2017 Asia Road Racing Championship

  • ■ 2017年 アジアロードレース選手権 第3戦 日本大会
  • ■ スーパースポーツ 600cc / アジア・プロダクション 250cc
  • ■ 開催日:2017年6月4日(日)
  • ■ サーキット名:鈴鹿サーキット(5.821 km)

Azlan、痛みを堪えてポイント獲得!ランキング首位をキープ。

#25 Azlan Shah Kamaruzaman

 鈴鹿大会は2013年からの開催で、今年で5年目。テクニカルなコースレイアウトを持つ日本屈指のサーキットで、例年8時間耐久レースが開催されることでも有名である。
 2017年シーズンのアジアロードレース選手権は2戦を消化してランキングトップはAzlan Shah Kamaruzaman。今年の鈴鹿8時間耐久にカワサキチームグリーンから参戦することが決まり、高いモチベーションを持って鈴鹿入りした。

レポート

 2日(金)に行われた3回のフリー走行でもKamaruzamanは好タイムをマーク、2回のセッションでトップに立っており、前戦のダブルウィンに引き続き好成績が期待された。一方、Yudhistiraは精彩を欠き、自身のベストタイムに届かず、対照的な状況であった。
 3日(土)は予選とレース1が行われた。KamaruzamanとYudhistiraは前夜に激しい雨が降ったため、フリー走行で使用したタイヤでコースコンディションを確認、フレッシュタイヤに交換してタイムアタックを開始した。ピット内のモニターの最上部に表示されている名前はKamaruzaman。セクター1、セクター2をクリアする度にタイムが区間トップを意味する赤色で表示される。しかし、最終コーナーの立ち上がりでマシンの挙動が大きく乱れ転倒、期待されたファステストラップを手中に収めることができなかった。そればかりか、この転倒で右手のグローブが裂け、中指、薬指にひどい裂傷を負ってしまった。結果的に3番手のタイムを記録はしていたものの、レース1への出場が危ぶまれた。Yudhistiraは一度乱れたリズムを取り戻すことができず、2′14.0という平凡なタイムに終わり、15番グリッドからのスタートになった。

 15時からスタートするレース1、Kamaruzamanのマシンは修復され、右手にワンサイズ大きいグローブをはめたKamaruzamanとともに3番グリッドについた。選手紹介が終わり、ウォームアップラップに入る。ピット内のスタッフが注視するモニターに映し出された映像はスローダウンするYudhistiraが。呆然とするスタッフの下に戻ってきたYudhistiraからエンジンにトラブルが発生したことが告げられた。
 グリッドに残るグリーンモンスターは右手に負傷を抱えたKamaruzamanのみ。それでもKamaruzamanは絶妙なクラッチミートで好スタートを決め、軽快なリズムでS字をトップで駆け抜けていく。しかし、ハードブレーキングが要求されるコーナーでは思うようなライディングができず、最終手前のシケインで伊藤(Yamaha)に、その後も芳賀(Yamaha)、Polamai(Yamaha)、West(Yamaha)にパスされてしまう。痛みを堪えながらも先頭集団で戦うKamaruzaman。13周、約30分の走行が要求されるこのレース、Kamaruzamanはその大半を9台の先頭集団の中の中盤、4~5番手をキープ、最終ラップで前を走る榎戸(Honda)がシケインでマシンコントロールを失った隙に4番手に浮上、貴重な13点を獲得した。

 4日(日)。SS600クラスのレース2は前日と同じ15:05からスタートした。前日同様3番手グリッドからホールショットを決めたKamaruzamanではあったが、前日に負った負傷の影響は大きく、2周目には4番手、3周目には5番手と、徐々に順位を落としてしまう。それでも、12台にも及ぶ集団の中盤でポジションをキープし続ける。Yudhistiraは1周目にポジションを11番手までリカバーするが、4周目の130Rでマシンが振られ、14番手までポジションを落としてしまい、第2集団の中での争いを強いられた。
 レースは伊藤、West、Polamaiが終始順位を入れ替えながらトップ争いを展開、Westがレース1に続いて優勝した。Kamaruzamanは最後に力尽き10位でチェッカーを受けた。Yudhistiraは13位と、カワサキにとって厳しい結果となった。
 次戦、第4戦は8月11~13日にインドネシア・セントゥールサーキットで開催される。
 Kamaruzamanはこのコースと得意とし、Yudhistiraも優勝を飾ったことがあるだけに巻き返しに期待したい。

  • #25 Azlan Shah Kamaruzaman
  • #25 Azlan Shah Kamaruzaman
  • #33 H A Yudhistira

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 13 Anthony West Yamaha
2 76 伊藤 勇樹 Yamaha
3 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
4 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
5 32 榎戸 育寛 Honda
6 23 羽田 大河 Honda
7 41 芳賀 紀行 Yamaha
8 71 加賀山 就臣 Suzuki
9 104 山口 辰也 Honda
10 31 前田 恵助 Yamaha
11 634 名越 哲平 Honda
12 17 山田 誓己 Honda
13 82 田中 歩 Yamaha
14 69 Shankar Sarath Kumar Honda
15 18 Lin Chia Hao Yamaha

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 13 Anthony West Yamaha
2 76 伊藤 勇樹 Yamaha
3 71 加賀山 就臣 Suzuki
4 23 羽田 大河 Honda
5 65 Chalermpol Polamai Yamaha
6 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
7 32 榎戸 育寛 Honda
8 104 山口 辰也 Honda
9 59 Ratthapong Wilairot Honda
10 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
11 31 前田 恵助 Yamaha
12 41 芳賀 紀行 Yamaha
13 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
14 64 Keminth Kubo Yamaha
15 17 山田 誓己 Honda
16 82 田中 歩 Yamaha
17 69 Shankar Sarath Kumar Honda
18 18 Lin Chia Hao Yamaha

2017年 アジアロードレース選手権 ポイントランキング

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