2016 Asia Road Racing Championship

  • ■ 2016年 アジアロードレース選手権 第2戦 タイ大会
  • ■ スーパースポーツ 600cc / アジア・プロダクション 250cc
  • ■ 開催日:2016年5月8日(日)
  • ■ サーキット名:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554 km)

Azlan、2位入賞(レース2)でランキング首位をキープ。

#25 Azlan Shah Kamaruzaman

 Azlan Shah Kamaruzamanのダブルウィンで開幕したアジアロードレース選手権、第2戦はタイ、チャーン・インターナショナルサーキットで開催された。雨季に入る時期とのことだが、連日快晴に恵まれ、気温は40℃に達し、路面温度も60℃を超え、ライダー、マシン、タイヤにとっても厳しい環境になった。 昨年はここで第4戦と第6戦が開催されているが、今年からタイヤがスリックタイヤに変更されたことで昨年のデータをそのまま使える状況ではなかったために各ライダーともベースセットアップを探るところからスタートした。

レポート

 5月6日、大会初日は3回のフリー走行が行われ、Manual-Tech KYT KawasakiのYudhistira、Fadly、Bike ART KawasakiのKamaruzamanはそれぞれ前戦Johor大会のデータをベースにコースイン、コースとの適合を進めていった。しかしながら、Johorとは異なる路面状況、コースレイアウト、高い路面温度など複数の要件が絡み合って、コース攻略に時間を要した。
 翌7日、大会2日目は予選とレース1が行われた。予選が始まる10時30分の時点で路面温度はすでに60℃を超えており、厳しい暑さがコースを覆っていた。YudhistiraはFadlyを従え早々にコースイン、初日のフリー走行で出ていた問題点が克服できるかを確認した後、ニュータイヤでタイムアタックを開始した。前日までのベストラップは1'40.9。このタイムをあっさりクリアしたYudhistiraはさらにタイムを短縮し、1'39.987を記録、しかしライバルたちもタイムアップしていたために5番グリッドからのスタートが確定した。Kamaruzamanは初めてのコースであったためにセットアップに時間を要し、1'40.451で10番手、Fadlyは1'41.840で19番グリッドからのスタートとなった。ポールポジションはZaidi(Honda)で、1'39.434、以下Wilairot(Honda)、小山(Honda)、高橋(Honda)がYudhistiraの前にマシンを並べた。
 引き続き同日に行われたレース1のスタートは16時過ぎ、やや雲が出てきたこともあり、路面温度は若干下がったものの、58℃と決して低い値を示したわけではなかった。
 18周で行われるレースがスタート、ほぼグリッド順の順位で各ライダーが1コーナーを駆け抜けていく。1周目、トップで帰ってきたのは小山。Yudhistiraは5番手、Kamaruzamanは8番手。5周目、3番手まで順位を上げたYudhistiraだったが、その最終コーナーで前を走るKraisart(Yamaha)が転倒、それを避けるために5番手まで順位を落としてしまう。レースは小山がリード、それをZaidi、地元出身のNarkcharoensri(Yamaha)、高橋、Yudhistiraが追う展開。この先頭集団は徐々に後続を引き離し、中盤までにセカンドグループを約3秒ほど引き離す。前戦でダブルウィンを飾ったKamaruzamanはセカンドグループにいたが、初めてのコースでセッティングをまとめきれなかったためペースが上がらない。
 一方、Yudhistiraは14周目には3番手まで順位を上げ、さらに上位進出を狙うが、Zaidiが彼に猛アタック、再三に渡って順位を入れ替えるバトルになる。4番手で迎えた最終ラップ、2番手を走るNarkacharoensriが最終コーナーで転倒、Yudhistiraに表彰台獲得のチャンスが生まれたが、Yudhistiraのわずかなミスを見逃さなかった高橋にかわされ、4位でチェッカーを受けた。小山がARRC初優勝、ペースを上げられなかったKamaruzamanは8位に終わり、レース2での巻き返しを図る。新鋭Fadlyは17位でフィニッシュした。

