2015 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2015年 全日本モトクロス選手権 第10戦 MFJ GP
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2015年10月25日(日)
  • ■ 会場名:スポーツランドSUGO

新井宏彰、三原拓也、ともに不運なクラッシュから追い上げる
IA2では勝谷武史が総合2位(3位/2位)入賞!

#331 新井 宏彰

レポート

新井宏彰の最終戦(IA1/9位/7位)

 ヒート1はスタートが上手く決まって、よっしゃー!って思ってたら、1コーナーの進入でロマン・フェーブル選手が外から寄せてきて、すくわれたような形で転倒しちゃいました。日本人同士だったら予測できるんですが、対戦経験のない外人だったので、どういう動きをするのか読めなかった。そこが誤算でしたね。ホールショット賞を狙ってたのに残念です。進入では2番目でしたけど…。
 1コーナーでは、拓也(三原)もコケてたみたいだけど、あっちは別の絡みだったようです。そんなわけで僕の方が先に再スタートしたんですが、ビリから2~3番目でした。追い上げは結構きつかったですね。マシンにダメージはなかったんですが、クラッシュした時に腰とヒザを痛めたので、その影響で攻めきれませんでした。  少しずつ挽回して、しばらく11番手走行。そして終盤に田中教世選手、安原志選手を抜いて9位でゴールしました。クーパー・ウェブ選手、トレイ・カナード選手、そしてフェーブル選手がトップスリーに入りましたが、速さは別格だったようです。
 ヒート2ではスタートグリッドをアウト寄りに変えてみました。ゲートの先の路面が掘り返されているので、あまり深くなくてなるべく真っ直ぐに行けそうなラインを選んだんですが、しっくり行かなかった。実は出られそうな気がせず、嫌な予感を抱いていたんですが、案の定、出遅れてしまいました。1周目15番手でした。
 ヒート1の痛みもあって挽回ができず、中盤は拓也をなかなか抜けずに10番手で止まってました。終盤に拓也の前に出てからは、熱田選手をかわして6番手まで上がったんです。ところがその後にカナード選手とフェーブル選手にラップされる時、ちょっと譲った隙に熱田選手に抜き返されてしまい、結局フィニッシュは7位でした。熱田選手の前だったら、日本人の中で3位だったので、油断したことが悔やまれます。小島選手はチャンピオンがかかっていたせいか、かなり手堅く走っていましたね。
 今回の菅生は事前テストがなかったので、土曜の練習と予選、それから日曜朝の練習までは捨てるというか、コースに慣れることに専念していました。拓也はプライベートで練習に来ていたようですが、僕はぶっつけ本番で走ったので…。こんなことは久しぶりですね。
 今シーズンは転倒が多かったですね。勝てたレースを転倒で取りこぼすことが多かった。広島、神戸、名阪、いいポジションにいたのに序盤で転倒してしまうケースが多々ありました。序盤からガンガン行けるように取り組んだのが裏目に出たようです。もともとレース後半には自信があったけれど、あんまり後半に取っておいても逃げられてしまうので、序盤から攻められるようにへの取り組み方を変えたんです。
 たらればになりますが、僕と小島選手、小方選手は優勝回数が3勝で並んでいるので、序盤の転倒さえなければ…と考えています。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の最終戦(IA1/16位/9位)

