2014 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2014年 全日本モトクロス選手権 第7戦 近畿大会
  • ■ IA1
  • ■ 開催日:2014年9月14日(日)
  • ■ 会場名:名阪スポーツランド

新井宏彰がコンスタントにIA1表彰台をゲット(3位/2位)
三原拓也も総合4位(4位/4位)に躍進

#331 新井 宏彰

レポート

新井宏彰の第7戦(IA1/3位/2位)

 両ヒートとも表彰台だったので、結果としては悪くないけれど、内容的には納得がいかないレースでした。序盤があまり乗り切れていなくて、もうちょっと頑張れば後半勝負できたのになぁ…という感じ。悪いスタートじゃなかったのに、序盤ペースが上がらないうちに抜かれてしまうというのが、自分が乗れていない時のパターンなんですが、今回は特にそれが出てしまいました。広島のようなハードパックだったら、スタートしてすぐにスイッチが入るのに、名阪のようなサンドがあまり好きじゃないこともありまして…。
 ヒート1はホールショットだったんですが、拓也(三原)や熱田選手に抜かれて、5~6番付近まで落ちました。自分のスピードはイマイチだなと思いながら我慢して、中盤あたりからはリズムを取り戻していったんです。みんなが苦しくなってくる後半に入ってからは、じりじりと挽回して3位に上がったけれど、前にいる成田選手と平田選手には届かなくて、ほぼ10秒ビハインドのまま周回しました。
 3位まで上がったというよりは、周りがタレただけのような気がします。熱田選手が前で転倒して、拓也も落ちてきたので、ペースが変わっていない自分が追い付いた感じです。拓也とのバトルもありましたが、やっぱりチームメイト同士なので強引には仕掛けられません。走りを観察しながら時間の問題だなと思ったので、無理せずにスピード差があるところできれいに抜きました。
 ヒート2は星野優位選手が飛び出して、拓也、平田選手、そして自分というポジションでしたが、後ろにいた成田選手に抜かれて、ヒート1と同じように序盤は10分すぎ頃までおとなしくしていました。だんだんリズムに慣れてきてから徐々に抜いていって、2位に上がった時にはトップの平田選手が独走していてそこまででした。成田選手を抜いた時は割とタレていた様子で、ヒート1と違って本調子じゃなかったみたいですね。
 後半に強いのは体力にアドバンテージがあるからで、たとえ出遅れたとしても後半になれば追い付いて勝負できる自信があります。最近は特に後半の粘りを発揮できていると思います。今年の名阪は暑さ的には辛くありませんでしたが、コースがタフでしたね。ヒート2は路面が荒れてきたので、みんなのペースも落ちたような気がします。
 総合優勝(2位/1位)の平田選手は、予選の時から乗れていたようです。僕は4位でしたが、自分はスロースターターなので、あまり予選のことは気にしていないんですよ。もちろんグリッド決めがあるから、順位はなるべく上の方がいいんですが、そこそこであればいいじゃないですか。昔はタイムを気にしていました。でも、レースはタイムじゃない。レース中のタイムは僕の方が勝っていたのに、結果的には成田選手に負けたということがありましたから。速く走ってタイムを出せるラインと勝負して抜けるラインとは違うし、逆に前にいる時はポジションを譲らないようにブロックするラインもあります。必ずしもタイムではないということです。
 そんなわけで、予選中はタイムを出すことよりもパッシングラインを探ったり、勝負どころをイメージしながら走っています。タイムを出そうとして走りやすいラインを見つけたとしても、どのみち決勝になるとつぶれてくるものなんです。だから予選はリザルトやタイムじゃなくて、決勝の準備だと捉えた方がいい。若い頃と違って、最近はそんな心掛けで予選を走っています。
 今回はコースレイアウトが変わったこともあって、抜きどころが見つけにくかったですね。いつもだったらもっと湿っていて、イン側にワダチができたりするものなのですが、今回は路面が乾いてバフバフのサンドだった。だからスピードを落とさないように、ずっとアウト側を走っていました。全然自分らしくない走り方というか、自分らしさを発揮できないコンディションでした。まあ次の広島では、1-2フィニッシュを決めますよ。拓也も乗れてきていますからね。、

