2012 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2012年 全日本モトクロス選手権 第7戦 近畿大会
  • ■ IA1 / IA2
  • ■ 開催日:2012年9月9日(日)
  • ■ 会場名:名阪スポーツランド

IA2三原拓也が今季2度目のパーフェクトV達成!
IA1新井宏彰はシーズン2勝目、今季2度目の総合V!!

#1 三原 拓也

 全日本モトクロス選手権シリーズ第7戦 近畿大会は、奈良県山辺郡山添村の名阪スポーツランドで開催された。2カ月以上の長いインターバルを経て再開したシリーズの終盤戦。近畿大会は例年春と秋の2大会がこのコースで開催されてきたが、今シーズンは秋の1戦のみ。サンド路面のテクニカルコースとして知られる名阪スポーツランドは、中部、近畿のどちらからもアクセスしやすく毎回大勢の観客が訪れる。大会期間中は土曜日の午前中と日曜日の昼に一時雨が降ったものの、概ね好天に恵まれ、公式発表で8200名の観客が厳しい残暑の残る中レースを楽しんだ。今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRで初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

レポート

IA1予選
 33台が出場したIA1クラス、土曜日の予選B組に出場した新井はスタートこそやや出遅れたものの、すぐに3番手まで順位を上げ、ラストラップにベストタイムをマークして3位でフィニッシュ。6番グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

IA1決勝第1ヒート
 横一線のスタートから真っ先に1コーナーを駆け上がったのは、グリーンクラブJUDGEMENTの須田 純と新井。2コーナーでは須田が先行するが、1周目新井はすぐに須田と順位を入れ換えトップに躍り出る。一気にスパートした新井は、2周目に1分41秒台前半のベストタイムをマーク。序盤、ただ一人42秒を切るタイムを連発した新井は、ライバルを完全に圧倒するペースで序盤から独走態勢を築いていく。しかしレース中盤、ややペースを乱した新井に2番手を走行していた成田 亮(ホンダ)が徐々に接近。前半のハイペースが裏目に出て新井は終盤成田の先行を許してしまう。ラスト3周、トップを明け渡した新井は再逆転を狙って成田をマークするも、逆転には一歩及ばず新井はトップから3秒差の2位でチェッカーを受けた。

IA1決勝第2ヒート
 ホールショットを奪ったのは小方 誠(ホンダ)。グリーンクラブ&パーク神戸RTの星野 裕が2番手に付け、新井は3番手でオープニングラップをクリア。2周目、成田の先行を許し4番手に後退するも、冷静に前の様子を伺っていた新井は、3周目転倒した成田を抜いて再び3番手に浮上。5周目に星野をパスし2番手に順位を上げた新井は、確実に小方との間合いを詰めるとレースの中盤完全にその背後を捉えテールtoノーズの状態に持ち込むとチャンスを伺う。迎えた8周目、新井のプレッシャーを受けた小方が単独転倒。この隙にトップに立った新井は、後半後続を寄せつけることなく独走態勢を保ったままチェッカーを受け今季2勝目を飾ると同時に、第4戦以来となるシーズン2度目の総合優勝をマークした。前半2番手をキープしていた星野は、後半ひとつ順位を落としたものの3位のポジションを守ってフィニッシュし、クラス初表彰台を獲得した。

IA2予選
 土曜日のIA2予選A組に出場した三原は、トップ争いを繰り広げると後半は確実に2位をキープしてフィニッシュ。3番グリッドを獲得し決勝へと駒を進めた。

IA2決勝第1ヒート
 秋晴れの強い日差しが照りつける中、三原の鮮やかなホールショットでレースがスタート。1周目からレースリーダーとなった三原は、一気にスパートし、後続を寄せつけることなくオープニングラップをダントツのトップでクリアする。2周目に早くもこのヒートのベストタイムをマークしてレースの主導権を握った三原は、一気に2番手以降を突き放して序盤から独走態勢を築いていく。レース中盤、2番手を走る星野優位(ホンダ)に対し約15秒の大差を付けた三原は、後半もペースを緩めることなく自在にコースを攻め続け、真っ先にチェッカーを受けるとスタートtoフィニッシュの会心のレース運びでクラス最多となる今季5勝目をマークした。

IA2決勝第2ヒート
 ホールショットを奪ったのは田中雅己(ホンダ)。三原は田中に続き2番手で1周目のコントロールラインをクリアしトップ争いを開始する。序盤、地元の田中がスパートしリードを広げる一方で、三原はいま一つペースが上がらず苦戦を強いられるが、レース中盤を過ぎると疲れの見え始めた田中と、安定してラップを重ねてきた三原のタイムが逆転。両者の距離が徐々に接近し始める。レース後半、明らかにペースが落ちた田中の背後を捉えた三原は、確実にその間合いを詰めると15周目についに逆転。最後まで攻め続けた三原は田中を突き放して独走態勢に持ち込むと、2位以下に7秒近い大差を付けフィニッシュ。優勝回数を6に伸ばした三原は今季2度目のパーフェクト優勝を飾り、連破に向け残り2戦でのランキング逆転に大きな弾みをつけた。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也