 土曜日から調子が良くて、外人を除いた日本人の中ではまあまあいいペースで走れていたと思います。結構コースコンディションも良かったし、楽しく乗っていました。予選ではコースアウトしちゃいましたが、毎周使っていたアウト側のバンクが、行ってみたら突然なくなっていたんです。後で聞いた話によると、カナード選手がウェブ選手とバトッた時に、バンクをきれいになぎ倒して行ったそうです。知りませんでしたよ。
 ヒート1のスタートは真ん中あたりから出たんですけど、1コーナーで何台かクラッシュしたのに巻き込まれてしまいました。そこで北居選手のハンドルが僕の前輪に絡まってしまって、オフィシャル数人がかりで外してもらった時にはトップのライダーが戻ってきそうな時間でした。それがもったいなかったですね。自分のペースは悪くなかったと思いますが、とにかく挽回しなければならない差がありすぎました。追い上げても16位。全然だめですね。
 ヒート2では眞一さん(井上)に倣って、スタート位置をアウトから2番目に変えてみたんですが、あまりうまく出られませんでした。10番手あたりから8番手まで上がったんですが、途中で雨が降ってきて硬い路面が滑りやすくなったので、そこだけペースが落ちてるところを抜かれました。
 最終戦なので思いきり自分の走りをしたつもりなんですが、これが実力なんでしょうか。カナード選手もフェーブル選手も、全然レベルが違いました。全く歯が立たない。少しでも食らい付きたいとは思っていたし、ラップされた時に走りを観察しようと思ったんですが、速すぎてあまり見られませんでした。
 今回は事前テストがなかったので、能塚と2人で自主的に練習しに来ました。菅生で2日、古川で1日、成田選手、熱田選手、勝谷選手と一緒に練習させてもらいました。菅生に関しては、新井君よりはコースに慣れていたと思います。
 今シーズン開幕当初はニューマシンに対する不慣れもありましたが、オフビレ(第2戦川越・4月19日)では新井君と1-2フィニッシュしたこともあったので、あれを続けて行かないといけませんね。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

勝谷武史の最終戦(IA2/3位/2位)

 最終戦だけはスポット参戦したくて、割と早くから計画していました。自分自身のアピールもありますが、日本のスポンサーのみなさんに感謝する意味もあって走りたかった。オーストラリアで走る僕を日本の企業がサポートしてくれたことに対し、菅生を走ることでお返しがしたかったんです。
 9月上旬から日本に来て、トレーニングと練習を積んでいました。ただオーストラリアの最終戦でジャンプを失敗した時に手首を負傷して、その痛みが引かなくて心配だったんですが、ちゃんと走り切れたのでホッとしました。
 予選ではムースとチューブの違いに戸惑って、最後まで自分の走りを出しきることができませんでした。オーストラリアではいつもムースなんですけど、今回はチューブで走ったんです。スポット参戦だし、タイトルもかかってないし、もしパンクしたらそれはそれでいいやと割り切って。そんなわけでフープス辺りで接地感の差を感じていました。やっぱりチューブの方が感触はいいんです。
 ヒート1ではマーティン選手が出遅れた上に、2周目にガイザー選手が転んだので、いきなりトップに立っちゃっいました。それで腕アガリになって、自分の走りができなかった。久しぶりの全日本だったし、ペースもラインもどうやって走ればいいのかわからなかったんです。菅生はよく知っているし、得意なコースなんですが、やっぱり練習と本番では路面状況が全然違うので、ラインが見れなくて戸惑いました。
 トップを走ったのは前半までで、15分頃にはガイザー選手に抜き返されました。その後マーティン選手にも追い付かれ、ラスト2周でかわされたんですが、彼らの速さはわかっていたことなので、まあ予想通りですね。3位で日本人最上位だったので、それはよしとしましょうか。
 ヒート2に関しては、ガイザーが転んでマーティンがトップ、僕が2番手という状況になったので、ちょっと死ぬ気で付いて行こうかなと思ったんですが、さすがにAMAチャンピオンらしく速攻で離されました。単独2位走行になりましたが、そんな中でもベストタイムが1秒差(マーティン=1分50秒835、勝谷=1分51秒844)まで詰められたので、自分としては手応えを感じました。
 IA2チャンピオンとして、36歳の日本人として、自分を証明することができたと思います。後半はちょっと疲れましたけど、モトクロスファンのみなさん、アメリカとヨーロッパから来たライダーとスタッフ、今年チャンピオンになった富田選手に対しても、速さを見せ付けることができた。そして、自分はまだまだ成長しているんだなと実感したことが、最大の収穫です。

  • #888 勝谷武史
  • #888 勝谷武史

井上眞一の最終戦(IA2/13位/9位)

