2012 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2012年 全日本モトクロス選手権 第8戦 中国大会
  • ■ IA1 / IA2
  • ■ 開催日:2012年10月7日(日)
  • ■ 会場名:世羅グリーンパーク弘楽園

IA1新井宏彰は独走のレースで今季3勝目、シーズン3度目の総合V!!
IA2三原拓也は総合5位。最終戦での逆転タイトルに望みを託す

#331 新井 宏彰

 全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦 中国大会は、広島県世羅郡世羅町のグリーンパーク弘楽園で開催された。シーズン2開催が定着した中国大会。5月に行われたシーズン序盤戦に対し、迎えた秋のラウンドはポイントランキングの行方を左右する重要な一戦として位置付けられる。大会期間中は土曜日が曇り、決勝が行われた日曜日は朝から快晴で絶好のレース日和となり、公式発表で5400名の観客が爽やかな秋晴れの下見応えのあるレースを楽しんだ。今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRでこのクラス初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

レポート

IA1予選
 29台が出場したIA1クラス、土曜日の予選B組に出場した新井は確実にスタートを決めるとトップをフォローして2位争いを展開。無理な深追いをせず確実に走りきった新井は3番手でチェッカーを受け、5番グリッドらか決勝レースに臨むこととなった。

IA1決勝第1ヒート
 スタート直後に数台が絡む転倒があり、やり直しとなった2度目のスタート。抜群の出足を見せた新井は鮮やかなホールショットを決めるとトップでオープニングラップをクリア。序盤から攻勢に出た新井はフルコースとなる2周目にこのヒートのベストタイムをマークし、一気に後続を引き離しにかかる。新井の後方では熱田孝高(スズキ)が2番手に順位を上げるが、熱田は新井のペースに付いていくことが出来ず、レースは序盤から新井が2位以下を突き放す展開に。トップを快走する新井と後続の差は周回を重ねるごとに広がり、中盤には最大約15秒の大差となる。後半も手を緩めることなく攻め続けた新井は、後続を完全に置き去りにする圧巻の独走レースでチェッカーを受け今季3勝目をマークした。

IA1決勝第2ヒート
 ホールショットを奪ったのは熱田。ポイントランキングトップの成田 亮(ホンダ)がこれに続き、スタートで出遅れた新井は11番手で1周目のコントロールラインを通過、中段からの追い上げを強いられる。2周目9番手に順位を上げた新井は3周目に自身のベストタイムをマークし更にひとつ順位を挽回。レース中盤、なんとか混戦を抜け出そうと渾身のアタックを続ける新井だったが、コース上には無数のギャップが出来て思うようにペースを上げることが出来ず、膠着状態に陥ってしまう。混戦の中なんとか6番手まで順位を上げた新井は、ラストラップに小島庸平(スズキ)をパスし5位でフィニッシュ。懸命の追い上の末に今大会の総合優勝を獲得した新井は、成田のタイトル決定を阻止し、逆転タイトルに僅かな望みをかけ、最終戦に挑む結果となった。

IA2予選
 土曜日のIA2予選A組に出場した三原は、確実にスタートを決めるとトップをフォローして2位でフィニッシュ。3番グリッドを獲得し決勝に駒を進めた。

IA2決勝第1ヒート
 スタート直後、1コーナー先のコンビネーションジャンプで数台が絡む転倒があり、負傷したライダーの救護のためにレースは赤旗中断。やり直しのスタートで三原はスタートに失敗。オープニングラップ12番手と大きく出遅れた三原は、前半確実に順位を挽回すると、レース中盤の7周目に6番手に浮上。9周目更にひとつ順位を上げた三原は、11周目に序盤トップを走行していた岡野 聖(スズキ)をパスし4番手に浮上。終盤、目前で繰り広げられるトップ争いに割って入ろうとした三原だったが、追撃は一歩及ばず、グリーンクラブ成田MXパークwithピュアテックレーシングに所属する竹中純矢の先行を許し4位でチェッカーを受けた。

IA2決勝第2ヒート
 このヒートも三原はスタートに失敗。オープニングラップ16位と後方からの追い上げを強いられた三原は前半、周回毎に確実に順位を挽回し、7周目には10番手まで順位を回復。混戦の中でなかなか活路を見出すことが出来ず苦戦した三原だったが、後半も追撃の手を緩めることなく、最後まで攻め続けるとラストラップにも1台をパスし5位でフィニッシュ。鋭い追い上げから後半2位争いを演じた竹中は、終盤2番手を力走するもラストラップに転倒を喫し4位でフィニッシュした。

