2017 Asia Road Racing Championship

  • ■ 2017年 アジアロードレース選手権 第1戦 マレーシア大会
  • ■ スーパースポーツ 600cc / アジア・プロダクション 250cc
  • ■ 開催日:2017年4月2日(日)
  • ■ サーキット名:ジョホール・サーキット(3.860 km)

Azlan、波乱のレースを2位でフィニッシュ(レース2)

#25 Azlan Shah Kamaruzaman

 アジアロードレース選手権の2017年シーズンは2週間前の公式テストを経て3月31日~4月2日の日程でマレーシア・ジョホールサーキットで開催された。当初は第1戦の開催地はセパンサーキットでアナウンスされていたが、サーキット側の都合で急遽ジョホールサーキットに変更されての開催である。
 2017年のカワサキ勢は、マレーシアのBike ART Kawasaki Racingが活動を休止することになったため、インドネシアのManual-Tech KYT Kawasakiのみとなった。チーム構成はSS600クラスにエースのYudhistiraとBike ART Kawasaki Racingから移籍したAzlan Shah Kamaruzaman、AP250クラスに2016年はSS600クラスに参戦したA. Fadlyを起用し、チャンピオン獲得を狙う。

レポート

 昨年この地で行われた開幕戦では、Kamaruzamanが見事ダブルウィンを飾った。今年も彼の活躍に期待したいところだが、トップ争いを演じたZaidi(Honda)に加えKraisart(Yamaha)、伊藤(Yamaha)も公式テストでは好調だったためManual-Tech KYT Kawasakiのメンバーは気を引き締めていた。
 3月31日のフリー走行を経て迎えた4月1日の予選、トップタイム1'30.612をマークしたのはZaidi(Honda)だった。2番手にダークホースの羽田(Honda)、3番手にKraisart、4番手にKamaruzaman、Yudhistiraは6番手からのスタートとなった。ここまでがトップから1秒以内であり射程圏内に捕らえているので、トップグループの中でいかに戦うかが課題となった。
 メインのSS600クラスの前にAP250クラスが行われ、5番グリッドからスタートしたFadlyは序盤からアグレッシブな走りを見せたが、これがミスを誘発することになり、8位でチェッカーを受けた。
 同日午後に行われたレース1は、どんよりとした雲が広がり、今にも雨が降り出しそうな天候の中で現地時間15時丁度にスタートした。気温は29℃、午前に60℃近くまで上昇していた路面温度は45℃まで低下していた。
 ホールショットはZaidiだったが、Kamaruzamanも絶妙のスタートを見せ、2番手で1コーナーを立ち上がっていく。以下、羽田、Kraisart、伊藤、Yudhistira、そしてPolamai(Yamaha)。
 3周目に入った頃、小雨がぱらつき始めた。ここでKraisartが動き、トップに浮上する。この時点でこのトップグループと後続が離れ始める。中盤に差し掛かった頃、タイヤを消耗してしまったYudhistiraがこの集団から脱落する。Kamaruzamanは5番手のポジションで様子を伺っていたが、12周目の1コーナー立ち上がりで前を走るKraisartがわずかにコースアウトした際にスロットルを戻してしまったため、Zaidi、羽田、伊藤から離れてしまい、Kraisartとの4位争いになった。最終ラップ、KamaruzamanはダウンヒルでKraisartのインを奪い4位に浮上、Kraisartを振り切ってチェッカーを受けた。そのわずかに後、最終コーナー手前のシケインでWilairot(Honda)とPolamaiが転倒、これによってYudhistiraは7位でレースを終えた。

 翌2日に行われたレース2は前日と全く異なる天候下で行われた。天候は晴れ、気温は日陰でも33℃に達し、路面温度は実に66℃。前日のセットアップをどう生かしていくかが各チームにとっての課題になった。
 SS600クラスの前に行われたAP250クラスでは、Fadlyがレース1のアグレッシブさを抑えて冷静に走りきり、6位でフィニッシュした。
 メインとなるSS600クラスは前日と異なる影響なのか、全く異なる展開になった。ホールショットは羽田。Kraisart、Kamaruzamanと続くが、何とレース1の勝者Zaidiが3コーナーでハイサイド、早々に戦列から離れる。4周目にはKraisartが10コーナーで転倒と、高い路面温度の影響なのか上位陣に波乱が起きる。この時点での順位は、羽田、Kamaruzaman、Yudhistira、伊藤、Ardiansyah(Honda)。レース中盤に差し掛かった頃、高い路面温度の影響がカワサキ勢にも出てくる。リアにソフトタイヤを選択していた二人のペースが上がらない。Kamaruzamanから羽田が離れていき、Yudhistiraには伊藤が迫ってくる。9周目、伊藤が2コーナーでYudhistiraのインに飛び込むが曲がり切れずコースアウト、大きく順位を落とすが今度はArdiansyahがYudhistiraに迫ってくる。13周目の2コーナーでYudhistiraは後続に止む無く3番手のポジションを明け渡し、4位でチェッカーを受けた。Kamaruzamanは羽田に追いつくことはできなかったものの、2位でチェッカーを受けた。

  • #25 Azlan Shah Kamaruzaman #33 H A Yudhistira
  • #25 Azlan Shah Kamaruzaman
  • #33 H A Yudhistira

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
2 23 羽田 大河 Honda
3 76 伊藤 勇樹 Yamaha
4 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
5 24 Decha Kraisart Yamaha
6 65 Chalermpol Polamai Yamaha
7 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
8 16 Irfan Ardiansyah Honda
9 634 名越 哲平 Honda
10 17 山田 誓己 Honda
11 104 山口 辰也 Honda
12 41 芳賀 紀行 Yamaha
13 19 Aaron Morris Yamaha
14 69 Shankar Sarath Kumar Honda

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 23 羽田 大河 Honda
2 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
3 16 Irfan Ardiansyah Honda
4 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
5 59 Ratthapong Wilairot Honda
6 41 芳賀 紀行 Yamaha
7 104 山口 辰也 Honda
8 634 名越 哲平 Honda
9 17 山田 誓己 Honda
10 65 Chalermpol Polamai Yamaha
11 76 伊藤 勇樹 Yamaha
12 19 Aaron Morris Yamaha
13 24 Decha Kraisart Yamaha
14 69 Shankar Sarath Kumar Honda

2017年 アジアロードレース選手権 ポイントランキング

Page Top