 ヒート1は得意の大外からホールショットを狙って行ったんですが、出られなくて1コーナーも混戦になって、1周目17番手という出足でした。後方ではラインがクロスしたり、危ない抜き方が結構あったりしたので、ちょっと引いてしまう部分がありました。そんなわけで少し消極的になっていたら、23番手まで落としてしまいました。
 その後は前の方で転倒者が出たりして、ポジションは徐々に回復。後半はいいラインも見つかったので、ペースがよくなって13位でフィニッシュしました。前半のもたつきを除けば、次のレースに向けての自信も深めることができました。
 ヒート2はアウト側2番目のグリッドから上手く飛び出し、1コーナーはホールショットを取れそうなくらいの感じで入ったんですが、2コーナーまでの間にマーティン選手とガイザー選手に抜かれました。2コーナーも大坂も3番手だったはずです。でもホールショット賞を取りたかったので悔しいですね。序盤にTK(勝谷)、能塚、富田選手に抜かれて後退したんですが、ヒート1よりはペースを維持して走れたのがよかった。前半は6~7位、終盤に抜かれて9位になりました。
 今年のスポット参戦はこれで終わりです。前回は準備不足でしたが、オフビレの後はずっとトレーニングしていたので、今回は体力的にも走りに切れがあったと思います。ただし他のライダーとのスピード差はあって、完全に負けていましたね。
 開発ライダーとして仕事をしてきたんですが、レースを休んでいるとやっぱり出たいという気持ちが芽生えてくるんですよ。去年の最終戦で一区切りをつけたつもりだったんですが、去年のヒート2の途中で気持ちが折れてリタイアしてしまったことが心残りで。そういう終わり方も嫌でもやもやしたものがありました。今回のレースですっきりしましたが、まだ引退とは言ってませんし、機会があればまた参戦するつもりです。

  • #37 井上 眞一
  • #37 井上 眞一

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 117 クーパー・ウェッブ Yamaha YZ450F
2 241 トレイ・カナード Honda CRF450R
3 461 ロマン・フェーブル Yamaha YZ450F
4 1 成田 亮 Honda CRF450RW
5 2 小方 誠 Honda CRF450RW
6 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
7 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
8 8 深谷広一 Honda CRF450R
9 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
10 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
11 16 田中教世 Yamaha YZ450F
12 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450
13 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
14 15 星野 裕 KTM 450SX-F
15 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
17 7 星野優位 Honda CRF450R
18 61 島﨑 優 Honda CRF450R
19 22 白石翔也 Yamaha YZ450F
20 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 241 トレイ・カナード Honda CRF450R
2 461 ロマン・フェーブル Yamaha YZ450F
3 117 クーパー・ウェッブ Yamaha YZ450F
4 1 成田 亮 Honda CRF450RW
5 2 小方 誠 Honda CRF450RW
6 4 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
7 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
8 8 深谷広一 Honda CRF450R
9 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
10 500 安原 志 Yamaha YZ450FM
11 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
12 13 北居良樹 KTM 450SX-F
13 15 星野 裕 KTM 450SX-F
14 10 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
15 61 島﨑 優 Honda CRF450R
16 22 白石翔也 Yamaha YZ450F
17 12 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
18 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
19 11 池谷優太 Suzuki RM-Z450

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 243 ティム・ガイザー Honda CRF250R
2 111 ジェレミー・マーティン Yamaha YZ250F
3 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
4 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
5 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
6 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
7 01 古賀太基 Honda CRF250R
8 34 岡野 聖 Yamaha YZ250F
9 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
10 777 ルイス・スチュワート KTM 250SX-F
11 113 田中雅己 Honda CRF250R
12 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F
13 37 井上眞一 Kawasaki KX250F
14 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
15 03 小林秀真 Kawasaki KX250F
16 60 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
17 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
18 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
19 48 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
20 38 小川孝平 Honda CRF250R

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 111 ジェレミー・マーティン Yamaha YZ250F
2 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
3 317 富田俊樹 Honda CRF250RW
4 32 能塚智寛 Kawasaki KX250F
5 243 ティム・ガイザー Honda CRF250R
6 31 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
7 113 田中雅己 Honda CRF250R
8 46 横澤拓夢 Honda CRF250R
9 37 井上眞一 Kawasaki KX250F
10 38 小川孝平 Honda CRF250R
11 01 古賀太基 Honda CRF250R
12 777 ルイス・スチュワート KTM 250SX-F
13 49 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
14 41 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
15 50 道脇右京 Honda CRF250R
16 05 内田篤基 Suzuki RM-Z250
17 60 渡辺 涼太 Kawasaki KX250F
18 07 菅谷 峻介 Kawasaki KX250F
19 952 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
20 63 辻 拓人 Kawasaki KX250F

2015年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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