2014 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2014年 全日本モトクロス選手権 第8戦 中国大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2014年10月5日(日)
  • ■ 会場名:世羅グリーンパーク弘楽園

新井宏彰が6位/3位、三原拓也が5位/4位
IA2では勝谷武史(グリーンクラブジュニアライダース)が47ポイント(1位/2位)を加算してタイトルに王手

#331 新井 宏彰 & #822 三原 拓也

レポート

新井宏彰の第8戦(IA1/6位/3位)

 ヒート1はスタートが割と決まったので、序盤から勝負に出ました。オープニングラップの混戦が落ち着くと、前には成田選手しかいなかったので、ペースにはまらないように早い段階で仕掛けたかったんです。ところが3周目か4周目のラムソンジャンプの着地後、左から右に寄せて右コーナーのインに入るラインで、フロントが切れ込んでコケちゃいました。一気に15番まで落ちてそこから追い上げたけど、6位止まりでした。もったいなかったと思います。本当はラムソンの着地後ではなくて、世羅の下りで仕掛けるつもりだったんですが、攻めた結果の転倒だったのでしかたありません。
 レースは平田選手が成田選手をかわして勝ったようですが、そこに自分がいたらと思うとちょっと残念ですね。勝負できる位置にいたし、いい展開だなと思っていたので…。まあ結果は6位でしたが、熱田選手、田中選手、拓也(三原)という3位争いのグループまでは追い付けたので、内容的には良かったと思います。
 タイヤは前後ともハード。ヒート2ではリアだけミディアムに換えました。僕の走り方ではインベタの平らなラインを多用して面グリップさせるので、今日みたいに少々湿っていてもハードがいいんです。人によって差がありますし、もっとアウト寄りを走るならスライドさせた砂が浮いているからミディアム…というように、ライン取りによって違うものです。リアをミディアムに換えたのは雨を読んでのことでしたが、結局あんまり降らなかったですね。
 ヒート2はスタートも良く、3~4番あたりにつけていたんですが、序盤はあまり上手く乗れませんでした。それでも15分すぎ頃からリズムがつかめてきて、熱田選手を抜いて3番に上がりました。ヒート1と同じように、途中からは平田選手が成田選手の前に出たんですが、自分はその後ろにつけていながらラインをことごとく押さえられて抜けませんでした。ピンピンを取りたかったので、6位/3位じゃ全然ダメです。
 実は火曜日にパーク神戸で大転倒して、左肩と股関節を強打。骨には異常なかったんですが、めちゃくちゃ痛いんですよ。脳震盪で記憶もなくて、助けてくれた渡辺涼太と吉村仁兵と和泉夏輝に「どこでコケたの?」って何十回も聞いたそうです。普段なら火曜・水曜がライディング、木曜・金曜も調整的に身体を動かすのが常だったのに、完全休養していたので乗れるかどうか不安でした。
 弘楽園に来てからの土曜日の練習では、脳震盪の影響なのか身体がワンテンポ遅れて後ろに置いて行かれる感じでした。乗れている時は身体がバイクよりも先に行って、ハンドルに上半身がかぶさるほどになるのに全くの正反対。とにかく身体を慣らしていこうと練習し、なんとか決勝に合わせたという大会でした。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の第8戦(IA1/5位/4位)