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰

三原拓也の第7戦(IA1/4位/4位)

 ヒート1はスタート5~6番ぐらいで、ちょっと出遅れたかなと思ってたんですけど、小方選手が転倒して、熱田選手と新井君を抜いてからは単独で3位走行でした。前に成田選手と平田選手がいて、その後ろが自分…。そのままのペースで前を追いかけられたら良かったんですけれど、ちょっと疲れてしまいました。スタートで出遅れた分、これではいけないって必死に頑張ったので、後半にその影響が出ましたね。心肺機能などは平気だったんですが、腕アガリがちょっと響きました。
 新井君を抜いたのは、ブリヂストンジャンプの進入で、僕らは飛んでいないんですが、入口でラインを変えたら上手く抜けました。抜き返されたのは右コーナーのインで、新井君らしい抑えの利いたラインでした。僕はアウト~アウトで走っていたし、全然上手く回れていなかったですね。新井君に抜かれてからは単独4位。後ろの小方選手とは大差があったので、そのままチェッカーまでキープできました。
 ヒート2はスタート重視だと思っていました。砂ぼこりがひどかったこともあって、先に前に出た方が有利だろうと…。星野優位選手がトップで、自分は2番でした。抜くのを手間取っている間に平田選手にかわされ、その後すぐに星野選手を抜いたんですが、成田選手と新井君にかわされてからは4番手をキープしていました。
 中盤すぎから成田選手がタレてきたので、これはチャンスだぞ!とばかりに抜いたんですが、その直後にミスってコースアウトしてしまったんです。一番奥の池をぐるっと回る右~右のところで振られて、バンクを乗り越えてしまいました。バンクの外はどうなっているか知っていますか? 崖だったんです。うわぁ! これで終了かぁ! と思ったんですが、ちょっと下に平らなところがあって、なんとかそこで踏ん張ってコースに戻れたんです。そこがなかったら崖下まで行ってました。不幸中の幸いです。
 コースに復帰した後、また成田選手に追い付いてラスト2~3の1コーナーで抜いたんですが、2コーナーで切り替えされました。そこで気持ちが切れてしまって、また4位に戻ってしまったんです。表彰台が見えたのに、詰めが甘いですね。両ヒートとも3番まで上がったので、最後まで維持できればよかったんですけれど…。成田選手とバトッたのはいいレースだったかもしれませんが、僕としては負けたので気分的にはがっかりしています。見ている人が楽しかったのなら、それはうれしいですけれど、自分的には悔しいです。
 いつもだったら、5~6番あたりを単独走行することが多くて、アウト側のバンクを淡々と走っているんですが、今回は仕掛けるチャンスがあったので、いろいろなラインを走りました。サンドだからどこでも走れたし、ラインが限定されることはありませんでした。勝負どころは1コーナーと道路沿いの連続ジャンプ。新しいセクションはマスターしていましたが、なかなか抜くまでにはいかなかった。タイトで抜きに行っても並ぶのが精一杯で、突っ込み勝負になりました。得意のサンドで気持ちよく走れたことは確かです。自分の中では今までよりも手応えを感じるレースでした。ただし表彰台を逃したので、詰めの甘さが課題です。

  • #822 三原 拓也
  • #822 三原 拓也

井上眞一の第7戦(IA2/16位/DNF)

 練習不足のせいか、不甲斐ないレースになってしまいました。スタートも決まらず、ペースも上がらず、ヒート1は何とか完走して16位だったんですけど、ヒート2では砂ぼこりで視界が悪く、何度か転倒しそうになったりして集中できなくなったので、自分の判断でリタイアしました。
 土曜の予選ではスタートが決まりました。好スタートの秘密は、KX250Fのエンジンですね。サンド路面だからローンチコントロールは使わず、パワー勝負になりましたが、何も苦労せずに開けているだけで先頭に立てました。ジャンプスタートも決まったし、エンジンの伸びも良かったし、バイクに助けてもらいました。
 その予選ではトップの富田選手に逃げられましたが、クリアラップで走れたし後ろから誰も来なかったので、最終ラップまで2位を守っていました。最後に能塚選手に抜かれて3位だったんですけれど、いい感触で走れていました。準備不足だった割に行けるなと思ったんですが、やっぱり10分の予選と30分の決勝は別物でした。
 僕が言うのもアレですけれど、ドライのレースはハイスピードで厳しい世界ですね。マディだとスピードが全体的に落ちるので、僕の場合はドライよりも体力的に楽です。転んだりスタックした場合は力が要りますが、それ以外はあまり体力を使わずに頭を使って走る感じなので…。
 IA2ポイントリーダーの勝谷選手は、開幕前から独走間違いなしと見られていましたが、今大会は富田選手がピンピン(1位/1位)、勝谷選手が総合2位(2位/2位)というようにポイント差が接近してきて、面白くなってきましたね。ただ勝谷選手はチャンピオン経験も豊富ですし、ここから踏ん張ってくれると信じています。

