2012 All Japan Motocross Championship

  • ■ 2012年 全日本モトクロス選手権 第5戦 北海道大会
  • ■ IA1 / IA2
  • ■ 開催日:2012年6月17日(日)
  • ■ 会場名:北海道オフロードパーク

IA2三原拓也が第1ヒートで今季4勝目をマーク。IA1新井宏彰は両ヒート3位表彰台を獲得

#1 三原 拓也

 全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦 北海道大会は、千歳市の北海道オフロードパークで開催された。全日本初開催となった会場は、新千歳空港や道央自動車道の千歳インターからすぐの森に囲まれたコースで、北海道ならではの広さとサンド主体の路面が特徴。大会期間中は土曜日こそ途中霧雨が降った程度で保たれたが、決勝が行われた日曜日は朝から小雨が降り続き、ギャップの多いサンド路面に水溜まりが出来るなど、非常に荒れたコンディションでのレースとなった。例年より半月早く開催された北海道大会。生憎の雨と肌寒い天候にもかかわらず、北海道の内外から主催者発表で3200人の観客が訪れレースを楽しんだ。今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRで初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

レポート

IA1予選
 エントリー台数29台、出走26台となったIA1クラスは土曜日にグリッド決めの予選が行われ、スタートで出遅れた新井は1周目14番手から順位を上げ8位でフィニッシュ。8番グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

IA1決勝第1ヒート
 小雨が降り続く中、鮮やかなホールショットを決めてレースをスタートさせた新井は、1周目の攻防でややポジションを落とし3番手でコントロールラインをクリア。2周目、荒れたコースの攻略で苦戦し、更にひとつポジションを下げた新井だが、3周目には増田一将(ホンダ)をパスし再び3番手に浮上すると、2番手を走る成田 亮(ホンダ)をマークしてチャンスを伺う。中盤、トップ2台の先行を許し単独走行となった新井は、後半も確実に周回を重ねて3番手のポジションをキープ。新井はそのまま3位でフィニッシュした。

IA1決勝第2ヒート
またもホールショットを決めた新井はオープニングラップをトップでクリア。2周目に2番手に後退した新井は、4周目に更にひとつ順位を下げ3番手に順位を落とすが、ここから踏ん張りを見せ前を走る2台をしっかりとマーク。後続を徐々に引き離し3台に絞られたトップ争いの中で、新井は先行する2台に割ってはいるチャンスを伺うが、逆転は叶わず新井はこのヒートも3位でチェッカーを受け今季9度目の表彰台を獲得した。

IA2予選
 土曜日のIA2予選B組に出場した三原は、確実にスタートを決めると先行する田中雅巳(ホンダ)を追い詰め逆転すると後続を突き放してトップでフィニッシュ。全体でのベストラップをマークすると共にフィニッシュタイムでA組を上回り1番グリッドを獲得した。

IA2決勝第1ヒート
 スタート直後、鋭い加速からハイスピードのまま1コーナーのアウト側をターンしようとした三原は、インから寄せてきたライダーに寄せられて接触転倒。更にもう一台がそこに絡み、このアクシデントでレースは赤旗中断となる。やり直しスタートになんとか臨んだ三原は、渾身のスタートを決めるとオープニングラップを2番手でクリア。2周目、岡野 聖(スズキ)に先行されたものの、トップを走っていた山本 鯨(スズキ)をパスし2番手をキープした三原は、確実に岡野をマークしチャンスを伺う。5周目、三原はペースの上がらない岡野をパスしトップに浮上。中盤リードを広げた三原だったが、後半に入ると田中)が三原に接近。しかし三原は気力を振り絞ってこの追撃を退けるとトップでチェッカーを受け今季4勝目をマークした。

IA2決勝第2ヒート
 またも気迫のスタートを見せホールショットを決めた三原は、1周目2番手でコントロールラインを通過する。2周目も2番手をキープした三原だったが、3周目、2位争いの攻防のなか三原は、ハイスピードで進入するワイドコーナー手前のギャップでバランスを崩し激しく転倒。自力でコースの外に退避した三原だったが、ヒート1のダメージと重なって再スタートは無理と判断し、無念のリタイヤとなった。このヒート、カワサキ勢ではグリーンクラブ成田MXパークwithピュアテックレーシングの竹中純矢が5位でフィニッシュ。第1ヒートも5位でチェッカーを受けた竹中は総合も5位。三原は総合9位の成績を残した。

  • #331 新井 宏彰
  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也

新井宏彰(3位/3位)のコメント

 「初めてのコースでこれまでに経験したことがないくらい荒れたコンディション。ライバルの速さを認めざるを得ない展開だったが、両ヒートとも離されることはなかったし、逆に終盤追い詰めることが出来たのでまずまずの内容だったと思う。正直得意ではないコースで、両ヒートしっかりまとめられたことが何より大きい。シーズンは後半に入ったが、トップを目指して残りのレースを戦って行きます。」