 好スタートの秘密は特にありません。何も変えていないんですけれど、なんででしょうね。スタートのグリッドは、ヒート1がボックスからアウト寄り4つ目、ヒート2が5つ目を選びました。溝が真っ直ぐだったことと、出た先の路面が結構きれいだったのがその理由です。今はランキング8位なので、予選グリッドは8番なんですが、決勝でいいとこ取りたいので予選で頑張ってるんです。今大会は予選4位で4番グリッドでした。今日はバーが倒れるのがかなり早かったので、5秒前のボードが出たらいつでも行けるように構えていました。普段だったら、5秒前が出てからゆっくり準備に入る感じなんですけれど、今回は早めに構えたのが良かったみたいです。
 ヒート1のスタートは3番ぐらいで出たけれど、1コーナーのイン側がちょっと詰まっていて、1周目5~6番ぐらいでした。そこから平田選手を抜いたり、新井君が転倒したりで、一時は2番手まで上がったんです。そこで前の成田選手をもう少しプッシュしたかった。そしたらもっと行けたかなぁ。成田選手を抜いたら自分がトップだ!と思っていたら、続々と抜かれてしまいました。
 中盤のペースが悪かったですね。成田選手、平田選手がトップ争いをしていて、3~4位の熱田選手と田中選手は見えていたので、後半勝負したかったんですが詰めきれずに終わりました。終盤になると、コケてから追い上げてきた新井君が真後ろに来ていて、危うく抜かれるところでしたが、なんとかこらえて5位でフィニッシュしました。
 ヒート2ではホールショットを取ったんですが、オープニングラップのこなしが下手クソで熱田選手に抜かれたり、その後も成田選手、平田選手、新井君に先行されてしばらく5位を走っていました。でも終盤になると熱田選手が落ちて来たので、最後のフープスで抜いて4位になりました。もちろん狙っていましたよ。フープスは手前のコーナーのインを回って右を通るラインが多かったんですが、僕はアウトバンクで加速して左側を走っていたんです。インから進入するライダーはフープスの前半でスピードが乗らないし、ヒート1でも平田選手をフープスで抜いたので、得意なポイントではありました。
 今回の路面はソフトでめちゃくちゃ良かったですね。木曜日の雨がしっとりと残っていて、午後までベストコンディションでした。ソフトだから荒れることは荒れるんですが、いつもハードパックの弘楽園とは違った印象で、とても楽しく乗れました。自分でも泊まりで個人練習に来て、カチパンの硬質路面を乗り込んでいたんですけれど、せっかくの予習が全然役に立ちませんでしたね。最初のうちは「これ弘楽園と違う…こんなはずでは…」と、全然ペースを上げられなかったほどです。濡れてソフトな時の菅生みたいでした。
 タイヤはヒート1までは前後ハードでした。ミディアムハードではなくて、一番上のハードです。ヒート2は雨がパラパラ降ってきたので、前後ミディアムに換えました。土日を通じて、タイヤ選びに間違いはありませんでした。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

井上眞一の第8戦(IA2/7位/5位)

 ライン取りが難しい路面でしたね。木曜に雨が降って、それが週末まで残っていました。掘り起こしたような表面の土がウェットで、ほぼ全周にわたってワダチが出来たり、荒れてギャップが増えました。普段の弘楽園は完全にハードパックなので、テスト時とは違ったコンディションでした。
 土曜のタイヤチョイスはフロントがソフト、リアがミディアムでしたが、決勝日の今日は公式練習からヒート2まで前後ソフトで出ました。路面的にはミディアムからミディアムハードでしたが、雨も降りそうだったのでソフトを選びました。ソフト用タイヤのレンジが広いので、自分の判断としてはソフトで正解でした。新井ちゃんや三原君とは違うチョイスですが、2人は450でブリヂストン、僕は250でダンロップという違いもありますし、ライディングスタイルにもよりますから。
 ヒート1のスタート位置はイン寄りを選びました。1コーナーまでは出遅れた感じでしたが、イン側を小さく回った時には6番以内だったと思います。そこからは抜いたり抜かれたりの展開。ギャップが増えていたので、なるべく荒れていないところを探しながらラインを変更して、結果7位でゴールしました。
 ヒート2のスタートは、ボックスのアウト側を選びたかったのですが、自分より予選順位が上のライダーにいいグリッドを取られていたので、仕方なくまたイン寄りからスタートしました。出足はヒート1と似たような感じで、1コーナーを小さく回って4~5番手だったように思います。その後、竹中選手に抜かれましたが、ずっと視野に捉えて追走できたので5位フィニッシュでした。勝谷選手や富田選手は速すぎて見えなくなりましたが、マディではないレースとしては上出来だったかなと思っています。
 昼休みにコースを歩いていいラインを見つけたので、ヒート2の方が上手く走れました。ラムソンジャンプ後の下り、世羅のジャンプまでの低いところなど…。それからフープス後の左コーナーはイン側にワダチがあったんですが、一瞬そこに入った後に少しアウトに外れると平らな部分があったんです。みんなはイン側のワダチかアウト寄りだったので、ちょうどその間に誰も走っていないラインを見つけました。平らでトラクションも良好でした。
 台風の接近はずっと気になっていて、1時間ごとにチェックしていました。もちろん普通の人とは逆の意味で、雨が降って欲しいという期待を込めて…。昨夜の段階では、今日の降水確率が60%から100%に上がったので、「よっしゃー!」と思ったんですけど、今朝起きたら一滴も降っていないし、雨雲レーダーを見てもきれいだし、そこで雨は諦めました。みんなには申し訳ないけれど、もう少し早く降り出して欲しかったですね。
 客観的な感想としては、今回の路面はしっとり湿ってグリップが良かったのでいいレースになったようですし、ほこりが少なかったのでお客さんのためにも良かったと思います。トップ争いは勝谷選手が1位/2位、富田選手が2位/1位で、ポイントリードは変わらず。勝谷選手がこのままチャンピオンを獲得して、KX250Fの強さを証明してくれると信じています。

