行きました。7人抜きだから、IA1のトップライダー全員に勝ったという感じです。
 今日は見てる人が「いつもの新井と違う勝ち方だったぞ」って思ってくれたんじゃないでしょうか。あ、いつも勝ってはいないだろうっていう話は置いといて…。勝つときはホールショットからの逃げ切りばっかりでしたが、今年は2ヒートとも追い上げという、違うパターンで勝てたのがうれしい。シーズンオフに取り組んできたことを発揮できたと思います。詳しいことは言えませんが、メンタル面とかライディング面とか、友則君のアドバイスを受けながらやってきました。それが間違っていなかったので安心しました。
 ピンピンは簡単じゃないですよ。IA1に上がって2年目のオフビレ(2009年第3戦川越1位/1位)以来です。だからうれしいのは確かですが、僕の場合は毎年「チャンピオン取ります」って言いながら取れていないわけで、とにかくピンピンはいいけれど、チャンピオンを取るまでは喜んでいる場合じゃないですよ。
 オフビレは優勝経験がありますが、それほど得意というわけではありません。今回の長いリズムセクションと長いフープスも好きになれなかったし、周りのみんなも速かったと思います。ただ、関東大会なので贔屓してくれるファンが多いのがうれしいですね。地元(群馬県沼田市)から家族や親戚や友人たちが大勢来てくれるし、声援が聞こえるのですごく励みになります。やっぱり広島とここがすごいですね。表彰式でもウォー!って言われて、うれしいかったです。
 ここまでのポイントランキングはどうなんでしょう。実は全然わからないんです。チームでは計算してるかもしれませんが、何しろ開幕があんなだったから、今日の50点を足してもどうにもなってないだろうし…。今はランキングを気にする時期じゃありません。まだ2戦目ですから。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の第2戦(IA1/8位/2位)