新井宏彰(2位/1位)のコメント

 「正直、このコースは今まであまり相性が良くなかったんですが、夏のインターバルに誰よりもやってきたという強い気持ちを持って臨んだ結果、いいレースが出来たと思います。ヒート1はレース中に自分のラインが悪化してリズムを崩してしまいましたので、ヒート2はしっかりと様子を見て最後に勝負をするつもりでした。先行するライダーのミスでトップに立ったのも思い通りの展開だったし、成田さんがいても絶対に勝負が出来たと思っています。残り2戦、最後までプレッシャーを与え続けられるように、次のレースはもちろん両方勝つつもりです。」

三原拓也(1位/1位)のコメント

 「夏のインターバルにアメリカに行ってトレーニングして来たので、その成果を出せたことに満足しています。もちろん目標はタイトルの防衛だし最後まで諦めずチャンピオンを目指します。そのためにも次も連勝します。その前にネイションズがあるんですが、3年連続で代表に選ばれて、前の2大会は満足のいく結果は残せなかったので、今回はリザルトでチームに貢献するつもりです。」

田澤監督のコメント

 「三原のヒート1は去年の走り思わせる申し分のない内容でした。ヒート2は最初に田中君に行かれてしまいましたが、前半は三原にもバラツキがあって、チーム全体でサインを出して盛り上げました。中盤からは盛り返すことが出来て、それが勝利に繋がったと思います。新井のヒート1は勝てるレースだった。行けるかと思ったんですが、中盤リズムを崩して修正出来ず逆転を許してしまいました。ヒート2は星野に手間取ってパッシングの課題がありましたが、トップに出てからタイムも出せているし内容は良かったと思います。今回の勝利に気を緩めることなく、次も全部勝つつもりで、スタッフ一丸となってきっちりとやっていきます。」

  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450
2 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
3 40 小方 誠 Honda CRF450
4 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
5 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
6 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
7 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
8 5 田中教世 Yamaha YZ450F
9 9 北居良樹 KTM 450SX-F
10 14 深谷広一 Honda CRF450R
11 6 平田 優 Honda CRF450
12 7 増田一将 Honda CRF450
13 935 小島太久摩 Yamaha YZ450F
14 615 須田 純 Kawasaki KX450F
15 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
16 49 井上眞一 Kawasaki KX450F
17 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
18 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
19 65 斉木達也 Yamaha YZ450F
20 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
2 6 平田 優 Honda CRF450
3 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
4 40 小方 誠 Honda CRF450
5 14 深谷広一 Honda CRF450R
6 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
7 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
8 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
9 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450
10 7 増田一将 Honda CRF450
11 1 成田 亮 Honda CRF450
12 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
13 49 井上眞一 Kawasaki KX450F
14 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
15 615 須田 純 Kawasaki KX450F
16 10 沼田誠司 Kawasaki KX450F
17 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
18 65 斉木達也 Yamaha YZ450F
19 20 谷 和也 Yamaha YZ450F
20 16 片平竜英 Yamaha YZ450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 三原拓也 Kawasaki KX250F-SR
2 166 星野優位 Honda CRF250
3 61 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
4 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
5 59 安原 志 Yamaha YZ250F
6 60 上田康平 Suzuki RMZ250
7 113 田中雅己 Honda CRF250R
8 70 佐藤 亮 Honda CRF250
9 68 馬場大貴 Honda CRF250
10 64 近藤祐介 Honda CRF250
11 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
12 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
13 58 小川孝平 Honda CRF250R
14 76 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
15 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
16 74 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
17 03 道脇右京 Honda CRF250R
18 151 黒澤良太 Honda CRF250
19 06 勝山 聖 Suzuki RM-Z250
20 08 上佐祥敬 Honda CRF250R

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 1 三原拓也 Kawasaki KX250F-SR
2 113 田中雅己 Honda CRF250R
3 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
4 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
5 61 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
6 50 富田俊樹 Honda CRF250
7 166 星野優位 Honda CRF250
8 70 佐藤 亮 Honda CRF250
9 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
10 68 馬場大貴 Honda CRF250
11 58 小川孝平 Honda CRF250R
12 75 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
13 03 道脇右京 Honda CRF250R
14 05 吉村仁兵 Kawasaki KX250F
15 59 安原 志 Yamaha YZ250F
16 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
17 74 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
18 80 飯野俊寿 Honda CRF250R
19 62 原田 翼 Yamaha YZ250F
20 04 土橋 優 Yamaha YZ250F

2012年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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