  • #39 井上 眞一
  • #39 井上 眞一

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 3 平田 優 Yamaha YZ450FM
2 1 成田 亮 Honda CRF450RW
3 5 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
4 11 田中教世 Yamaha YZ450FM
5 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
6 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
7 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
8 2 小方 誠 Honda CRF450RW
9 12 北居良樹 KTM 450SX-F
10 22 島﨑大祐 Honda CRF450R
11 15 池谷優太 Suzuki RM-Z450
12 777 星野優位 Honda CRF450R
13 7 星野 裕 KTM 450SX-F
14 51 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
15 18 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 25 高原佳紀 Suzuki RM-Z450
17 24 桒垣竜斗 KTM 450SX-F
18 21 中村泰介 Yamaha YZ450F
19 318 沼田誠司 Kawasaki KX450

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 3 平田 優 Yamaha YZ450FM
2 1 成田 亮 Honda CRF450RW
3 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
4 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
5 5 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
6 22 島﨑大祐 Honda CRF450R
7 11 田中教世 Yamaha YZ450FM
8 2 小方 誠 Honda CRF450RW
9 10 深谷広一 Honda CRF450R
10 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
11 12 北居良樹 KTM 450SX-F
12 7 星野 裕 KTM 450SX-F
13 777 星野優位 Honda CRF450R
14 51 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
15 18 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 15 池谷優太 Suzuki RM-Z450
17 24 桒垣竜斗 KTM 450SX-F
18 25 高原佳紀 Suzuki RM-Z450
19 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
2 1 富田俊樹 Honda CRF250RW
3 113 田中雅己 Honda CRF250RW
4 32 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
5 35 小川孝平 Honda CRF250R
6 43 能塚智寛 Kawasaki KX250F
7 39 井上眞一 Kawasaki KX250F
8 01 大塚豪太 Honda CRF250R
9 42 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
10 47 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
11 54 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
12 34 安原 志 Yamaha YZ250F
13 08 横澤拓夢 Honda CRF250R
14 45 上田康平 Suzuki RM-Z250
15 19 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
16 63 北原岳哲 Kawasaki KX250F
17 46 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
18 58 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
19 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
20 012 辻 拓人 Kawasaki KX250F

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 1 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
3 43 能塚智寛 Kawasaki KX250F
4 32 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
5 39 井上眞一 Kawasaki KX250F
6 34 安原 志 Yamaha YZ250F
7 113 田中雅己 Honda CRF250RW
8 42 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
9 35 小川孝平 Honda CRF250R
10 01 大塚豪太 Honda CRF250R
11 010 サンタナ ルカス ケンジ Suzuki RM-Z250
12 45 上田康平 Suzuki RM-Z250
13 47 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
14 54 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
15 58 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
16 19 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
17 100 渡邊涼太 Kawasaki KX250F
18 46 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
19 50 道脇右京 Honda CRF250R
20 04 池本凌汰 Suzuki RM-Z250

2014年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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