 2位は自己ベストです。ようやく自分もワンツーのツーになれたので、気分がいいです。カワサキ1-2フィニッシュは、確かテツ(溝口哲也)さんと新井君がやったことがあって、それ以来だと思います。
 ヒート2はそんな感じで最高だったんですが、ヒート1が全然ダメでしたね。長いフープスが難しかったんです。あそこのせいで腕が上がりました。フープスの走り方にはダダダダッて頂点をなめて行くスキミングと、ポーンポーンって飛んで行くジャンピングの2種類があります。スキミングは速いんですが、身体的にはきついのでどうしようかと悩んでいたら、アドバイザーの沼田(誠司)さんとコースを歩いた時に「飛んでるライダーもいるし、試してみたら?」って言われたんです。2個飛んだり、3個飛んだり、ちょっとウイリーして、また2個飛んで…みたいに合わせてみたら以外に疲れなくて、ペースも上がりました。
 ヒート2はすごく楽しかったです。まず、ホールショットを取れたのが良かった。スタートの出足そのものは、ヒート1でも良かったんですが、隣のライダーと当たったりして出遅れました。ヒート2では真っ直ぐに出られたので、うまく先頭に立てたんです。ところがすぐにズバズバ抜かれて、順位が3番、4番、5番ってどんどん下がるので、気持ちが折れそうになりました。うわぁ、どうしよう。このまま抜かれるのは嫌だなぁって。
 中盤に7番手まで下がったんですが、自分の走りは悪くないし、あまり疲れてなかった。それにトップ集団のペースがあまり速くなくて、ずっと視界の中に見えていたんです。普通なら誰かがぶっちぎって縦に開いてしまうと、なかなか挽回できないものですが、結構固まって前にいたので頑張って付いて行こうと。あれだけ集団が固まっていると、何かが起きそうな気がしていました。
 奥の方に真っ直ぐなリズムセクションがあったんですが、そこからフープスにかけての走りがだんだん良くなってきて、少しずつ抜けるようになりました。なんだかレッドブルのストレートリズムみたいで面白かったですよ。みんなイン側から進入してたんですが、僕はずっとアウト側の左端を2個~2個で走っていました。2速で進入してスピードに乗せたら、3速で合わせながらペースを上げました。
 フープスでも徐々にリズムが良くなったんですが、その割に前のライダーが暴れたり振られたりしているのを見て、ここが有利だなと考えながらチャンスを作っていきました。最後に熱田さんを抜いたのは覚えてないんです。なんか前に出ちゃったみたいな感じで。ゴールしたら新井君の周りにチームのスタッフが集まってて、それからカメラマンが大勢駆け寄って来て、やった! ワンツーだ! って。こういうレースばっかり続けていきたいですね。まあ、僕次第ということですね。
 開幕戦の後はやっぱりチームの雰囲気がアレでしたね。成績が悪いのは自分の責任ですが、やっぱりフルモデルチェンジしたバイクなので、早く結果を出したかったし…。ニューマシンは軽さがメリットなので、僕は気に入っています。ドライではほぼ満足。ただ、挙動が予測できない部分があって、全部除去するには地道な作業が必要かもしれません。方法としてはライダーとバイクの双方から歩み寄りというか、ここは乗り込むことで慣れようという部分と、ここは自分では難しいのでマシンの方で対応して欲しいという部分があります。
 開幕戦の後、水曜と木曜にオフビレで事前テストをやったんですが、ずっと雨だったのでテストというより、マディの練習になってしまいました。ただしジャンプが全然飛べなかったので、昨日と今日でぶっつけ本番。ドライでは練習できていなかったので。ジャンプの距離感などはレースしながら覚えていきました。
 今回のバイク的には、雨に備えてエンジンも車体もセッティングをマディ用に変えていました。エンジンをマイルドにしたのと、泥が付く重さに備えてサスを少し硬めにセッティングしたんです。そんなわけで、土曜は晴れたけどマディ用のまま走って、今朝になってからドライ用に戻しました。
 次は広島なので、またカワサキ1-2フィニッシュを決めたいですね。晴れるといいなぁ。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
2 2 小方 誠 Honda CRF450RW
3 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
4 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
5 16 田中教世 Yamaha YZ450F
6 7 星野優位 Honda CRF450R
7 1 成田 亮 Honda CRF450RW
8 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
9 15 星野 裕 KTM 450SX-F
10 13 北居良樹 KTM 450SX-F
11 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
12 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
14 81 ハリオンボルグ・エルデンビルグ Honda CRF450R
15 61 島﨑 優 Honda CRF450R
16 19 小林雅裕 Honda CRF450R
17 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
18 22 白石翔也 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
2 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
3 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
4 2 小方 誠 Honda CRF450RW
5 7 星野優位 Honda CRF450R
6 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
7 15 星野 裕 KTM 450SX-F
8 16 田中教世 Yamaha YZ450F
9 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
10 1 成田 亮 Honda CRF450RW
11 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
12 13 北居良樹 KTM 450SX-F
13 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
14 22 白石翔也 Yamaha YZ450F
15 19 小林雅裕 Honda CRF450R
16 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
17 61 島﨑 優 Honda CRF450R
18 81 ハリオンボルグ・エルデンビルグ Honda CRF450R

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
2 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
3 113 田中雅己 Honda CRF250R
4 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
5 02 馬場亮太 Honda CRF250R
6 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
7 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
8 01 古賀太基 Honda CRF250R
9 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
10 42 馬場大貴 Honda CRF250R
11 36 大塚豪太 Honda CRF250R
12 52 北原岳哲 Kawasaki KX250F
13 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
14 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
15 05 内田篤基 Suzuki RM-Z250
16 03 小林秀真 Kawasaki KX250F
17 51 近藤祐介 Honda CRF250R
18 04 高輪喜樹 Honda CRF250R
19 50 道脇右京 Honda CRF250R
20 66 垣内伊吹 Honda CRF250R

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
3 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
4 01 古賀太基 Honda CRF250R
5 02 馬場亮太 Honda CRF250R
6 113 田中雅己 Honda CRF250R
7 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
8 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
9 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
10 51 近藤祐介 Honda CRF250R
11 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
12 50 道脇右京 Honda CRF250R
13 05 内田篤基 Suzuki RM-Z250
14 53 植田翔太 Kawasaki KX250F
15 42 馬場大貴 Honda CRF250R
16 55 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
17 52 北原岳哲 Kawasaki KX250F
18 66 垣内伊吹 Honda CRF250R
19 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
20 010 松浦勝志 Yamaha YZ250F

2015年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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