  • #39 井上 眞一
  • #39 井上 眞一

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450RW
2 3 平田 優 Yamaha YZ450FM
3 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
4 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
5 2 小方 誠 Honda CRF450RW
6 12 北居良樹 KTM 450SX-F
7 10 深谷広一 Honda CRF450R
8 777 星野優位 Honda CRF450R
9 15 池谷優太 Suzuki RM-Z450
10 22 島﨑大祐 Honda CRF450R
11 5 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
12 51 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 03 出原忍 Honda CRF450R
14 7 星野 裕 KTM 450SX-F
15 18 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 318 沼田誠司 Kawasaki KX450
17 25 高原佳紀 Suzuki RM-Z450
18 20 小林雅裕 Honda CRF450R
19 81 白石翔也 Yamaha YZ450F
20 21 中村泰介 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 3 平田 優 Yamaha YZ450FM
2 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
3 1 成田 亮 Honda CRF450RW
4 822 三原拓也 Kawasaki KX450F-SR
5 10 深谷広一 Honda CRF450R
6 777 星野優位 Honda CRF450R
7 5 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
8 22 島﨑大祐 Honda CRF450R
9 15 池谷優太 Suzuki RM-Z450
10 2 小方 誠 Honda CRF450RW
11 12 北居良樹 KTM 450SX-F
12 51 伊藤正憲 Yamaha YZ450F
13 7 星野 裕 KTM 450SX-F
14 318 沼田誠司 Kawasaki KX450
15 18 鈴木正明 Suzuki RM-Z450
16 25 高原佳紀 Suzuki RM-Z450
17 23 佐々木雅規 Honda CRF450
18 81 白石翔也 Yamaha YZ450F
19 20 小林雅裕 Honda CRF450R
20 24 桒垣竜斗 KTM 450SX-F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
3 43 能塚智寛 Kawasaki KX250F
4 113 田中雅己 Honda CRF250RW
5 34 安原 志 Yamaha YZ250F
6 010 サンタナ ルカス ケンジ Honda CRF250R
7 42 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
8 01 大塚豪太 Honda CRF250R
9 32 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
10 40 馬場大貴 Honda CRF250R
11 07 植田翔太 Kawasaki KX250F
12 54 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
13 47 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
14 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
15 46 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
16 39 井上眞一 Kawasaki KX250F
17 04 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
18 58 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
19 50 道脇右京 Honda CRF250R
20 100 渡邊涼太 Kawasaki KX250F

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 1 富田俊樹 Honda CRF250RW
2 888 勝谷武史 Kawasaki KX250F
3 43 能塚智寛 Kawasaki KX250F
4 113 田中雅己 Honda CRF250RW
5 32 竹中純矢 Suzuki RM-Z250WS
6 34 安原 志 Yamaha YZ250F
7 01 大塚豪太 Honda CRF250R
8 42 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
9 100 渡邊涼太 Kawasaki KX250F
10 35 小川孝平 Honda CRF250R
11 40 馬場大貴 Honda CRF250R
12 54 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
13 45 上田康平 Suzuki RM-Z250
14 04 池本凌汰 Suzuki RM-Z250
15 50 道脇右京 Honda CRF250R
16 47 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
17 46 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
18 58 石浦 諒 Suzuki RM-Z250
19 56 勝山 聖 Suzuki RM-Z250
20 63 北原岳哲 Kawasaki KX250F

2014年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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