2011 Asia Road Racing Championship

  • ■ 2011年 アジアロードレース選手権 第6戦 カタール大会
  • ■ スーパースポーツ 600cc
  • ■ 開催日:2011年12月17日(土)
  • ■ サーキット名:ロサイル・サーキット(5.380 km)

第1レース藤原が激しいバトルを制し、今季8勝目獲得!
第2レースは3位表彰台登壇
藤原のシリーズチャンピオンに続き、チームタイトルも獲得!

#37 藤原 克昭

 アジア選手権の最終戦となる第6戦は12月15日~17日の日程でカタール・ロサイルサーキットで開催された。
 ロサイルサーキットはカタールの首都ドーハの市街地から北へ約50km、砂漠に囲まれて建設されたコースで、全長5.38km、16のコーナーを持ったコースである。また、MotoGPではナイトレースが開催されることで知られており、アジア選手権もナイトレースでの開催となった。
 この時期のカタールは最高気温が25℃、夜間が12℃と寒暖の差が比較的大きく、路面温度も夜間には急激に低下するため、Manual-Tech BEET Kawasaki Racingにとって初めて経験する環境でのレースとなった。
 なお、Thailand Yamaha Teamはバンコクが未曽有の洪水被害に見舞われたため、今大会の出場をキャンセルした。一刻も早い回復と復興を望みたい。

レポート

 ウィーク初日となる15日はフリー走行1回目と予選1回目が行われた。
 18時55分から行われたフリー走行では、第5戦でチャンピオンを決めた藤原が2分8秒025を叩き出し1番手、その貫禄を見せつけた。チームメートのファドリは2分11秒716で6番手、Bike ART Kawasaki Racingのフアドが2分12秒060で9番手、前回の中国で転倒、負傷したザマニはその影響から2分14秒215で17番手とやや出遅れた。
 22時20分から行われた予選1回目は気温が15℃まで低下、路面温度も20℃近くまで低下したコンディションでスタートした。藤原は体調不良のため、翌日の2回目の予選に向けて体調を整えるべく、この予選をキャンセルした。
 この予選でトップタイムをマークしたのはランキング2位につけているカマルザマン(ホンダ)。藤原がフリー走行でマークしたタイムに迫る2分8秒247でトップ。以下成長著しいアブダラ(ヤマハ)、ババ(ヤマハ)と続いた。
 ファドリは2分10秒110で8番手、ザマニが2分11秒250で11番手、新たなセッティングにトライしたフアドは2分11秒552で13番手だった。
 今回の予選は路面温度の低下に加えて、このコース特有の砂の影響がありコンディションが良くなかったため、周回数を控えるライダーが目立った。

 明けて16日、フリー走行2回目が17時55分から、予選2回目が20時50分から行われた。
 フリー走行2回目はアブダラが序盤に前日藤原がマークしたタイムを破る2分7秒973をマークし、それにつられるように各ライダーともタイムを詰めてきた。しかし、藤原は2分7秒062という驚異的なタイムをマークし、このセッションでもトップを堅持、ポールポジション獲得の期待が高まった。
 気温が低下した予選2回目、藤原選手は圧巻の2分7秒144を記録、このタイムを破る者は現れなかったため、今シーズン4度目となるポールポジションを獲得した。予選2番手は今年初のフロントローとなるプラディタ(ヤマハ)、以下、アブダラ、カマルザマン、サトリア(ヤマハ)が続き、ファドリは2分8秒812で7番手、フアドは思うようにセットアップが進まず2分10秒966で14番手、ザマニは2分11秒486で16番グリッドから決勝を迎えることになった。

 決勝、カタールに来てから体調を崩し気味であった藤原ではあったが、ポールトゥフィニッシュを決めるべく集中力を高めてレース1に臨んだ。
 いよいよレース1がスタート、ポールポジションからホールショットを決めた藤原にババとアブダラの若い力が襲いかかる。両ライダーは2周目までに藤原をパスするが、藤原も前方で繰り広げられるバトルを冷静に分析しながら終盤のスパートに備えた。3台は2分7秒台という驚異的なペースで後続を引き離し、残り5周の時点で4番手のカマルザマンを13秒以上引き離していた。藤原は12周目に再びトップに立つが、ババ、アブダラ両名も懸命に追走、バトルは最終ラップにまで及んだ。
 しかし、最終コーナーをトップで帰って来たのは藤原。今季8勝目を挙げ、チャンピオンの貫禄を見せた。ファドリは中盤以降5台のバトルを制し、4位でフィニッシュ。フアドは終盤に遅れ8位、ザマニはトラブルによりリタイヤとなった。
 レース2でも藤原はホールショットを奪うが、何としても初勝利を挙げたい二人のライダーがレースをリードする。1周目に藤原をパスしたアブダラはその後、1度もトップを明け渡さずチェッカーを受け見事初勝利を飾った。藤原はババの直後にフィニッシュし3位獲得。レース2でセッティングを変更して臨んだフアドが3台のバトルを制して6位、ファドリはサトリアを交わせず8位、ザマニは15位でフィニッシュし今シーズンを終えた。

  • #37 藤原 克昭
  • #37 藤原 克昭
  • #37 藤原 克昭

リザルト

第1レースリザルト

         
Pos. No. Rider Machine
1 37 藤原 克昭 Kawasaki
2 52 Md Zamri Baba Yamaha
3 55 Hafizh Syahrin Abdullah Yamaha
4 162 Mohamad Fadli Kawasaki
5 25 Azlan Shah Kamaruzaman Honda
6 9 稲垣 誠 Yamaha
7 22 Rick Olson Yamaha
8 26 Ahmad Fuad Baharudin Kawasaki
9 81 M. Dwi Satria Yamaha
10 7 Doni Tata Pradita Yamaha
11 53 Md Emir Firdaus Hasan Honda
12 93 Md Zaqhwan Zaldi Honda
13 11 手島 雄介 Suzuki
14 95 Nasser Al Malki Yamaha
15 67 Krishnan Rajini Yamaha
16 27 Md Iskandar Raduan Yamaha
17 17 Md Hafieenaz Md Ali Yamaha

第2レースリザルト

         
Pos. No. Rider Machine
1 55 Hafizh Syahrin Abdullah Yamaha
2 52 Md Zamri Baba Yamaha
3 37 藤原 克昭 Kawasaki
4 9 稲垣 誠 Yamaha
5 25 Azlan Shah Kamaruzaman Honda
6 26 Ahmad Fuad Baharudin Kawasaki
7 81 M. Dwi Satria Yamaha
8 162 Mohamad Fadli Kawasaki
9 7 Doni Tata Pradita Yamaha
10 93 Md Zaqhwan Zaldi Honda
11 67 Krishnan Rajini Yamaha
12 20 Dimas Ekky Pratama Yamaha
13 53 Md Emir Firdaus Hasan Honda
14 11 手島 雄介 Suzuki
15 50 Ahmad Zamani Baharudin Kawasaki
16 27 Md Iskandar Raduan Yamaha
17 17 Md Hafieenaz Md Ali Yamaha

2011年 アジアロードレース選手権 ポイントランキング

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