  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也
  • #1 三原 拓也

新井宏彰(1位/5位)のコメント

 「ヒート1はスタートからぶっちぎりの展開となって、自分のレースが出来たと思います。ヒート2はスタートが決まらず、完全に前のライダーのペースにハマッてしまいました。なんとか抜け出そうと試みましたが、変な荒れ方で難しいコンディションになってしまい、なかなかパッシング出来ませんでした。残り1戦。自分はとにかく行くしかない。パーフェクト優勝を狙います。」

三原拓也(4位/5位)のコメント

 「前回近畿大会の直後に肩を怪我してしまって、ネイションズも欠場せざるを得ませんでした。痛み自体はほとんどなくなって、走りに影響が出ることもないと思っていたんですが、スタートで前に出れず、前半はペースも上げることが出来ませんでした。調子が悪いなりにやるべきことはなったハズですが、どうしてか力が出せなかった。タイトル争いは難しくなりましたが、最終戦SUGOは思い切って走るだけです。」

田澤監督のコメント

 「三原はスタートを失敗して自分のペースに持ち込むことが出来なかった。ヒート2も同じような展開で最後まで乗れませんでした。そのIA2では、三原の負傷で急遽ネイションズに出場してもらった竹中君が結果を出してくれた。これまでで1番過酷と言われたレースを走った経験が自信に繋がったのだと思います。新井のヒート1はスタートからフィニッシュまで文句のない展開でしたね。最後まできっちりと自分の仕事をやってのけた。ヒート2はコースの荒れもあって、混戦から抜け出すのに時間がかかり過ぎた。今シーズンも残り2ヒート。レースは何があるかわからないので、最後まで諦めずきっちりとやり切ります。」

  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
2 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
3 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
4 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450
5 14 深谷広一 Honda CRF450R
6 1 成田 亮 Honda CRF450
7 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
8 40 小方 誠 Honda CRF450
9 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
10 24 納屋 望 Honda CRF450R
11 6 平田 優 Honda CRF450
12 5 田中教世 Yamaha YZ450F
13 9 北居良樹 KTM 450SX-F
14 935 小島太久摩 Yamaha YZ450F
15 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
16 615 須田 純 Kawasaki KX450F
17 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
18 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
19 10 沼田誠司 Kawasaki KX450F
20 13 芹沢翔悟 Honda CRF450

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450
2 14 深谷広一 Honda CRF450R
3 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450
4 40 小方 誠 Honda CRF450
5 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
6 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
7 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
8 6 平田 優 Honda CRF450
9 9 北居良樹 KTM 450SX-F
10 24 納屋 望 Honda CRF450R
11 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
12 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
13 935 小島太久摩 Yamaha YZ450F
14 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
15 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
16 49 井上眞一 Kawasaki KX450F
17 20 谷 和也 Yamaha YZ450F
18 615 須田 純 Kawasaki KX450F
19 16 片平竜英 Yamaha YZ450F
20 26 中村泰介 Yamaha WR450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 113 田中雅己 Honda CRF250R
2 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
3 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
4 1 三原拓也 Kawasaki KX250F-SR
5 166 星野優位 Honda CRF250
6 61 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
7 50 富田俊樹 Honda CRF250
8 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
9 70 佐藤 亮 Honda CRF250
10 59 安原 志 Yamaha YZ250F
11 58 小川孝平 Honda CRF250R
12 64 近藤祐介 Honda CRF250
13 68 馬場大貴 Honda CRF250
14 75 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
15 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
16 03 道脇右京 Honda CRF250R
17 76 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
18 06 勝山 聖 Suzuki RM-Z250
19 87 石浦 諒 Kawasaki KX250F
20 60 上田康平 Suzuki RMZ250

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 166 星野優位 Honda CRF250
2 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
3 113 田中雅己 Honda CRF250R
4 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
5 1 三原拓也 Kawasaki KX250F-SR
6 60 上田康平 Suzuki RMZ250
7 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
8 59 安原 志 Yamaha YZ250F
9 70 佐藤 亮 Honda CRF250
10 58 小川孝平 Honda CRF250R
11 75 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
12 03 道脇右京 Honda CRF250R
13 61 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
14 76 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
15 06 勝山 聖 Suzuki RM-Z250
16 68 馬場大貴 Honda CRF250
17 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
18 05 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
19 74 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
20 64 近藤祐介 Honda CRF250

2012年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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