 ウィーク3日目は各クラスのレース2が行われた。SS600クラスのスタート時間は前日同様16時、路面温度はまだ60℃以上を保っていた。レッドシグナルが消灯、真っ先に1コーナーに飛び込んだのはZaidi。以下、小山、Wilairot、Yudhistiraと続く。積極的にレースを引っ張ろうとするZaidiは独走に持ち込もうとするが、小山、WilairotをかわしたYudhistiraが4周目の2コーナーでZaidiを捕らえ、トップに浮上する。
 セッティングを大きく変更してレース2に臨んだKamaruzamanも小山の背後、4番手までポジションを上げてきていた。Kamaruzamanは5周目の2コーナーで小山をパス、6周目の2コーナーでZaidiをパスし、Yudhistiraとのカワサキ1-2体制を築く。しかし、Yudhistiraが7~8コーナーでレーシングラインをはずしてしまい、5番手付近まで順位を落としてしまう。その頃にはWest(Yamaha)、Narkcharoensriがその背後に迫っていた。
 中盤以降、ZaidiがKamaruzamanの前に出ると再びレースをリード、この2台がバトルの激しくなったYudhistira、West、小山、Narkcharoensri、Wilairot、Salim(Honda)、Kraisartらのグループを徐々に引き離していく。セカンドグループはめまぐるしく順位を入れ替えるドッグファイトを展開、Yudhistiraはそのグループから抜け出そうとするが、Westと接触、これが原因でリタイヤしてしまう。KamaruzamanはZaidiをぴたりとマーク、残り2周となった17周目、2コーナーで再びトップに立つ。迎えた最終ラップ、Zaidiが3コーナーで再びKamaruzamanをパスしトップに返り咲く。Kamaruzamanは続く4コーナー、5コーナーで再びかわそうとするがわずかに及ばず2位でチェッカーを受けた。激しい3番手争いを制したのは高橋。ポイントランキングではKamaruzamanが1点差ながら首位をキープ、第3戦鈴鹿に臨む。

  • #33 H A Yudhistira #25 Azlan Shah Kamaruzaman
  • #33 H A Yudhistira
  • #25 Azlan Shah Kamaruzaman

リザルト

Race 1

Pos. No. Rider Machine
1 71 小山 知良 Honda
2 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
3 1 高橋 裕紀 Honda
4 33 Ahmad Yudhistira Kawasaki
5 13 Anthony Keith West Yamaha
6 31 Gerry Salim Honda
7 20 Dimas Ekky Pratama Honda
8 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
9 77 羽田 大河 Honda
10 100 Thitipong Warokorn Honda
11 39 Peerapong Boonlert Yamaha
12 41 芳賀 紀行 Suzuki
13 14 Anucha Narkcharoensri Yamaha
14 76 伊藤 勇樹 Yamaha
15 98 Patis Chooprathet Suzuki
16 12 Md Fitri Ashraff Razali Yamaha
17 108 Andy Muhammad Fadly Kawasaki

Race 2

Pos. No. Rider Machine
1 21 Md Zaqhwan Zaidi Honda
2 25 Azlan Shah Kamaruzaman Kawasaki
3 1 高橋 裕紀 Honda
4 71 小山 知良 Honda
5 14 Anucha Narkcharoensri Yamaha
6 31 Gerry Salim Honda
7 20 Dimas Ekky Pratama Honda
8 77 羽田 大河 Honda
9 59 Ratthapong Wilairot Honda
10 13 Anthony Keith West Yamaha
11 24 Decha Kraisart Yamaha
12 41 芳賀 紀行 Suzuki
13 91 Jakkrit Sawangswat Honda
14 100 Thitipong Warokorn Honda
15 98 Patis Chooprathet Suzuki
16 12 Md Fitri Ashraff Razali Yamaha
17 76 伊藤 勇樹 Yamaha
18 108 Andy Muhammad Fadly Kawasaki

2016年 アジアロードレース選手権 ポイントランキング

Page Top