2016 Asia Road Racing Championship

  • ■ 2016年 アジアロードレース選手権 第6戦 タイ大会
  • ■ スーパースポーツ 600cc / アジア・プロダクション 250
  • ■ 開催日:2016年12月4日(日)
  • ■ サーキット名:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554 km)

Azlan、シリーズランキング3位を獲得!

#25 A S Kamaruzaman

 ほとんどの選手権がそのシーズンを終え、アジアロードレース選手権の最終戦となる第6戦は舞台をチャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)に移して行われた。
 常夏のイメージがある東南アジアではあるが、さすがに12月でタイの内陸部に位置するブリラムでは、朝晩は涼しく肌寒く感じる。日中も25℃前後と第2戦の時と比べると非常に過ごしやすい。
 今大会は最終戦ということもあり、今大会のワイルドカードは多彩なメンバーが参戦している。全日本からPolamai(Yamaha)、山口辰也(Honda)、世界スーパースポーツ選手権から大久保光(Honda)、そしてBike ART KawasakiからはZulfahmi Khairuddin。彼らがどのようにレギュラーメンバーに絡んでいくかも注目された。
 第2戦ではレース2でアクシデントに見舞われたものの好走を見せたYudhistira、2位表彰台を獲得したAzlan Shah Kamaruzamanも前回以上の成績を残して1年を締めくくるべく、意欲的にフリー走行でセットアップを進めていった。

レポート

 大会2日目の12月2日に行われた予選、高次元での走りを見せたのは地元のタイ勢だった。
 Polamaiが1’38.547でポールポジションを獲得、2番手に1’38.569でKraisart(Yamaha)、3番手が1’38.901をマークしたNarkcharoensri(Yamaha)とフロントローをタイ勢が独占した。
 カワサキ勢はKamaruzamanが1’39.411で6番手、Yudhistiraが1’39.805で13番手、ワイルドカードのKhairuddinが1’40.134で16番手、Fadlyは1’40.611で21番手と厳しい状況となったが、Kamaruzamanは上位との差は小さく、Yudhistiraも予選で予期せぬトラブルが発生しての結果だったので、皆ポジティブにレースに臨んだ。

 大会3日目に行われたレース1、フロントローの3台が好スタートを決め、その後ろもほぼグリッド順に1コーナーに進入していく。序盤から積極的に飛ばすタイ勢を追うのは、高橋(Honda)、West(Yamaha)、Kamaruzaman、Pratama(Honda)。早くも3周目に上位に変化が起こる。4番手の高橋が3コーナーでスリップダウン、それを避けようとしたWestが大きく順位を落とし、トップグループの3台と4番手に上がったKamaruzamanの間に大きなギャップができてしまう。Kamaruzamanはトップグループと遜色ないアベレージでラップするが、ギャップを詰めるまでには至らない。一方のその後ろでは、Pratama、Yudhistira、小山(Honda)、Zaidi(Honda)、ウェスト、伊藤(Yamaha)らがグループを形成、激しいドッグファイトが序盤からチェッカーまで展開された。その集団から抜け出してきたのは第5戦でダブルウィンを飾ったWest。13周目にはKamaruzamanに追いつき、15周目の3コーナーで前に出る。しかし、KamaruzamanもWestをぴたりとマーク、勝負どころを探りつつ迎えた最終ラップ、最終コーナーを決戦の場として絞り込んでいたKamaruzamanはイン側を閉めたWestのさらにインを突き、4位でチェッカーを受けた。Yudhistiraは一時はグループの先頭に出たものの、終盤はタイヤのスライドが激しくなり、9位でレースを終えた。Khairuddinはトラブルが出てペースが上がらず15位、Fadlyもトラブルによりリタイアとなった。
 優勝はKraisart、2位Polamai、3位Narkcharoensriとタイ勢が表彰台を独占した。

 翌12月4日、マレーシア・ジョホールバルから始まった全6戦12レースの最後のレースが行われた。
 レース1同様、Kraisart、Polamaiがレースをリードする。1周目を5番手で帰ってきたKamaruzamanはハイペースで追い上げ、3周目にはKraisart、Polamaiの背後に迫っていく。この3台は徐々に後続を引き離していくが、中盤に差し掛かったころからKamaruzamanのマシンのスライドが大きくなり、単独の3番手となる。一方YudhistiraはセカンドグループのNarkcharoensri、West、Pratama、高橋に迫っていた。しかし、Yudhistiraの背後には、Zaidi、小山が迫っており、セカンドグループが長い集団になっていったことを意味していた。Zaidi、小山は僅差でのチャンピオン争いを展開しており、中盤以降のセカンドグループの争いは激化していった。その矢先、小山がスローダウン、9周目に戦列を離れていく。
 ペースが上がらないKamaruzamanの背後にはセカンドグループから抜け出したWestが迫り、ついに12周目の最終コーナーでKamaruzamanの前に出る。序盤にタイヤを使い切ったKamaruzamanはスライドが激しくなったマシンを巧みにコントロールし、4位でチェッカーを受け、シリーズランキングを3位まで引き上げてシーズンを終えた。
 Yudhistiraは6番手で最終ラップに入ったが、最終コーナーでNarkcharoensriが強引にインに入り込み押し出される格好になり、さらにPratamaにも接触し順位を落としてしまい7位でフィニッシュした。ワイルドカードのKhairuddinはチャタリングに悩まされながらも12位でフィニッシュ、Fadlyは1周目の最終コーナーで転倒しリタイアした。

  • #25 A S Kamaruzaman
  • #25 A S Kamaruzaman
  • #33 H A Yudhistira

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 24 Decha Kraisart Yamaha
2 65 Chalermpol Polamai Yamaha
3 14 Anucha Narkcharoensri Yamaha
4 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
5 13 Anthony Keith West Yamaha
6 20 Dimas Ekky Pratama Honda
7 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
8 71 小山 知良 Honda
9 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
10 76 伊藤 勇樹 Yamaha
11 59 Ratthapong Wilairot Honda
12 73 大久保 光 Honda
13 41 芳賀 紀行 Suzuki
14 98 Patis Chooprathet Suzuki
15 63 Zulfahmi Khairuddin Kawasaki
16 104 山口 辰也 Honda
17 12 Md Fitri Ashraff Razali Yamaha
18 78 Michael Blair Yamaha
19 77 羽田 大河 Honda
20 1 高橋 裕紀 Honda

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 24 Decha Kraisart Yamaha
2 65 Chalermpol Polamai Yamaha
3 13 Anthony Keith West Yamaha
4 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
5 20 Dimas Ekky Pratama Honda
6 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
7 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
8 1 高橋 裕紀 Honda
9 14 Anucha Narkcharoensri Yamaha
10 77 羽田 大河 Honda
11 27 Andi Farid Izdihar Honda
12 63 Zulfahmi Khairuddin Kawasaki
13 59 Ratthapong Wilairot Honda
14 98 Patis Chooprathet Suzuki
15 104 山口 辰也 Honda
16 12 Md Fitri Ashraff Razali Yamaha
17 100 Thitipong Warokorn Honda
18 78 Michael Blair Yamaha
19 73 大久保 光 Honda

2016年 アジアロードレース選手権 ポイントランキング

Page Top