三原拓也(1位/リタイヤ)のコメント

 「両ヒート勝つつもりだったし自信もあったが、ヒート1のスタートで当てられて転倒してしまい、直後は動けないほどのダメージを負ってしまった。やり直しとなったレースは、スタートで前に出て、前半はまだ良かったが後半辛くなって、最後は気力だけで戦った。ヒート2は更に厳しいレースになることが分かっていたので、勝ちを狙うのではなく、大きく落とさないことを念頭に置いていた。しかし自分のミスで転倒してしまい、ダメージが重なって再スタート出来なかった。今後は検査の結果次第だが、とにかくしっかりと回復に取り組みたい。」

田澤監督のコメント

 「三原はヒート1のスタート直後に転倒し、スタートはやり直しとなったもののあの状態で良く最後まで持ち堪えてくれたと思う。正に気力の勝利だった。ヒート2もスタートで前に出ていい展開だっただけに、転倒してリタイヤとなってしまったことは残念。次のレースに向けて調整に取り組むしかない。新井は両ヒートともスタートを決めてトップ争いに絡むことが出来たが、今回はライバルが一枚上手だった。もう一歩の前進が必要だがトップを射程圏内に捉えており、内容は良かったし収穫もあった。この勢いで前を取りたいと思う。」

  • #331 新井 宏彰
  • #1 三原 拓也

リザルト

IA1 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450
2 6 平田 優 Honda CRF450
3 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
4 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
5 7 増田一将 Honda CRF450
6 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
7 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
8 40 小方 誠 Honda CRF450
9 5 田中教世 Yamaha YZ450F
10 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450
11 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
12 9 北居良樹 KTM 450SX-F
13 49 井上眞一 Kawasaki KX450F
14 10 沼田誠司 Kawasaki KX450F
15 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
16 615 須田 純 Kawasaki KX450F
17 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
18 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
19 17 鈴木正明 Yamaha YZ450F
20 16 片平竜英 Yamaha YZ450F

IA1 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 1 成田 亮 Honda CRF450
2 6 平田 優 Honda CRF450
3 331 新井宏彰 Kawasaki KX450F-SR
4 44 小島庸平 Suzuki RM-Z450WS
5 52 島﨑大祐 Suzuki RM-Z450
6 2 熱田孝高 Suzuki RM-Z450WS
7 123 星野 裕 Kawasaki KX450F
8 9 北居良樹 KTM 450SX-F
9 43 稲垣佳樹 Suzuki RM-Z450
10 49 井上眞一 Kawasaki KX450F
11 40 小方 誠 Honda CRF450
12 15 増田 篤 Suzuki RM-Z450
13 5 田中教世 Yamaha YZ450F
14 83 髙須庸市 Suzuki RM-Z450
15 10 沼田誠司 Kawasaki KX450F
16 16 片平竜英 Yamaha YZ450F
17 615 須田 純 Kawasaki KX450F
18 54 尾崎友哉 Yamaha YZ450F
19 7 増田一将 Honda CRF450
20 17 鈴木正明 Yamaha YZ450F

IA2 Race1

Pos. No. Rider Machine
1 1 三原拓也 Kawasaki KX250F-SR
2 113 田中雅己 Honda CRF250R
3 166 星野優位 Honda CRF250
4 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
5 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
6 68 馬場大貴 Honda CRF250
7 59 安原 志 Yamaha YZ250F
8 50 富田俊樹 Honda CRF250
9 61 岡野 聖 Suzuki RM-Z250
10 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
11 151 黒澤良太 Honda CRF250
12 74 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
13 09 江原大地 Honda CRF250R
14 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
15 70 佐藤 亮 Honda CRF250
16 04 土橋 優 Yamaha YZ250F
17 76 迫田勇馬 Kawasaki KX250F
18 07 佐々木俊樹 Yamaha YZ250F
19 03 道脇右京 Honda CRF250R
20 64 近藤祐介 Honda CRF250

IA2 Race2

Pos. No. Rider Machine
1 55 山本 鯨 Suzuki RM-Z250WS
2 166 星野優位 Honda CRF250
3 50 富田俊樹 Honda CRF250
4 113 田中雅己 Honda CRF250R
5 57 竹中純矢 Kawasaki KX250F
6 151 黒澤良太 Honda CRF250
7 68 馬場大貴 Honda CRF250
8 911 斉藤 嵩 Suzuki RM-Z250
9 59 安原 志 Yamaha YZ250F
10 60 上田康平 Suzuki RMZ250
11 58 小川孝平 Honda CRF250R
12 70 佐藤 亮 Honda CRF250
13 63 今野陽平 Kawasaki KX250F
14 75 稲垣達樹 Suzuki RM-Z250
15 03 道脇右京 Honda CRF250R
16 09 江原大地 Honda CRF250R
17 62 原田 翼 Yamaha YZ250F
18 74 鎌倉大樹 Yamaha YZ250F
19 64 近藤祐介 Honda CRF250
20 04 土橋 優 Yamaha YZ250F

2012年 全日本モトクロス選手権 ポイントランキング

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